絶対零度のふしぎ
教授 新井 敏一
授業内容
絶対零度 = -273℃。これ以下の温度は存在しない究極の低温です。極限まで冷却された物質はどうなるのでしょうか?絶対零度の世界でだけ見ることができる不思議な量子現象をのぞいてみましょう。
■学びのキーワード/物理学 超低温 超流動

> 入試情報 > 出前授業
本学では、「創造から統合へ-仙台からの発進-」をユニバーシティスローガンに掲げ、教育・研究の情報発信に鋭意取り組んでいます。その一環として平成15年度より「出前授業」を実施しております。これは、高校生を対象に「社会の中で生かされている学問」をより分かりやすく伝えたいとの思いから始まりました。
例年多くの生徒の皆様にご利用いただいており、本年度も皆様に興味を抱いてもらえるような、進路の参考として役立つ内容の授業テーマをご用意いたしました。また、メニューにない授業やテーマについてご要望がございましたら、お知らせください。できる限り対応させていただきます。
なお、本学では、この出前授業を社会貢献の一環として本件に係る経費については、旅費等を含め一切いただいておりません。ぜひ本学の「出前授業」をお気軽にご利用ください。
申込書をダウンロードし、必要事項を記入のうえ
入試広報課にお申し込みください。
オンラインの出前授業を希望される場合は
こちらの申込書をご利用ください。
〒982-8577 仙台市太白区八木山香澄町35-1
Tel: 022-305-3111
Fax: 022-228-1813
Mail: nyushi@tohtech.ac.jp
準備の都合上、実施日の2週間前までにお問い合せください。
お申込みは任意の書式で結構ですが、次の項目等をお知らせください。
教授 新井 敏一
授業内容
絶対零度 = -273℃。これ以下の温度は存在しない究極の低温です。極限まで冷却された物質はどうなるのでしょうか?絶対零度の世界でだけ見ることができる不思議な量子現象をのぞいてみましょう。
■学びのキーワード/物理学 超低温 超流動
教授 伊藤 仁
授業内容
我々の社会生活の基盤となる音声を用いたコミュニケーションについて概説します。本講義では、音の物理的な性質を身近な例を用いて解説します。また音に関する応用技術として本学で開発中の歌声合成システムについて紹介します。
■学びのキーワード/音響工学 聴覚 音声合成
教授 内野 俊
授業内容
半導体はスマートフォンをはじめとして、身のまわりの色々な電気製品に使われています。その結果、エレクトロニクス産業は自動車産業に匹敵するほど大きく成長しました。本講義では半導体素子のしくみ、その歴史、最先端の半導体研究について解説します。
■学びのキーワード/コンピュータ 電気電子 材料
准教授 小野寺 敏幸
授業内容
X線やガンマ線は物体を簡単に通り抜ける性質を持っています。この性質を利用したX線CTのような機器には、X線やガンマ線を検出するためのセンサーが必要です。センサーのコアとなる結晶の作り方をはじめ、センサーの応用例を紹介します。
■学びのキーワード/放射線検出器 半導体 結晶育成
教授 葛西 重信
授業内容
次世代のモノつくりとして注目されているバイオ材料(抗体、酵素などのタンパク質、細胞など)は生命環境の親和性及びエネルギー効率に優れたバイオ電池にも応用されています。最近の面白い研究と葛西研究室で作製したデバイスの魅力を紹介します。
■学びのキーワード/バイオチップ 細胞 酵素
准教授 辛島 彰洋
授業内容
本講義では、脳の情報処理システムや健康維持に関わる機構のような生体の優れた機能に関する最新の基礎研究を紹介します。さらに、これら基礎研究の成果が医療や福祉にどのように応用されているのかについて、工学的な視点から解説します。
■学びのキーワード/生体情報工学 医工学 神経科学
教授 小林 正樹
授業内容
光子をとらえる超高感度カメラを駆使して肌の健康状態を画像としてとらえる研究について紹介します。最先端の光エレクトロニクス技術と、それを利用して紫外線による皮膚の酸化ストレスなどのトラブルを安全に美容診断する技術について解説します。
■学びのキーワード/光エレクトロニクス 医工学 画像計測
教授 柴田 憲治
授業内容
近年のテクノロジーの急速な進歩により、自然界に存在する原子と似た振る舞いを示す「人工原子」を半導体材料を使って作り出すことが可能となりました。授業では、人工原子の作り方と性質、応用に向けた研究などについてご紹介します。
■学びのキーワード/原子 電子 半導体
教授 下位 法弘
授業内容
再生可能エネルギーを有効利用するためにはエネルギーを蓄える電池(二次電池)の活用が必要です。昨今、二次電池は小型家電から電車にまで応用が広がっています。授業では二次電池のしくみと再生可能エネルギーの応用に向けた開発の最先端を紹介します。
■学びのキーワード/物理化学 電池 エネルギー
教授 鈴木 郁郎
授業内容
ヒトiPS細胞から作製した細胞の創薬、医療への応用が期待されています。創薬支援技術や再生医療への応用を目指したヒト神経細胞の機能を電気的に計測する「細胞センシング技術」に関する研究から実用化展開の最新情報を紹介します。
■学びのキーワード/脳・神経系 ヒトiPS細胞 生体医工学
教授 田河 育也
授業内容
ハードディスク装置(HDD)はデータセンタの主役であり、ビッグデータや人工知能等に不可欠の技術です。磁気記録が発明されてから120年かけて完成されたHDDの高度な技術、特に仙台で発明された垂直磁気記録やトンネル磁気抵抗効果を紹介します。
■学びのキーワード/電子工学 磁気記録 ハードディスクドライブ
准教授 田倉 哲也
授業内容
ワイヤレスでエネルギーを送る技術を利用した製品が徐々に私たちの生活に普及の兆しを見せつつあります。本講義では、どのようにしてエネルギーを離れたところに送ることができるのか、また、どのようなものに応用できるのかについて解説します。
■学びのキーワード/電気 磁気 医工学
教授 中山 英久
授業内容
高機能センシングを実現するためには、AI(機械学習のアルゴリズム)を用いて、取得した大量のデータを、効率良く分析する必要があります。本講義では、教師なし学習の代表的な手法であるk平均法を用いたセンサ情報処理のアルゴリズムを概説します。
■学びのキーワード/機械学習 教師なし学習 センサ情報処理
教授 藤田 豊己
