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本学石川 善美 国際交流委員長が台湾・中原大学の曽 光宗副教授らの表敬訪問を受けました。

お知らせ

 本学石川 善美 国際交流院長が11月8日(火)、学術交流協定を締結している台湾・中原大学の曽 光宗副教授らの表敬訪問を受けました。
 11月7日から1月10日までの約2ヶ月間、中原大学の学生3名が本学建築学科の3研究室にそれぞれ配属され研修に取り組みます。
 学生たちは、仙台で過ごせることと本学の学生と交流し研修に取り組めることをとても楽しみにしている様子でした。

<来学者>
・曽光宗副教授(中原大学設計学部建築学科)
・Ms. 張 嘉順(ZHANG JIA-SHUN)さん(建築学科 福屋研究室)
・Mr. 林 口淳(LIN SHANG-CHU)さん(建築学科 竹内研究室)
・Ms. 阮 漪婷(RUAN YI–TING)さん (建築学科 不破研究室)

本学ホームページ
http://www.tohtech.ac.jp/news/2016/11/post_927.html

本学学生23名がアメリカで日本・東北・仙台の魅力を発信!

お知らせ

東北工業大学は、日本政府が推進する国際交流事業「対日理解促進プログラム」の一環として「Kakehashi Project」に採択されました。一般財団法人日本国際協力センター(JICE)がその運営に携わっています。

このプロジェクトは、人的交流を通じ、わが国の政治、経済、社会、文化、歴史及び外交政策等に関する理解促進を図るとともに、親日派・知日派を発掘し、また、日本の外交姿勢や魅力等について自ら積極的に発信して対外発信を強化し、我が国の外交基盤を拡充することを目的としています。

本学は、これまでJICEの同様の事業であるASEANから派遣された学生の受け入れなどについては実績がありますが、今回、「Kakehashi Project」で初めて派遣する側となり、学生23名と教員2名が11月30日から12月7日までの間、米国テキサス(ヒューストン)に行くことが決まりました。派遣される学生は、大学院から環境情報工学専攻の1名、工学部から、知能エレクトロニクス学科4名、情報通信工学科2名、建築学科2名、都市マネジメント学科3名の計11名、ライフデザイン学部から、クリエイティブデザイン学科2名、安全安心生活デザイン学科4名、経営コミュニケーション学科5名の計11名と、所属学科等もヴァラエティに富むメンバーとなっています。

学生達は、30分ほどの英語プレゼンを通して、①震災経験と復興の現状を報告し、②東北工業大学における学びの喜び、③仙台・東北の生活と風土のすばらしさや、、④折り紙やアニメのおもしろさなど、日本のさまざまな魅力を紹介するとともに、わが国の伝統文化である書道や踊りを、アメリカの学生や一般市民に披露し、交流をはかることになっております。

これからは、引き続き、下記のフェイスブックやツイッターを通して、出発前の学生の様子や、アメリカにわたってからの活動をお伝えします。「いいね」など前向きなコメントをぜひお願い致します。

なお、大学ごとのコメントの件数が、外務省に報告されます。

Facebook1: Kakehashi Project: Tohoku Institute of Technology
Facebook2: https://www.facebook.com/groups/1318431941542892/

Twitter: Kakehashi Tohtech

ロシア訪問記―ニジニ・ノヴゴロド州建設大学との交流可能性

お知らせ

訪問地:ロシア連邦共和国 ニジニ・ノヴゴロドおよびモスクワ
訪問期間:平成28(2016)年9月18日(日)~ 9月25日(日)
大沼 正寛(ライフデザイン学部教授/大学院デザイン工学専攻長)

1)概要| 今回の訪問は、9月21日から23日にかけて開かれた国際ビジネスサミットへの参加を目的とする「平成28年度宮城県ニジェゴロド州訪問団派遣事業(団長:高砂義行氏)」に同行するかたちで、同市内にあるニジニ・ノヴゴロド州建設大学を訪問し、本学との交流可能性を探ることを目的として実施しました。主体である宮城県は、ニジニ・ノヴゴロド州との経済交流の具体的進展方策を探るため、2010年より隔年で訪問と受入れを継続しています。この行事は、震災により一時中断しましたが、復興支援を受けたこともあり復活、昨年はロシアからの訪問団を受入れています。

