東北工業大学

デザイン工学専攻

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デザイン工学専攻

デザイン工学専攻で
何ができるか

人間生活や地域社会の現在地をみつめなおし、デザインという統合的な視点で、価値の創造や多様な人々の共創・共助を探求、実践できる人材の育成をめざしています。このため、2つの分野を設定し、ひろい知識を涵養するとともに、横断的な研究課題を掘り下げて調査研究や設計制作に取り組みます。

研究分野

分野名 研究チーム名
社会価値創造
分野
持続可能な社会環境のための制度デザインに関する研究
アプリケーションソフトウェアのデザイン開発プロセス研究
中小企業における管理会計の実践と組織デザインに関する研究
デザインによる製品価値向上に関する実践的研究
地域社会・文化におけるビジュアルデザインに関する実践的研究
視覚情報デザインに関する研究
多世代参画による地域中小企業の商品開発・販路開拓に関する実践的研究
マーケティングによる地域産業振興に関する研究
デザインと経営学の各領域との組合せから目指す社会実装の研究
地域共創科学
分野
地域の住環境デザインと経年醸成価値に関する研究
ルーラルエリアの生業景デザインに関する研究
地域持続性を高める多元的・循環的環境デザイン研究
東北地方における人と自然の交渉史に関する民俗学的研究
職・住・遊の日常生活と災害等の非常時行動からみた地域居住計画・景観計画に関する研究
自律的・持続的なくらしとコミュニティに関する実践的研究
生活者の意欲向上/QOL向上のための研究
安全性・快適性の向上と低炭素化を目指した室内熱空気環境の調整方法に関する研究
東北のクリマデザイン建築と新エネルギーデバイスの開発研究
高齢者施設における感染症リスクを低減させる建築・設備に関する研究

取得可能学位

学生便覧・シラバス

デザイン工学専攻の
教員紹介

デザイン工学専攻の
AEGGポリシー

教育方針・養成する人材像

生活や造形、産業や福祉といった具体的課題における「モノづくり」「カタチづくり」「システムづくり」を通して、人の心と生活を豊かにすることをめざし、広い知識と具体的技術をもったデザイナー、技術者、研究者を育成する。

G1

POLICY

学位授与方針(Graduation Policy/Diploma Policy)

社会に貢献する意欲と倫理観を有し、生活や造形、産業や福祉などの諸分野における既往研究を踏まえ、科学的究明や技術的解決、価値創造に取組み、論文または制作を通して成果・進展が認められる者に対して学位を授与する。

G2

POLICY

学生の指導方針(Guidance Policy)

学修・研究面に限らず日常的な生活指導を行うとともに、デザイン工学に関わる様々な社会の現場への積極的な参画を奨励する。これにより、各々の人間性向上、能力開発、進路開拓および研究におけるリアリティ追求に資することをめざす。

E

POLICY

カリキュラム編成・
実施の方針(Education Policy/Curriculum Policy)

  1. 博士(前期)課程
    創造や統合を趣旨とするデザイン工学に関わる諸学問として、とくに生活や造形、産業や福祉といった分野に関わる科目群を適切に配置し、これらを自由に選択履修することができるよう構成する。前期課程1年次は、これらの選択履修により視野を広げる一方、2年次では、高度な専門領域の学修を進めていく。すなわち各々の具体的課題において、学術・技術・芸術の各面における統合と深化をめざし、これに必要な研究プログラムならびに指導体制を整える。
  2. 博士(後期)課程
    デザイン工学分野について、研究者として自立して研究活動を行うために必要な、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。

A

POLICY

入学者受入の方針(Admission Policy)

基礎学力と総合的判断力を有する人。専門分野における活動実績や秀でた能力を有する人。専門知識・技術・技能修得に強い意欲を持つ人。高い倫理観を有し、地域社会から国際社会において社会貢献に熱意を持つ人。

身につけておくことが
望ましい科目

当該分野に関わる基礎的専門科目及び英語。

大学院生・修了生メッセージ

大学院生メッセージ

現地で交流する難しさと面白さ
「実践」を伴う研究に手応え

H.H.さん 博士(前期)課程1年

地域共創科学分野
所属研究室教員 大沼 正寛 教授

就職活動で興味を持ったベンチャー企業が新卒採用を行っておらず、研究室の活動を通じてその企業のプロジェクトに関わろうと、大学院進学を決めました。1次産業のブランディングを学ぶ企業のスクールに足を運び、そこで活動する現地の農家や企業と交流しながら研究を進めています。地域の方々との直接の関わりには難しさと面白さの両方があります。学部時代の卒業研究は「提案」止まりでしたが、大学院では現地の生の声を聞きながらアイデアを形にしていく「実践」を伴う手応えも感じています。将来は地域を活性化できるような人材になりたいです。

修了生メッセージ

国内外での得がたい経験と挑戦が
今、仕事の中で役に立っています

株式会社
NTTファシリティーズ

R.Y.さん

[2021年3月修了]博士(前期)課程
ライフデザイン学研究科 デザイン工学専攻

OB訪問で興味を持ったのが、歴史ある図面を継承しながら既存の建物の長寿命化を手掛ける今の職場。NTTグループの通信網を支える局舎の改修や模様替えに当たって必要な、図面を基にした工事の概算、工期の算出などを担当しています。企業独自のルールはあるものの、ベースとなるのは学部・大学院時代に学んだ建築の知識です。大学院で培った、焦点を絞る「ミクロ」の視点、全体を俯瞰する「マクロ」の視点の両方で一つの物事を見て考える姿勢や、いろいろな人たちと関わった経験も、仕事の中で役に立っているのを感じます。
大学院では先生方の勧めで、さまざまなことに挑戦し、多くの方々と接する機会もいただきました。特にイタリアでのワークショップは、言葉の壁がありながらも試行錯誤してコミュニケーションを取った、得がたい経験でした。