
教育や研究に必要な物品の製作と修理、研究に必要な工作技術の指導のための附属工場です。
「金属工場」と「木工場」の2つの工場で構成されています。教職員だけではなく学生も研究のために利用できます。
1点ものの試作品の製作が主になりますので、作業依頼されたものが市販のもので十分用をなす時は、利用を断る場合があります。指導教員や担当技師と相談の上、計画性をもってご利用ください。
金属材料は一般的に重いという欠点もありますが、堅牢で耐久性に優れた素材です。また、材質が均一であるため経年変化による狂いが少なく利用価値の高い材料でもあります。
金属工場では主に鉄、ステンレス、アルミニウム、真鍮、銅などの加工が行われます。材料の切断と折り曲げ、フライス盤や旋盤による部品作り、溶接やロウ付けによる接続、ネジ切りや穴あけといった作業を行うことができます。
日本人にとって馴染みの深い桜や梅、欅(けやき)、栗などの 「広葉樹」、建築材として使われる松や杉、檜などの「針葉樹」、黒檀(こくたん)やラワンなど海外から輸入している様々な樹木が、木材として利用されています。
木工場ではそれら木材について、材料の切断、鉋(かんな)がけ、ホゾ組みのための穴あけ加工、仕上げのための研磨や塗装といった作業を行うことができます。
パーソナルファブリケーション(自らものづくりを行うこと)ができる場所です。
デジタルデータをもとに、コンピュータと接続されたデジタル工作機械(3Dプリンターやレーザーカッターなど)を使って、木材、アクリル、樹脂など様々な素材を切り出したり出力したりできます。
※使用するにあたって工作機械使用の講習受講後、予約が必要となります。