本学 北欧デザイン研究所では2019年から北欧の暮らしや社会、建築・デザインの紹介を通して、日本のこれからの歩むべきヒントを探るためのシンポジウムや講演会等を企画してきました。本研究所の今年度最後の企画は、フィンランドとLIVEでつないでの森下圭子さんによるお話です。
森下さんの興味と知識は幅広く、ムーミン研究家で知られる森下さんですが、近年ではフィンランドで生まれた精神科医療モデルのひとつである「オープンダイアローグ」にも精通し、日本国内で通訳・紹介されています。また、フィンランド人に対する暖かい眼差しと、人間観察から紡ぎ出される洞察は愛とユーモアにあふれ、フィンランド(人)の本質に迫るもので多くのファンがいます。そんな森下さんに語ってもらう60分間。今回は、「フィンランド=ひと」に焦点を当てた森下さんの語りを存分に楽しめる企画としています。北欧・フィンランドに興味・関心を持たれる方であれば、どなたでも楽しめる内容です。
森下 圭子さん略歴:
日本大学藝術学部卒業後、ヘルシンキ大学にて舞台芸術とフィンランドの戦後芸術を学ぶ。 現地での通訳や取材コーディネート、翻訳などに携わりながら、ムーミンとトーベ・ヤンソンの研究を続けている。映画「かもめ食堂」のアソシエイト・プロデューサーを務める。著書に「フィンランドのおじさんになる方法。」(角川書店)ほか、各種雑誌などでも多く寄稿。ヘルシンキ在住歴27年。森下 圭子さん関連記事:
◆朝日新聞デジタル(連載:語学の扉):
フィンランド人ってムーミンそのもの 暮らして実感「ありのまま」
◆ムーミン公式サイト:
月刊 森下圭子のフィンランドムーミン便り
お話のキーワード:ムーミン、フィンランド、対話、勇気、好奇心、冒険、おもてなし
森下 圭子さんからお話にあたって一言
「フィンランドというと制度がよく話題になりますが、その制度を作った人たちは、いったいどんな風に考えたり見たりしているのでしょうか。今回は人々に焦点を当てて、人々がより良い暮らしのためにどんな工夫をしてきたのか一緒に考えていけたらと思います。また、私は『ムーミン』を研究していますので、もちろん『ムーミンから見ることのできるフィンランドの生き方や姿勢』を考察する時間にもなれば、と考えています。」
東北工業大学 北欧デザイン研究所 オンライン企画開催のご案内〜フィンランドとLIVEでつないで
主催:東北工業大学北欧デザイン研究所
後援:フィンランド大使館、東北工業大学 建築学部
日時:2022年3月12日(土)16:00~17:30(15:45から入室可)
会場:Web会議システム「Zoom」(ミーティング)によるオンライン開催
話題:『フィンランドで見つけた対話、好奇心、おもてなし
〜自分の声を聴くための日常と、自分の声を届けるための日常』
お話:森下 圭子さん
定員: 200名(先着順)
下記のフォーム、もしくはチラシのQRコードより登録・お申し込み下さい。
日程が近くなりましたら、Zoom URLをメールにてお伝えします。
お申し込みフォーム※メールアドレスの記載間違いのないようご確認下さい
お問合せ先:東北工業大学 北欧デザイン研究所 石井 敏 ishiis@tohtech.ac.jp
◆北欧デザイン研究所 オンライン企画 ~フィンランドとLIVEでつないで(PDF)