授業内容
ロボットは、機械・電子・情報技術の統合システムであり、カメラからの視覚情報により状況を認識・判断して知的に行動することが期待されています。本講義では、ロボットの仕組みを解説するとともに、知的行動のための視覚機能の研究について紹介します。
■学びのキーワード/ロボティクス 知能ロボット ロボットビジョン
教授 水野 文雄
授業内容
メカトロニクスとは電子工学と機械工学の融合技術であり、近年、メカトロ技術を医療や福祉へ応用することが試みられています。本講義では、メカトロニクスの基礎についての解説とメカトロ技術の医療福祉への応用事例、研究紹介などを行います。
■学びのキーワード/メカトロニクス ウェアラブルデバイス 医療・福祉支援技術
教授 宮下 哲哉
授業内容
テレビに代表される液晶ディスプレイの表示原理を光と液晶の基本特性から説明し、最先端の表示技術を紹介します。また、ディスプレイに望まれている性能から、ディスプレイがどのように発展・進化するかという将来像・夢についてお話をします。
■学びのキーワード/ディスプレイ 液晶 光学
准教授 室山 真徳
授業内容
ロボットに五感を付与することで人間に匹敵する動作などが実現でき、社会応用が格段に近づきます。研究してきた次世代ロボット用触覚センサの成果を社会に還元するため、スタートアップ会社を設立しました。これからのロボットのあり方についてお話します。
■学びのキーワード/次世代ロボット 触覚センサ 社会応用
准教授 井上 雅史
授業内容
知りたいことがあった時に、インターネット上の情報を検索することがよくあります。そして、検索の仕方によって得られる情報も変わってきます。情報を検索するシステムがどのような考えに基づいて作られているのか知り、検索行動を見直してみましょう。
■学びのキーワード/検索 インターネット 行動
教授 袁 巧微
授業内容
近年、電磁波を用いたケーブルなしで電力を伝送する技術が注目されています。電気製品への送給電など幅広い分野での応用が期待されています。本授業では電池なしミニ四駆の走行、ドローンの飛行の応用例を通し、ワイヤレス送給電技術の基本原理を説明します。
■学びのキーワード/ワイヤレス 送給電 電波
教授 河野 公一
授業内容
人工衛星は地上の広い範囲を定期的に観測できます。そのため、人工衛星は台風や流氷、黄砂や森林火災といった地球規模の自然現象の観測に用いられています。人工衛星を用いた地球観測技術の概要と具体的な研究事例を多数の衛星画像を使って紹介します。
■学びのキーワード/衛星リモートセンシング 画像処理 森林火災
講師 北 元
授業内容
自然界には電磁波の放射を伴う現象が数多く存在し(雷・太陽・惑星など)、大型のアンテナなどを用いた観測でその特性を明らかにすることができます。この授業では最新の研究動向を紹介し、電磁波計測技術が自然科学で果たす役割について紹介します。
■学びのキーワード/宇宙 電磁波計測 アンテナ(電波望遠鏡)
教授 木戸 博
授業内容
声で犯人を捕まえる!大げさな表現ですが、実際に声の特徴を模様にした「声紋」を用いて行われています。また、若者には聞こえるのに年配の人には聞こえない音があるなど、身近でありながら、あまり知られていない私たちの声と聴覚について説明します。
■学びのキーワード/音声 聴覚 聴取印象
講師 グエン ヴァン ドゥック
授業内容
バーチャル・リアリティ(VR)は、教育、製造、ヘルスケア、コミュニケーションなど、幅広い業界で劇的な改善を引き起こす可能性を秘めています。本授業ではVRの基本的な概念、主要なアプリケーション、および課題について説明します。
■学びのキーワード/バーチャル・リアリティ 遠隔臨場感 人工環境
教授 工藤 栄亮
授業内容
日本の携帯電話加入者数は総人口を越え、複数台所有している人も増えています。また、WiFiと呼ばれている無線LANの利用者も増えています。本授業では、スマホ等の無線端末がネットワークにつながる仕組みや無線伝搬路などについて紹介します。
■学びのキーワード/携帯電話 無線LAN 電波
教授 工藤 栄亮
授業内容
5G、LTEなど携帯電話に関係する言葉を耳にする機会が増えていますが、一体何なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?本授業では、これまでの携帯電話の進化の歴史をふりかえりながら、5Gについて、解説していきます。
■学びのキーワード/5G LTE 携帯電話
教授 佐藤 篤
授業内容
レーザー光は、自然光にはない多くの特徴を持っています。レーザーは、光通信においては送信機の役割を果たします。この授業では、レーザーの原理や特徴、そして、レーザー光がどのように情報を運んでくれるのかを環境計測技術を題材に説明します。
■学びのキーワード/光技術 レーザー リモートセンシング
教授 鈴木 健一
授業内容
コンピュータは「命令」と呼ばれる小さな計算を高速に処理します。コンピュータを人間の思い通りに動かすために、「命令」を並べたものがプログラムです。コンピュータの仕組みと最新のスーパーコンピュータに関する技術を紹介します。
■学びのキーワード/コンピュータ マイクロプロセッサ 情報技術(IT)
教授 田村 英樹
授業内容
人間が聴覚により直接情報を得られる音は20〜20kHzの周波数ですが、それ以上の超音波を用いるとディジタル機器用の正確な時間を作り出したり、通信機に不可欠の電子部品、またモータや加工機など広く応用が可能です。これらの原理と応用を解説します。
■学びのキーワード/超音波 振動 電子素子
教授 角田 裕
授業内容
社会的な問題となっている情報の漏えいや改ざんはいったいなぜ起こるのでしょうか?この授業では「情報セキュリティ」とはいったい何なのか、情報を守るためにはいったいどんなことが必要なのか、一緒に考えてみたいと思います。
■学びのキーワード/情報セキュリティ ネットワーク 情報漏えい
教授 中川 朋子
授業内容
宇宙といえば真空!?実は太陽の大気が超音速「太陽風」となって宇宙空間に噴き出しています。太陽の紫外線によって荷電粒子となった太陽風は、地球や月や惑星に吹き付けて、オーロラや磁気嵐を発生させます。物理で習う勉強が宇宙の研究につながっています。
■学びのキーワード/宇宙空間 太陽風 惑星探査機
教授 野口 一博
授業内容
