電気回路Ⅰ及び同演習
■ 科目群:電気電子(基礎)
■ 開講時期:1年次後期〈必修〉
学びの目標
電気回路は抵抗や電池などが導線でつながった回路網で、電気製品、発電・送電などに応用され、電気・電子のエンジニアになるには必修の科目です。本講義では、電気回路の中でも直流回路と交流回路を取り上げ、初めて習う学生にも理解できるように丁寧に講義を行い、回路網の計算を容易にできることを目標とします。
学びの内容
本講義の前半では、直流回路の基本法則や解析方法を学びます。例えば、電圧と電流の関係の法則であるオームの法則、複雑な回路を理解するのに必要なキルヒホッフ法則やその応用の網目電流法、複雑な回路をシンプルな等価回路に変換するテブナンの定理などを学習します。後半では、電圧や電流を三角関数で表す交流について学びます。交流回路の計算が複素数やフェーザ表示を使って解くことができることを理解した後、コイルやコンデンサなどの回路要素の基本的性質について学習します。