Greeting
東北工業大学は2024年に60周年を迎えました。
「わが国、特に東北地方の産業界で指導的役割を担う高度の技術者を養成する」ことを建学の精神とする本学は、これまで約39,000人の学士(学部卒業生)、800人の修士(大学院博士(前期)課程修了生)、40人の博士(大学院博士(後期)課程修了生)を輩出し、まさに、わが国、特に東北地方の産業界を支える人材供給拠点となっています。活躍する卒業生・修了生諸兄姉に心からの感謝と敬意を表明いたします。
時の流れのある一点を捉え、そこに特別の意味付けをすることに、どれほどの意味があるのかは不明ですが、60周年は人間であれば長寿の祝いの最初の機会になっているように、大学業界でも、様々な変革を進める節目の年になるようです。
本学でも、2024年に大学院工学研究科から建築学研究科が独立し、環境応用化学専攻が開設されました。また永らく建築学科、工業意匠学科(現:産業デザイン学科、生活デザイン学科)等の学生・教職員が過ごした八木山キャンパス5号館の建て替えが実施に移されます。2025年には工学部4学科の課程制移行とライフデザイン学部経営コミュニケーション学科の経営デザイン学科への名称変更が構想されています。さらなる大学院改革の議論も進めているところです。
科学技術の急進や社会・環境の変化に機敏に対応し、試行錯誤を許容しながらひろく学び知をつなぐ、「未来のエスキースを描く。」東北工業大学であり続けたいと存じます。
2024年 4月
News
Concept
八木山・長町キャンパスの2つのキャンパス大きな2つの円(6の円と0の円)で表現し、その繋がりをラインの途切れないロゴで表しました。
5本のラインは、3本の各学部カラーによるラインを工大ブルーのライン2本で挟むデザインとなっています。
記念ロゴとしての華やかさなども考えましたが、2024年という新たな時代の幕開け、東北工業大学のこれからに期待する思いを込めて、未来的な印象やかっこよさを伝える想いで制作しました。
「60」という数字のバランスが難しく、視覚的に美しいバランスを目指すための調整が難しかったです。
また、タイプフェイスにもこだわり、工業らしく未来的な雰囲気を出すために無機質で幾何学的な書体である「DIN」を採用しました。
意匠学生ラボ
ライフデザイン学部 産業デザイン学科
3年 田村 青空さん
Cross Talk
Special Events
理系大学生向けの授業動画を配信するYouTubeチャンネル”予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」”の講師、ヨビノリたくみ氏と工学部の4名の教授が「未来のスマホ」について、台本無しのトークセッションを行いました。
異なる分野の専門家が考える未来のスマホはどんなものなのか?ぜひ動画をご覧ください。
登壇者:電気電子工学科 室山 真徳 教授
情報通信工学科 角田 裕 教授
都市マネジメント学科 権 永哲 教授
環境応用化学科 丸尾 容子 教授
建築学科は、工学部3番目の学科として工学部建築学科として1966年にスタートし、これまで約9,000名の卒業生を輩出してきました。東北、そして日本の建築を支える建築設計者・技術者を養成する使命をさらに明確にし、強固にするため、2020年4月からは北関東以北、東北・北海道では初となる「建築学部」を設置し、建築学部建築学科としてさらに充実させてスタートを切りました。
今回は大学60周年の記念企画行事の一つとして、本学建築学科を卒業して建築の世界で活躍する卒業生5名による座談会を実施しました。建築の最前線で活躍する卒業生の声を通して、建築の「学びの楽しさ」や「仕事の魅力」を伝える内容となっています。これから建築を学ぼうと考えている未来の建築設計者・技術者に向けたメッセージです。
【前編】【後編】に分けて公開していますので、ぜひご覧ください。
東北工業大学60年の歴史の中で、工学部工業意匠学科を起源としたデザインの分野に経営の分野を加え、2008年、長町キャンパスにライフデザイン学部が設置されました。
本パンフレットは、ライフデザイン学部をより広く社会に認知していただくため、本学60周年記念事業の一環として発行いたしました。
パンフレットの編集・デザイン・イラストレーションは本学卒業生に担当していただきました。
グラフィックデザイナー 棚井 重仁さん(1998年 工業意匠学科卒業)
イラストレーター 佐々木 奈菜さん(2010年 デザイン工学科卒業)
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