地上波ディジタル放送を始めとして、電話からテレビ放送に至るあらゆる情報伝達は、急速な勢いでディジタル化が進んでいます。本授業では、ディジタル通信のしくみとその特長をわかりやすく説明し、なぜディジタルなのかについて解説します。
■学びのキーワード/電気通信 情報処理 伝送方式
教授 野口 一博
授業内容
フォトニックネットワークとは、光信号を光のままで処理する究極の光ファイバ通信ネットワークのことです。本授業では、フォトニックネットワークの概念について解説するとともに、その実現に必要となる光スイッチなどの光デバイスについて説明します。
■学びのキーワード/光通信 ネットワーク 光部品
教授 松田 勝敬
授業内容
インターネットは多くの人に使われている便利な道具です。しかし、意外とスマホやケーブルの先が、どのような仕組みでつながっているか知らないものです。ケーブルの先に何があるのか、インターネットは何があぶないのかについて分かりやすく説明します。
■学びのキーワード/インターネット セキュリティ スマートフォン
教授 松田 勝敬
授業内容
技術の進歩により、色々な物をネットワークにつなげることができるようになりました。マイコンという小さなコンピュータと、無線を使ったネットワークで、身の回りの物をネットワークにつなげたらどのような事ができるようになるか説明します。
■学びのキーワード/マイコン ビッグデータ IoT
教授 三浦 直樹
授業内容
現代社会を様々な形で支えている情報通信技術ですが、その技術を利用するのは人間であり、人間が使いやすいシステムを作り上げる事は非常に重要な課題です。この授業では、脳科学の研究事例を通じて、「使いやすい」とは何かを考えてみたいと思います。
■学びのキーワード/技術と社会 脳科学 リスク認知
准教授 縄田 耕二
授業内容
次世代無線通信で利用されるテラヘルツ電磁波は様々な物質を透視できるため、目で見えないものを見る新しい光としても期待されています。本授業では、テラヘルツ光の特長を説明し、通信以外にも広がるテラヘルツ光利用について紹介します。
■学びのキーワード/テラヘルツ光 透視 非破壊検査
准教授 八巻 俊輔
授業内容
ディジタル信号処理とは、音声や画像などの信号データを処理するための技術で、最近ではAIにも応用されている技術です。本授業では、ディジタルフィルタを用いたディジタル信号処理技術について解説し、AIへの応用についても紹介します。
■学びのキーワード/ディジタル信号処理 ディジタルフィルタ AI
教授 河井 正
授業内容
我々は皆地盤の上で生活しています。地盤は粒粒の集まりでその間に地下水があり液状化が発生します。丘陵地では傾斜している地面が崩れて落ちる可能性もあります。これら全てを調査して万全に対策するお金は無いので、実は様々なリスクが残されています。
■学びのキーワード/地盤 斜面 液状化
教授 河井 正
授業内容
国の豊かさはエネルギーの確保と密接に繋がっています。我々は既にそれを享受して豊かな暮らしをしていますが、資源も無く自然災害の多い日本が今後も継続出来るかは分かりません。実は土木工学はそんな大事なエネルギーの確保と密接に結びついています。
■学びのキーワード/地盤 耐震 電力
教授 菊池 輝
授業内容
「土木」と「心理学」 - 関係が無さそうで実は深い関係があります。この講義では、土木施設がかかわる具体的な問題を取り上げ、社会的ジレンマ問題や選択的注意といった従来心理学が対象としていた視点から解説を行い、解決策をみなさんと一緒に考えます。
■学びのキーワード/社会心理学 認知と行動
教授 小出 英夫
授業内容
セメントとコンクリートって違うの?鉄筋コンクリートってコンクリートより強いの?鉄筋(鉄)だけじゃだめなの?自宅のマンションなど、身近な人も多いはずですが、良くわからないことも・・・。わかりやすくご説明します。
■学びのキーワード/コンクリート 構造物 材料
准教授 権 永哲
授業内容
最近、われわれの日常生活までその適用範囲が広がっている人工知能(AI)について概念からわかりやすく説明します。また、人工知能によるトンネル工事のリスクマネジメントを中心に建設事業への適用事例も紹介します。
■学びのキーワード/人工知能(AI) リスクマネジメント トンネル
教授 近藤 祐一郎
授業内容
ECOなまちづくりに必要な5R(Reduce, Reuse, Recycle, Refine, Reaction)を切り口に、外国のまちを歩きながら出会った事例について写真を使いながら紹介します。そこから私たちのまちづくりを考えていきます。
■学びのキーワード/エコ まちづくり 外国
准教授 菅原 景一
授業内容
河川の環境は守った方が良い、でも、洪水が氾濫しては困る。では、どのように河川を管理していったら良いのだろうかということについて考えます。そのために必要となる現在の河川管理の考え方や技術についてお話しします。
■学びのキーワード/河川 環境 防災・減災
准教授 菅原 景一
授業内容
青年海外協力隊員としてタンザニア連合共和国で二年間教員をした経験をもとに、現地で撮影した写真を見ながら、現地で感じたこと考えたことをお話します。幸せとは?豊かさとは?どういうことなのかについて一緒に考えます。
■学びのキーワード/援助 国際理解 幸せ
教授 須藤 敦史
授業内容
将来を予測することができれば、こんなにいいことはない。競馬で一着を予測できれば大金持ちになれるし、地震を予測できれば命や財産を守れる。果たしてリスクが無い社会とはどういうものだろうか?われわれの将来をどう考えればよいのでしょうか?
■学びのキーワード/リスクマネジメント 過去と未来 計測と分析
教授 須藤 敦史
授業内容
国内・海外において生活を支える施設(インフラストラクチャー、社会基盤施設)はどのような仕組みで作られていくのか?また長く使っていくために何をしている(メンテナンス、維持管理)のか?建設マネジメントの役割をわかりやすく説明します。
■学びのキーワード/マネジメント インフラストラクチャー メンテナンス
教授 須藤 敦史
授業内容
自然災害や社会現象の発生を予測することができれば、こんなにいいことはない。自然災害や社会現象を予測できれば、命や財産を守れ、安心してくらせます(リスクの回避)。これら自然現象や社会現象の発生をどう考えたらよいのでしょうか?
