東北工業大学

東北工業大学におけるSDGs への寄与の深化

2018 年に本学は、持続可能な未来の東北をつくる「東北SDGs 研究実践拠点」の形成を宣言し、防災減災技術、医工学・健康福祉、そして地域・地場産業振興の3つの研究拠点を軸に、学内外協働を通して東北SDGs 研究実践拠点の形成を進めてきました。その後も、プロジェクト研究所開設や学内公募研究、製品開発や社会実装、そして東北各県および関東圏にて持続可能な未来の東北を考える円卓会議を開催するなど、SDGs 研究実践の拡充発展を図ってきました。2021 年度は、Society5.0 研究拠点および気候危機・対策技術研究拠点を増設致しました。
今般、東北工業大学はSDGs の理念や行動の社会への定着傾向を踏まえ、本学におけるSDGs への寄与を深化させるべく、取り組みを教育、研究、社会貢献、大学運営全般に広め、そして一層深めることとしました。またこの姿勢を < TOHTECH withSDGs > として社会に向け改めて宣言し、社会の皆様とともに推進することと致しました。本学のSDGsへの寄与は上記の5拠点に留まらず、例えばGoal4:教育、Goal7:エネルギー、Goal9:イノベーション、Goal12:生産・消費などなど、17 のゴールをほぼ網羅しております。
社会の変化、気候風土の変化、またデジタルなど技術の変化が大きく速く進む現代を、本学は、確かな教育と先進の研究そして責任ある社会実践活動にて乗り越え、持続可能なより良き未来の東北をつくるために、努力を傾注しております。
皆様からのご意見、ご要望、そして協働をお願い申し上げる次第です。

東北工業大学学⾧渡邉浩文

SDGs とは

「SDGs(Sustainable Development Goals)」とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された国際社会全体の目標です。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すため、貧困、教育、エネルギー、気候変動など17の達成すべきゴールと、それらを達成するための具体的な169のターゲットを国際目標として定めています。
国連サミットには150を超える加盟国首脳が参加し、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

国連広報センター Webサイト

本学のSDGsへの取組み

長町キャンパスがNetflix映画「パレード」のロケ地として紹介されました

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2024/03/28

8.働きがいも経済成長も

16.平和と公正をすべての人に

市民公開講座「安全運転と感情コントロール」(講師:総合教育センター 小川 和久 教授)が「月刊 自動車管理 4月号」に掲載されました

市民公開講座「安全運転と感情コントロール」(講師:総合教育センター 小川 和久 教授)が「月刊 自動車管理 4月号」に掲載されました

2024/03/22

3.すべての人に健康と福祉を

情報通信工学科 清水澤 大輔 さん(袁 巧微 研究室)が電子情報通信学会 無線電力伝送研究会のコンテストで優秀賞を受賞しました

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2024/03/22

4.質の高い教育をみんなに

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

都市マネジメント学科 小野 桂介 講師が第28回(2023年度)工学教育賞を受賞しました

都市マネジメント学科 小野 桂介 講師が第28回(2023年度)工学教育賞を受賞しました

2024/03/21

4.質の高い教育をみんなに

11.住み続けられるまちづくりを

13.気候変動に具体的な対策を

建築学部完成・卒業生初輩出記念特集としてインタビュー記事が建設新聞に掲載されました

建築学部完成・卒業生初輩出記念特集としてインタビュー記事が建設新聞に掲載されました

2024/03/15

11.住み続けられるまちづくりを

生活デザイン学科 谷本 裕香子 講師が所長を務める「認知症の人と環境研究所」が仙台メディアテークで映画作品の上映会を実施します

生活デザイン学科 谷本 裕香子 講師が所長を務める「認知症の人と環境研究所」が仙台メディアテークで映画作品の上映会を実施します

2024/03/14

3.すべての人に健康と福祉を

10.人や国の不平等をなくそう

11.住み続けられるまちづくりを

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研究紹介

大学紹介:持続可能な未来の東北をつくるTOHTECH with SDGs【学長 渡邉 浩文】

ヒトiPS細胞とエレクトロニクス・AI技術の融合により創薬に貢献する【鈴木 郁郎 教授】

建物ヘルスモニタリングシステムの開発
【薛 松濤 教授】

産学連携で企業とデザイン企画
【坂手 勇次 教授】

会計情報の活用とSDGs経営を実践する中小企業の調査研究
【川島 和浩 教授】

家と庭と景と|地域らしさを深めるデザイン研究
【大沼 正寛 教授】

歴史ある建物を未来へ伝える保存修復と活用
【中村 琢巳 准教授】

においを可視化する:呼気による健康管理を可能にする社会へ
【丸尾 容子 教授】

温故知新-近世の手法を現代の技術で評価して環境と防災の両立を
【菅原 景一 准教授】

VR技術を活用した教育用システムの開発
【グエン ヴァン ドゥック 講師】

個へのアプローチから壁のない社会をつくる
【谷本 裕香子 講師】

快適な建築環境の実現に向けた実測調査と環境デザイン
【大石 洋之 准教授】

風の動きを可視化する目に安全なレーザーの開発
【佐藤 篤 教授】

人工原子の作製と制御による高機能デバイスの実現
【柴田 憲治 教授】

東北SDGs 研究実践拠点

東北工業大学は、「保健(健康福祉)」、「科学技術イノベーション」そして「持続可能な都市」などの17のゴールを定める世界共通の取り組み「SDGs」に賛同し、以下の5つのコア研究テーマに重点的に取り組む「東北SDGs 研究実践拠点」の形成を、皆さまとともに進めています。

1. 気候危機・対策技術研究拠点
地球温暖化に代表される気候変動は、いまや気候危機(Climate Crisis)と呼称されるほど、その深刻さを増しています。人為の地球環境影響を含め、本学において関連研究が多く実施されていることからこれらを拠点化し、環境計測、環境影響予測と評価、そして関連技術開発と社会実装を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目的としています。
2. Society 5.0研究拠点
Society 5.0とは第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として提唱されたもので、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会と言われています。Society 5.0を実現するには、ICT、AI、IoT、ロボット等の技術が鍵となりますが、本学でもこれらに関連する研究が数多く行われています。本拠点は、これらの研究を連携・推進し、社会に貢献することを目指しています。
3. 防災・減災技術研究拠点
東北工業大学は、1978年の宮城県沖地震や2011年の東日本大震災など、様々な災害を乗り越えてきた防災減災研究に長年の実績と蓄積があります。そして、これからの気候変動等への対策についても様々な研究が推進されています。
4. 医工学・健康福祉研究拠点
超高齢化社会を迎え、健康に長く生きることのできる豊かな社会が求められています。幅広い工学分野の先端技術を結集して医療・福祉機器の開発を行う医工学研究(工学部)や、医療・福祉・保健を中心としたまちづくりによる地域環境および居住環境の質の向上などの福祉住環境の研究(建築学部)、さらに人間の幸福感を追究する人間科学研究(ライフデザイン学部)といった、医療・健康福祉の増進・向上により持続可能な社会の実現に貢献することを目的とした、本学のオリジナリティーに溢れる多彩な分野からなる研究拠点です。
5. 地域・地場産業振興研究拠点
本研究分野は、地域の自立(自律)を目指すことから、有形無形の地域資源活用のための調査から評価分析及び与条件設定とその活用展開(産業振興に関しては商品開発・流通開発等)を対象地域との協働による実践的研究を推進する拠点です。
東北SDGs研究実践拠点 プロジェクト研究所