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イノベーションジャパン2019 大学見本市に出展いたしました

イベント

2019年8月29日、30日に東京ビックサイト(青海展示場)にて開催されました、イノベーションジャパン2019大学見本市&ビジネスマッチングに本学の工学部電気電子工学科 丸山研究室(3年連続)、環境エネルギー学科 丸尾研究室の2つの研究室が出展致しました。


丸山研究室では、『足の不自由な方の歩行訓練を楽しくさせる歩行車』と題し、「装置・デバイス」分野にて出展・実演を行い、今年も100名を超える来場者に体験していただきました。

“楽しくさせる”というキーワード、またリハビリのための歩行訓練に着目した点について、多くの質問が寄せられました。研究の目的は「 歩行機能の回復度合いの“見える化”」「歩行訓練において,理学療法士や訓練者にとって安全で使い易い,訓練評価用歩行車の実現」です。また特長は、歩行車に荷重センサと車輪速度センサを組込み、荷重や歩速などのリアルタイム表示・音警告,結果の保存が可能、訓練者は評価指標を見ながら歩行訓練が行える、リハビリの支援スタッフはデータの比較・分析ができることです。
SDGsの「すべての人に健康と福祉を」の課題に関連して、ぜひ使ってみたい、病院や介護施設などにも紹介したいという多くの声が寄せられました。

続いて、丸尾研究室の紹介です。
丸尾研究室では、『ナノ多孔体分析チップを用いた呼気分析による健康管理』と題し、「医療」分野にて出展・実演致しました。呼気の分析の研究は、高齢化が進むライフスタイルの中で、これから市場も大きくなると予想され、注目している企業が多かったという印象を受けました。
呼気だけで非侵襲に分析ができ、さらに手元の小型測定器や端末の画像によって、解りやすく自宅で判断ができるようになることが特徴です。実物の展示でも複数の分析チップを用意し、実際に手に取って頂くことで、複数の成分を同時に測定できることも理解いただきました。またデータの解析や共有により健康管理やアラームを発生できることから、今後の展開についても多くの企業からの質問が寄せられました。

今年度もイノベーションジャパンへの出展を行えたことで、国内の多くの方々に本学のシーズを知って頂き、また情報発信の場を持つことができました。

報告:地域連携センター