■学びのキーワード/自然災害・社会現象 確率過程 過去と未来
教授 高橋 敏彦
授業内容
知っているようで案外詳しくは知らない海の身近な話題や、生活に関連している海の話を取り上げます。例えば、海の日と明治天皇は関係ある?海水浴で溺れる大きな原因の一つに離岸流・・・その脱出方法は?また、現在の研究内容の一端も紹介します。
■学びのキーワード/海 海岸 身近な話
准教授 泊 尚志
授業内容
私たちが住むまちを、調和を取りながらみんなにとってより良いものにしていくためには、計画づくりが重要です。しかし、まちの全員の意見を反映することは簡単ではありません。どのような決め方が望ましいのかについて考えます。
■学びのキーワード/公共計画 意思決定 市民参画
准教授 泊 尚志
授業内容
近年、日本を訪れる外国人観光客が急増していますが、東北地方ではそれほど急増していません。そもそも外国人観光客は「東北地方」をご存知でしょうか。また、東北地方の魅力は何なのでしょうか。観光振興の観点から東北地方の将来の発展について考えます。
■学びのキーワード/インバウンド観光政策 東北地方 地域・都市計画
准教授 北條 俊昌
授業内容
私たちの社会では日々大量の排水や廃棄物が生じています。しかし微生物の力を借りれば有機物が多い排水や廃棄物から水素ガスやメタンガスなどのエネルギーを作り出すことができます。微生物によるエコなバイオエネルギー生産技術について易しく解説します。
■学びのキーワード/有機性排水・廃棄物 バイオエネルギー 微生物
教授 山田 真幸
授業内容
インフラストラクチャー、社会基盤って何?今日学校に来た道筋を考えてください。通った道路、橋、トンネル、すなわち交通網、ダム、港、水道など私達の日々の生活を支える「公共的な物や組織」のことです。この役割を橋の話を中心に分かりやすく説明します。
■学びのキーワード/インフラストラクチャー 橋 鉄(鋼)
教授 穴澤 正宏
授業内容
数理モデルとシミュレーションは、様々な現象が起こるメカニズムを理解したり予測したりするのに有効な方法です。生物の個体数変化、生物の種間競争と共存、感染症の流行などを題材に、数理モデル作成の考え方や数理モデルから分かることをお話しします。
■学びのキーワード/数理モデル 生物の個体数 生物の種多様性
教授 内田 美穂
授業内容
日常生活で、食事や呼吸などを通して化学物質を体の中に取り込んでいますが、化学物質の性質により、人の健康にリスクを生じることがあります。化学物質が人の健康や生態系に及ぼすリスクの大きさはどのような考えに基づいて表すのか紹介します。
■学びのキーワード/化学物質 リスク 摂取・曝露
教授 加藤 善大
授業内容
水素を化学の力を利用してつくる水の電気分解という方法を中心に説明します。また、研究室で開発している海水を電気分解しても陽極から塩素を出さず酸素のみを出す酸素発生陽極について紹介します。
■学びのキーワード/電気分解 酸素 水素
教授 佐藤 善之
授業内容
液体がなぜ物を溶解するのか?液体と気体の違いは何か?超臨界流体の特性を切り口に、流体の性質や評価方法を紹介します。さらに超臨界流体を使った環境にやさしい発泡、塗装、洗浄といった技術について紹介します。
■学びのキーワード/溶解力 発泡 塗装
准教授 佐野 哲也
授業内容
森林バイオマス燃料について、種類や製造工程を樹木の特性に触れながら解説します。そして、電力だけでなく熱源としても利用が可能であることの利点と重要性を、バイオマス発電施設の多くで導入されている熱電併給システムについて学ぶことにより考察します。
■学びのキーワード/森林 バイオマス燃料 コジェネレーションシステム
准教授 佐野 哲也
授業内容
土壌の機能のうち、植物や生物を育てる機能と有害物質の吸着・浄化に関する機能に着目し、土壌のイオン交換能に関する実演を交えながら解説をします。
■学びのキーワード/土壌 イオン交換 有害化学物質
准教授 多田 美香
授業内容
人間はもちろんすべてのモノや生体は化学物質で構成されています。健康管理のためのモノづくり技術や食品などの機能性を分析するためには応用化学が必要です。この授業では、生体で起こる化学反応から健康状態を知るための方法や機能性の評価法を紹介します。
■学びのキーワード/生体 医工学 健康
准教授 多田 美香
授業内容
薬、化粧品、食品に含まれる化学物質の生体への効能や環境汚染物質が及ぼす生体への影響を考える上で、さまざまな分析技術で膨大なデータを取得・解析しなければなりません。この授業では、分析化学と人工知能(AI)を融合した新しい技術を紹介します。
■学びのキーワード/薬 化粧品 食品
助教 野澤 壽一
授業内容
地球温暖化の影響によって、近年、風が強い日が多くなっています。強風を制御する装置や技術など風環境改善する方法についてお話します。
■学びのキーワード/風工学 強風制御 環境改善
助教 野澤 壽一
授業内容
カーボンニュートラルの実現に必要不可欠な、省エネルギー技術の中の工業化学についてお話しします。
■学びのキーワード/カーボンニュートラル エネルギー 化学
助教 野澤 壽一
授業内容
現在の日本のモノづくりの発展に貢献した化学製品の歴史についてお話しします。
■学びのキーワード/モノづくり 化学 企業史
教授 丸尾 容子
授業内容
化学は材料開発等を通して社会の基盤を支えています。スマートフォンや電池などに使われている化学材料がどのように開発されてきたのか、今後の研究開発の方向はどうなっているのか。化学がどのように持続可能な社会に貢献しているのかなどをお話しします。
■学びのキーワード/ナノ材料 エネルギー 機能材料
教授 山田 一裕
授業内容
偏在する水資源をめぐる争いや、都市化や農業生産の拡大によって世界中に水環境の問題が存在します。一方で、日本は多くの輸入に頼っており、海外の水問題は私たちの食生活とつながっています。どのような問題があるのか、水を通して考えてみましょう。
■学びのキーワード/バーチャルウォーター 水質汚濁 有害化学物質汚染
教授 新井 信幸
授業内容
近年、日本のみならず欧米諸国でも、60~70年代に郊外に建てられたローコストの公的集合住宅、いわゆる団地の再生が取り組まれています。これらの実例を紹介しながら、これからの住まいまちづくりについて考えていきます。
