SDGs とは
「SDGs(Sustainable Development Goals)」とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された国際社会全体の目標です。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すため、貧困、教育、エネルギー、気候変動など17の達成すべきゴールと、それらを達成するための具体的な169のターゲットを国際目標として定めています。
国連サミットには150を超える加盟国首脳が参加し、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
研究紹介
ヒトiPS細胞とエレクトロニクス・AI技術の融合により創薬に貢献する【鈴木 郁郎 教授】
建物ヘルスモニタリングシステムの開発
【薛 松濤 教授】
会計情報の活用とSDGs経営を実践する中小企業の調査研究
【川島 和浩 教授】
家と庭と景と|地域らしさを深めるデザイン研究
【大沼 正寛 教授】
歴史ある建物を未来へ伝える保存修復と活用
【中村 琢巳 准教授】
においを可視化する:呼気による健康管理を可能にする社会へ
【丸尾 容子 教授】
温故知新-近世の手法を現代の技術で評価して環境と防災の両立を
【菅原 景一 准教授】
VR技術を活用した教育用システムの開発
【グエン ヴァン ドゥック 講師】
個へのアプローチから壁のない社会をつくる
【谷本 裕香子 講師】
快適な建築環境の実現に向けた実測調査と環境デザイン
【大石 洋之 准教授】
風の動きを可視化する目に安全なレーザーの開発
【佐藤 篤 教授】
人工原子の作製と制御による高機能デバイスの実現
【柴田 憲治 教授】
東北SDGs 研究実践拠点
東北工業大学は、「保健(健康福祉)」、「科学技術イノベーション」そして「持続可能な都市」などの17のゴールを定める世界共通の取り組み「SDGs」に賛同し、以下の5つのコア研究テーマに重点的に取り組む「東北SDGs 研究実践拠点」の形成を、皆さまとともに進めています。
- 1. 気候危機・対策技術研究拠点
- 地球温暖化に代表される気候変動は、いまや気候危機(Climate Crisis)と呼称されるほど、その深刻さを増しています。人為の地球環境影響を含め、本学において関連研究が多く実施されていることからこれらを拠点化し、環境計測、環境影響予測と評価、そして関連技術開発と社会実装を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目的としています。
- 2. Society 5.0研究拠点
- Society 5.0とは第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として提唱されたもので、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会と言われています。Society 5.0を実現するには、ICT、AI、IoT、ロボット等の技術が鍵となりますが、本学でもこれらに関連する研究が数多く行われています。本拠点は、これらの研究を連携・推進し、社会に貢献することを目指しています。
- 3. 防災・減災技術研究拠点
- 東北工業大学は、1978年の宮城県沖地震や2011年の東日本大震災など、様々な災害を乗り越えてきた防災減災研究に長年の実績と蓄積があります。そして、これからの気候変動等への対策についても様々な研究が推進されています。
- 4. 医工学・健康福祉研究拠点
- 超高齢化社会を迎え、健康に長く生きることのできる豊かな社会が求められています。幅広い工学分野の先端技術を結集して医療・福祉機器の開発を行う医工学研究(工学部)や、医療・福祉・保健を中心としたまちづくりによる地域環境および居住環境の質の向上などの福祉住環境の研究(建築学部)、さらに人間の幸福感を追究する人間科学研究(ライフデザイン学部)といった、医療・健康福祉の増進・向上により持続可能な社会の実現に貢献することを目的とした、本学のオリジナリティーに溢れる多彩な分野からなる研究拠点です。
- 5. 地域・地場産業振興研究拠点
- 本研究分野は、地域の自立(自律)を目指すことから、有形無形の地域資源活用のための調査から評価分析及び与条件設定とその活用展開(産業振興に関しては商品開発・流通開発等)を対象地域との協働による実践的研究を推進する拠点です。