■学びのキーワード/団地 再生 まちづくり
教授 新井 信幸
授業内容
空家は郊外を中心に増加傾向にあり、地域のスラム化が懸念されています。一方、これらの空家をまちづくりの資源として積極的に活用されているところがあります。これらの実例を紹介しながら、リノベーション型まちづくりについて考えていきます。
■学びのキーワード/空家 リノベーション まちづくり
教授 有川 智
授業内容
日本の住宅は長持ちしない?長寿命建築の材料・構法を通して、「いいもの」とは何かを考え、「しっかり手入れをして」いくために必要な維持管理のしくみを学び、愛着をもって「長く大切に使う」ことの意義について建築生産の観点から講義します。
■学びのキーワード/住宅 長寿命化 維持管理
教授 石井 敏
授業内容
高齢者介護は大きな社会問題です。介護問題=認知症介護でもあります。実は高齢者介護には「建築」や「環境」が大きく関わり、重要な役割を果たします。高齢者介護施設の現状を見ながら、人の暮らしを支える空間・環境についてわかりやすく解説します。
■学びのキーワード/建築計画 福祉施設 環境づくり
教授 石井 敏
授業内容
サウナやムーミンで知られるフィンランドは福祉最先端の国であると同時に、美しく優れた建築やデザインも有名です。フィンランドの建築・デザイン、高齢者施設とそこでの暮らしの姿を、日本のそれらの姿と対比しながら「豊かさ」とは何かを考えていきます。
■学びのキーワード/建築計画 フィンランド デザイン
准教授 大石 洋之
授業内容
人は生活の多くの時間を建物の中で過ごします。建物内での居心地や過ごしやすさを向上させるためには、建物の物理的な環境整備は当然であるが、利用者側の理解も重要となります。本講義では、人を中心として建築環境を捉える研究分野について紹介します。
■学びのキーワード/建築環境工学 環境心理 生理量
教授 鍵屋 浩司
授業内容
家の中にある身近なものの燃え方や、このような可燃物が燃えて起こる火事に対して、どのように建物やまちを燃えにくくしているのか、またビルの中で火事が発生した時に、ビルの中の人が火や煙に巻かれないで避難できるようにするしくみについてお話しします。
■学びのキーワード/防火 避難 煙
教授 菊田 貴恒
授業内容
建築材料の進化は目覚ましく、近年ではコンクリートに様々な繊維を混入し鉄のようにねばり強いセメント系材料の開発が進んでいます。これらコンクリート材料の先端研究を紹介すると共に、より地震に強い「ねばり強いコンクリート材料」について紹介します。
■学びのキーワード/コンクリート 先端材料 長寿命
教授 許 雷
授業内容
建築空間の美しさを追及するため、建物における窓ガラスの面積が増えてきています。ガラス建物の歴史、事例などを紹介しながら、ガラスの分光特性、熱移動の仕組みを考え、ガラス建築における省エネルギー対策を講義します。
■学びのキーワード/ガラス建築 空調 省エネ
教授 許 雷
授業内容
CAD技術の進歩に伴い、2次元から3次元、そしてBIM技術へと進んできています。建築業界の情報化に対応し、3次元CADのデモによりBIMの魅力と機能などを紹介します。また、BIMの仕組み、データ連携の実例などを講義します。
■学びのキーワード/BIM(建築情報モデリング) 3次元CAD データ連携
講師 齋藤 隆太郎
授業内容
建築は形をつくるだけではなく、社会の中の一現象として、利用する人々に対して多大な関わり合いを持ちます。つまり建築とは造形であり社会構築であるといえます。日々何気なく関わっている建築をどのように知覚するか、設計や旅行等を通じて紹介します。
■学びのキーワード/建築 デザイン 旅行
講師 佐々木 留美子
授業内容
建築を生産するには、それぞれの社会の仕組みが大きくかかわっています。日本の建築の生産方式を軸に、海外の特徴を紹介しながら、建築の作り方を講義します。
■学びのキーワード/建築生産 国際 構法
教授 薛 松濤
授業内容
省エネ、地球温暖化の軽減などのために、超長期多世代利用住宅が有効手段の一つだといわれていますが、解決しなければならない問題もたくさんあります。このような問題を羅列して説明し、将来を担う皆さんと一緒に解決法を考えていきたいと思います。
■学びのキーワード/200年住宅 超長期 ヘルスモニタリングシステム
准教授 曹 淼
授業内容
AI(人工知能)技術はあらゆる分野に変革をもたらしつつあります。建築分野でも同様に、深層学習や画像認識など人工知能の手法の導入によって技術を進歩しています。このようなAI(人工知能)を活用した最新の建築技術を紹介します。
■学びのキーワード/AI(人工知能) 最新建築技術 画像認識
准教授 中村 琢巳
授業内容
伝統の住まいや茶室、神社仏閣など、日本建築は世界のデザイナーや建築家の憧れの存在です。歴史上の名建築を紹介し、繊細な職人の手仕事、木を美しくみせるこだわりの仕上げ、自然と調和するデザインなど、日本建築の文化的特質を読み解きます。
■学びのキーワード/日本建築 和のデザイン 木の文化
准教授 中村 琢巳
授業内容
時代ごとの芸術や文化、技術がうみだす建築は優れた文化遺産です。建物の文化的価値をさぐる建築史、その価値を高める保存修復工事、長く親しまれるための活用のアイデアなど、建築の過去をひも解き、未来へ伝える文化財建造物の世界を紹介します。
■学びのキーワード/文化遺産 建築史 保存修復
准教授 錦織 真也
授業内容
建築は、敷地条件や気候風土、用途など、それぞれに条件が異なり、同じものは一つとしてありません。ここでは様々なアイディアが結集されて生まれてくる建築設計のプロセスを紹介し、建築をつくる楽しさや魅力を共有したいと思います。
■学びのキーワード/建築 デザイン 建築学部
教授 福屋 粧子
授業内容
コンピュータは建築の作り方を変えます。最新の3Dコンピューテーショナルデザインで作られる建築はどのようにデザインされているのでしょうか?複雑な形や柔らかい曲線・面をつくり、3D加工機で立体化していくアルゴリズムデザインの基礎を解説します。
■学びのキーワード/建築 デザイン
教授 船木 尚己
授業内容
日本は世界有数の地震大国です。先人たちは大地震に直面する度に、地震被害を軽減するための技術開発及び地震そのものについて研究を行ってきました。出前授業では、大地震による建物の倒壊を防ぐための耐震技術として免震・制振構造について紹介します。
■学びのキーワード/免・制振構造 地震被害 振動制御
准教授 不破 正仁
授業内容
まちの魅力を再発見するための町並み調査は、今後のまちづくりには欠かせません。調査手法の紹介と「地図づくりワークショップ」の事例を通して、町を見ること重要性について講義します。東北ならではの町の見方とその魅力を皆さんと考えてみたいと思います。
■学びのキーワード/町並み調査 歴史的町並み 地図づくり
准教授 不破 正仁
授業内容
本学科の学生は、空き家再生のワークショップを通して、建物を保全してゆくことの意義、まちづくりに必要なものの見方、地域の皆さんとのコミュニケーションを続けていくことの重要性を学んでいます。本学科で取り組んでいる現在進行形の事例をご紹介します。
■学びのキーワード/空き家再生 文化的景観 リノベーション
教授 堀 則男
授業内容
地震が起こると建物が揺れ、場合によっては損傷し、残念ながら倒壊してしまうこともあります。しかし地震や建物によって揺れ方は様々です。建物が地震に耐えるメカニズム、そして、地震国日本で超高層ビルを建てることの難しさと発展について紹介します。
■学びのキーワード/耐震工学 地震応答 超高層ビル
講師 阿部 寛史
授業内容
生活の中で普段当たり前のように使用している「文字」。その魅力や役割について、タイプフェイスの制作行程や様々なデザインの事例を挙げながら解説します。
■学びのキーワード/デザイン コミュニケーション タイプフェイス
教授 梅田 弘樹
授業内容
「学びの対象」としてデザインを選ぶことのすすめ。様々な知識や技術を「統合する」学問としてのデザインの魅力を、身の回りのデザインの具体例や、フィンランドのデザイン教育の実態を紹介しながら説明します。
■学びのキーワード/デザイン 製品デザイン 生活
教授 大矢 隆一
授業内容
最も複雑な工業製品の一つと言われている自動車のデザイン開発はどのように進められるのか。そのプロセスとデザイナーの役割について、教員の実体験に基づき詳しく説明します。
■学びのキーワード/デザイン プロダクトデザイン モビリティ
講師 坂川 侑希
授業内容
認知心理学では、「モノ・コト」を認知するプロセスについて研究しています。私たちの身の回りにある製品やサービスで、認知心理学がどのように生かされているのかについて、デザインの視点から考えます。
■学びのキーワード/デザイン インタラクションデザイン 認知心理学
教授 坂手 勇次
授業内容
障害の有無や年齢、性別、人種などにかかわらず、多くの人が利用しやすい製品やサービス、環境をデザインすることの考え方を学びます。
■学びのキーワード/デザイン ユニバーサルデザイン バリアフリー
教授 篠原 良太
授業内容
様々な分野で用いられているコンピュータグラフィクス。その中でもイラストレーションの分野を例にとり、制作の実際や表現方法、今後の可能性について解説します。
■学びのキーワード/3DCG イラストレーション デザイン
准教授 下總 良則
授業内容
ブランディングって、どういうこと?分かっているようでイマイチ分かりづらいこの概念を、自分自身のブランディングを通じ、デザインとの関係性も紐解きながら一緒に体感する授業です。
■学びのキーワード/デザイン ブランディング キャリアデザイン
准教授 長崎 智宏
授業内容
コンピュータに命令を送り動作させる「プログラミング」を、クリエイティブに使ってみましょう。コードでグラフィックを描いたりサウンドを鳴らしたりしながら、コンピュータの特徴をつかみ、その活用方法を考えてみます。
■学びのキーワード/プログラミング グラフィックス サウンド
教授 堀江 政広
授業内容
高校生のスマートフォンの利用率が99%となりました。そして、LINEやTwitterなどの利用率が90%を超えています。そこで、モバイルアプリのデザインの事例を紹介しながら、モバイルアプリを使ったコミュニケーションについて考えます。
■学びのキーワード/デザイン コミュニケーション モバイルアプリ
准教授 伊藤 美由紀
授業内容
少子高齢化の進む今日の社会では、病院や施設だけでなく日常の中で人々の心と身体の健康を支える能力が必要とされます。各世代の方たちが心も身体も健康で安全安心して生活できるようにデザインすることを、看護師の立場からお話したいと思います。
■学びのキーワード/安全安心 健康 支援
教授 大沼 正寛
授業内容
時間をかけて育まれた、地域特有のくらしのかたち。生産のすがた。ヨーロッパや北米の民家を紹介しながら、建築の保全活用法について関心を深め、東北地方で行った民家再生の実例をとおして、それらを活かす技術を考えます。
■学びのキーワード/生業景 リノベーション 民家再生
教授 大沼 正寛
授業内容
東日本大震災、その後の災害で、急速に変わる東北のまち、むら、そして住まい。その一方で、古来変わらない特徴も併存しています。東北各地の風景の特徴を捉えながら、この地方ならではのランドスケープデザインの可能性を考えます。
■学びのキーワード/ランドスケープ 風景 東北地方
教授 大場 真
授業内容
山にはどれだけの資源があるのでしょうか。どのように生活に活かせるのでしょうか。いま、どのような課題があるのでしょうか。原発災害を受けたフクシマを見つめながら、地域環境をくらしから捉えなおし、つながりのデザインについて考えます。
■学びのキーワード/生活 地域環境 つながり
教授 岸本 誠司
授業内容
ひろい東北地方には、多様で豊かな生活文化があり、その魅力が再発見されつつあります。その魅力とは、人間が短期間に生み出したものというよりは、大地や山海の声を聴き、育んできたもの。ジオパークから民俗文化まで、その魅力の発見法を探ります。
■学びのキーワード/地域 環境 文化
講師 栗原 広佑
授業内容
寒冷な東北地方に暖かい住まいをつくりたい。省エネで、資源循環に寄与する住まいにしたい。そのためには、「木」づかいへの「気づかい」が大切です。地域の山の木を使うことや、薪ストーブにも活かすことなど、具体例を通してそのデザインを考えます。
■学びのキーワード/住環境 設計 木
教授 小山 祐司
授業内容
城下町仙台がいつ、どのように成立したかを概観します。次に、都市空間の様々な要素とその構成を分析します。さらに、侍町と町人町の具体的な相違を考えます。そして、現代地図上での、空間分析を行いながら、町並み空間の実際の有様を体験します。
■学びのキーワード/城下町 仙台 空間構成
教授 小山 祐司
授業内容
仙台城本丸及び二ノ丸の藩主御殿や三ノ丸近辺の大身家臣の御殿建築について解説します。それぞれの御殿建築における領域や序列について考えながら概説し、仙台城全体の景観の法則性などにも言及します。また、東北諸藩の大名屋敷とも比較しながら解説します。
■学びのキーワード/大名御殿 仙台城 空間秩序
准教授 高木 理恵
授業内容
住まいには、安全性や快適性などの様々な性能が求められます。加えて、住まいに関わるエネルギー消費の削減も必要です。最も身近な建物である住まいについて、自然の力を利用しエネルギーをなるべく使わずに夏を涼しく冬を暖かく過ごすための方法を考えます。
■学びのキーワード/住宅 室内環境 省エネルギー
講師 谷本 裕香子
授業内容
少子高齢化社会において、地域には、子育てや障害者の就労、認知症高齢者の居場所など多様な問題が存在します。近年、各地で地域課題の解決に関わる福祉事業者と建築家の協働が始まりつつあり、それらが生む価値や今後向かう方向性について考えます。
■学びのキーワード/福祉 建築 地域
講師 中井 周作
授業内容
近年、高齢者ドライバーの交通事故への関与率が年々増加しており、高齢者向けの交通安全キャンペーンの重要性が増しています。従来とは異なる社会心理学を用いた新しい交通安全キャンペーンのツールとその効果を紹介します。
■学びのキーワード/交通安全 高齢者ドライバー 社会心理学
教授 畠山 雄豪
授業内容
東日本大震災からの復旧・復興には長い時間が必要と考えられています。復旧・復興していく過程でどのようなことが課題となるのか、過去の被災地における復興事例から読み解き、その上で学生や若い人の力でどのような関わりが可能なのか考えます。
■学びのキーワード/災害 復興 地域
教授 阿部 敏哉
授業内容
我々は企業が生産した様々な商品やサービスを毎日消費して生きています。本講義ではいろいろなコマーシャルを例にして、そうした企業が消費者に受け入れられるためにとっているいろいろな戦略の基本的な考え方をお話ししたいと思います。
■学びのキーワード/経営学とは何か 経営学は役に立つのか 経営学とコマーシャルの関係
教授 大石 加奈子
授業内容
聴き手の聴く技術により、考え方の異なる人とも良好な関係を築くことができます。それが積極的傾聴法です。この傾聴法により、相手の持つ潜在能力や問題解決力を引き出すこともできるでしょう。一緒に実践してみましょう。
■学びのキーワード/共感 潜在能力 問題解決力
教授 金井 辰郎
授業内容
「幸福の経済学」と呼ばれる領域の議論を紹介します。経済理論研究の成果も踏まえながら、その場でアンケートを取りその結果を踏まえて、主観的な幸福感と様々な価値観、生活習慣などとの相関を検討します。どうすれば幸せになれるかが分かります。
■学びのキーワード/経済理論 幸福の経済学 厚生経済学
講師 亀井 あかね
授業内容
貧困の原因と貧困を起因とした社会問題について、社会的な理由と経済的な理由の双方から解説します。二極化が進む現代社会において、貧困を起因としたライフチャンスの不平等問題についての事例を取り上げ、問題解決のための方法について考えてみましょう。
■学びのキーワード/貧困 経済格差 社会構造
講師 亀井 あかね
授業内容
教育の無償化だけでは解決できない「階級間格差」の問題について、教育(システム)・文化(資本)・経済(資本)の観点から解説します。「階級社会」において私たちが直面する問題についての事例を取り上げ、問題解決のための方法について考えてみましょう。
■学びのキーワード/教育 文化 経済
講師 亀井 あかね
授業内容
ジェンダーの概念には、性自認、性心理、性役割、性的指向などの異なる水準があります。多義的な概念であるジェンダー理論を理解した上で、私たちの日常生活に隠されたジェンダー・バイアスについての事例を学び、男女共同参画社会について考えてみましょう。
■学びのキーワード/ジェンダー 社会 文化
教授 川島 和浩
授業内容
企業会計は財務会計と管理会計に大別されます。管理会計は、経営計画の立案、結果の評価や見直しなど経営者の意思決定に役立つ会計情報を提供します。パン屋の利益計画を事例として、売上がいくらあれば利益を確保できるかという分析手法を学びましょう。
■学びのキーワード/利益図表 目標利益 損益分岐点分析
教授 川島 和浩
授業内容
SDGs(持続可能な開発目標)は、経済の持続的成長、格差問題、気候変動など、経済、社会、環境の各分野で取り組むべき課題を17の目標にまとめたものです。企業がビジネスを通じて得意とする分野でどのようにSDGsに向き合っているかを調べましょう。
■学びのキーワード/SDGs ビジネスの創出 企業価値の向上
教授 小祝 慶紀
授業内容
私たちは日々経済活動の中にいます。それはまたさまざまな環境問題へとつながっています。そこで、私たちの日々の経済活動を環境へ負荷をかけない行動へ導くには、経済学はどんな役割を担えるのか、さまざまな事例を交えて、わかりやすく解説します。
■学びのキーワード/環境問題 経済の役割 持続可能性
准教授 佐藤 飛鳥
授業内容
食料品などの生活必需品が値上がりして、家計を圧迫しています。そこで、スーパーマーケットのマーケティング戦略を逆手にとって、どんな方法で売り上げを伸ばそうとしているかを知り、スーパーでお得にお買い物をしてみませんか。
■学びのキーワード/マーケティング 消費者心理 価格戦略
准教授 佐藤 飛鳥
授業内容
企業はどのように商品の差別化を行ったり、企業価値を上げたりしているのでしょうか。誰もが知っている企業、つまりブランド戦略に成功している企業を例に挙げて、企業が展開するマーケティングを紹介します。
■学びのキーワード/マーケティング ブランド 企業事例
准教授 佐藤 飛鳥
授業内容
マーケティングではターゲットのニーズを洗い出し、ユーザー(消費者・顧客)が満足できる商品開発や、既存商品の改良をします。皆さん自身がユーザーとして「欲しい!」と思えるものを提案するワークでマーケティングの商品開発を体験します。
■学びのキーワード/マーケティング理論 新商品開発体験ワーク ニーズオリエンテッド
准教授 佐藤 夏子
授業内容
TOEIC®は、世界で通用する国際的なコミュニケーション能力を測定する試験です。企業も新入社員の採用や昇格の条件として重視するところが増えています。TOEIC®の練習問題に取り組むことによって英語を聞く力や英会話力を高めることができます。その方法を試してみましょう。
■学びのキーワード/TOEIC® 英語 コミュニケーション
准教授 佐藤 夏子
授業内容
英語の4技能を測定する試験TEAPを入試に利用する大学はここ数年増加中です。従来の英語試験にはなかったスピーキングのパートを中心に紹介し、何をどのようにトレーニングをしたらよいかお伝えします。
■学びのキーワード/英語 TEAP CAN-DOリスト
教授 猿渡 学
授業内容
映画をつくることはとても大変なパワーが必要です。しかも数多くの人たちが一つの作品完成に向けてそれぞれの立場で頑張らなければなりません。本学科の映像関連の演習、猿渡研究室の卒業研修、img@tohtech(東北工業大学イメージワークショップ)作品を紹介しながら、どのようにして映画ができるのかをご紹介します。
■学びのキーワード/映画 プロジェクト 制作
教授 猿渡 学
授業内容
“スマートフォンで撮影した写真をSNSに投稿、みんなでシェア”というライフスタイルが定着しています。投稿する際にフィルータをかけたり、デコレーション...というのも日常的ですね。写真の歴史を振り返ると、今やっていることと同じようなことが創世記にも試みられていることがわかります。写真に関する温故知新をご紹介します。
■学びのキーワード/写真 デジタル SNS
准教授 二瀬 由理
授業内容
近年、コンピュータの性能は向上しています。人間は高性能なコンピュータでさえも持っていない柔軟な情報処理システムと学習能力を有しています。この講義では、認知心理学の研究を紹介しながら、人間の様々な情報処理特性を説明します。
■学びのキーワード/心理学 認知 記憶
准教授 二瀬 由理
授業内容
普段、「何でこんな事をしているのだろう」と思うことはありませんか?日常生活でみられる不思議な行動は、人の心の仕組みが関係しているかもしれません。この講義では、人間の行動に見られる不思議を紹介し、心理学の研究で見出された知見から解説します。
■学びのキーワード/心理学 心と身体 行動
教授 宮曽根 美香
授業内容
友達、家族、先生など、周囲の人たちとのコミュニケーションがうまくいかなくて悩んだりすることはありませんか。一緒に、対人コミュニケーションの特徴と理論を学び、よりよいコミュニケーションの仕方を考えてみましょう。
■学びのキーワード/メッセージ ノイズ 聴くこと
その他、学科を超えた出前授業もあります
教授 渡邉 浩文
授業内容
社会の変化、気候の変化、技術の変化が速く大きく進む現代、改めて大学で学ぶ意義が問われているように思います。このような時代にこのことを改めて考えてみることは、とても大切なことと思います。高校生だけでなく、一般の方々も対象にします。
■学びのキーワード/社会と技術の変化 大学で学ぶ意義 東北工業大学
教授 渡邉 浩文
授業内容
地球規模の気候変化は、私たちの暮らしや街に大きな影響を及ぼしつつあります。気候変化と気象災害の現状と将来予測状況を解説するとともに、私たちの身近な課題をともに考える機会にしたいと思います。
■学びのキーワード/気候変化 気象災害 まちづくり
教授 工藤 栄亮(工学部長)
教授 石井 敏 (建築学部長)
教授 小祝 慶紀(ライフデザイン学部長)
授業内容
理系・文系、それぞれの学問の道を選び学んだ3人の体験を通して、わずかな興味や関心、人との出会いで導かれる進路、学問との出会いや人生についてお話します。進路をこれから考え、また進路に迷い悩む皆さんに勇気を与えるお話になるものと思います。
■学びのキーワード/進路 学問 研究
准教授 大木 葉子
授業内容
絵本は子どもの読み物というイメージをもたれがちですが、表現メディアとして豊かな可能性を持っています。その表現の特質を学ぶとともに、絵本だからこそ可能な表現の豊かさ、テーマの多様性について学んでいきます。
■学びのキーワード/メディア 絵本 表現方法
講師 河内 聡子
授業内容
「令和」の由来にもなった『万葉集』には様々な種類の和歌が収められており、その中には古代の人々の恋愛模様をうかがえる歌も多数あります。万葉仮名はどのように読むか、時代背景はどうだったのかを踏まえながら、『万葉集』の恋愛歌を読解していきます。
■学びのキーワード/文学 古典 和歌
教授 片山 文雄
授業内容
トランプ現象の背景にはアメリカ的「保守主義」という政治思想の脈々たる流れがあります。アメリカの歴史を振り返り、ヨーロッパや日本と比較しながら、この思想の特徴と今後を考えてみます。
■学びのキーワード/アメリカ合衆国 政治思想 保守主義
教授 髙野 淳司
授業内容
普段、体育や部活動で体を動かす機会もあると思いますが、運動は健康増進やリフレッシュだけでなく、学力向上につながる可能性もあり、近年その効果が注目されています。本授業では、古くて新しい「文武両道」について考えていきたいと思います。
■学びのキーワード/運動 学力 非認知機能
カウンセラー 猿渡 英代子
授業内容
事故や災害によって受けたストレスや不安を少しでも軽減するために、チャイルドフレンドリース ペースが使用されます。遊びを通して安心し、回復していく手助けをします。チャイルドフレンドリースペースで行われる遊びを体験してもらいたいと思います。
■学びのキーワード/遊び 心理学 コミュニケーション
カウンセラー 袋地 知恵
授業内容
普段のコミュニケーションの中で、知らず知らずのうちに攻撃的になったり、いつの間にか我慢してしまったりすることがあると思います。お互いを尊重しながら、相手を傷つけずに伝えたいことを伝える表現について考えます。
■学びのキーワード/心理学 アサーション コミュニケーション
〒982-8577 仙台市太白区八木山香澄町35-1
Tel: 022-305-3111