2)背景| ロシア経済は、1998年エリツィン期金融危機を底として、プーチン第1期には経済回復がありましたが、メドベージェフ就任直後の2008年世界金融危機を経て、2014年末にルーブル(p)が急落、その後は経済停滞が続いています。この低迷は、油価依存型の経済から脱却できていないことが一因であり、BRIC諸国を比較しても、とくにロシアとブラジルの下落が著しいといいます。2016年3月の危機対策プランは、資源依存体質からの脱却を図るべく、地方財政に貸付を行って経済の多角化を行い、自動車産業等へ支援を行う等、48の施策を進めています。ただ現実には、欧州やトルコ、中国、日本からの部品輸入・組立て等に留まり、クリミアやトルコの問題から物流にも支障が出ていたようです。一方、日本は16年5月、安倍内閣による8項目の経済協力プランが示され、都市交通や運輸分野などにおける協力進展をめざすこととなりました。宮城県とニジニ・ノヴゴロド州(以下NN)の交流は時流に叶う動きで、他に北海道、秋田、鳥取、新潟等も交流実績があります(以上、日本国大使館ほか談)。

3)くらし| 通訳の方によれば、上記概況の一方で、社会主義時代の都市部の住宅が安価で自己所有になり、郊外農園「ダーチャ」と別荘を持つ、割合優雅な中産以上の階層も多いといいます。他の欧州同様、日本文化への憧憬がつよく、配慮の届いた日本製品は人気があり、国内に十分あるリンゴですら、一つ一つ袋詰めにした日本産は完売するそうです。またロシア人は体験型観光を望むため、海水浴や温泉等、コンテンツ次第では、いわゆるゴールデンルート(東京~京都周辺)以外の観光商品が成立つ可能性もあるといいます。また、文化を凝縮した工芸品はとくに好まれるそうで、今回、大学交流の可能性を探る協議が実現したのは、ロシア国内での伝統工芸育成と、宮城県の伝統工芸に親和性があるのではないか、と考えられたことが背景にありました。近くて遠く、大きいがヒューマンスケールも併せ持つロシア。入国管理等も厳しいため、むしろ米国より治安が良い面もあります。日露交流の進展は面白いかもしれないと感じました。

4)ニジニ・ノヴゴロド| 同市は人口第5位の拠点都市で、通称ニジェゴロドといい、かつてはロシア第3の都市といわれました。カスピ海へ注ぐ大河・ヴォルガ川の中流域に位置し、ニジニは「下」を意味します。モスクワからみると約400km東にありますが、広い国土においては東隣の大都市という感覚です。モスクワ川が注ぐオカ川がヴォルガ川と合流する位置にあり、モスクワとウラル地方を結ぶ交通の要衝として繁栄しました。同市は毎年、経済政策上の最重要行事の一つとして州内企業,政府関係者,参加国企業を招き、経済サミットを開催しています。宮城県は展示ブースを頂いており、今般の訪問では表敬や返礼の意を込めて州知事や幹部、日本側の関係機関、担当者らとの交流協議を行うこととなりました。会場のヤルマルカで行われた経済交流サミットは、有力自動車会社GAZ(ガズ・ゴーリキー自動車工場)の大型車、最新の3Dゴーグルから、伝統工芸・大学関係まで、多様な団体が出展していました。本学を含む宮城県のブースは、入口に近い目立つ場所にあり、各種映像や資料展示のほか県産品・食品・酒・米や、その他の様々な日本製品の展示が行われ、初日午後には、宮城県一団として、将来的なB to B(企業間取引)の可能性と、これに先立つ物流や、観光交流、学術交流の進展についてプレゼンテーションを行い、筆者も本学の取組みを概説しました。

 

5)ニジニ・ノヴゴロド建設大学(NNGASU)| 同校は、旧市街の一角、中古建物群を連結するかたちでキャンパスが構成され、外面的には質素だが、内部は活力あふれる優秀な大学という感触が伝わってきました。創立85年で、建築デザイン学部(学生:約1,000人)は本学と同じ50周年の歴史を有します。全学としては、9つの専攻と22の研究講座がある、ロシア随一の建築系大学で、卒業制作や教授陣の研究では、国内外の入賞例を毎年数多く輩出しています。現代的な建築学体系のほか、歴史文化財の修復技術や、環境デザイン、その他広い文系学部も併設しており、国際協力センターもあり、この数年間毎年、教員がフランスの大学に留学してPHDを取ったり、ミラノ工科大における歴史建造物の修復に関する講演を行ったりしており、ユネスコとの連携協定も結んでいます。とくに日本や東南アジアは、ユニークで豊かな文化を有しており、所属専門家らがこれらに触れる機会を求めているため、東北工業大学に関心をもったようです。
建築デザイン学部は大別して建築・都市・修復の3系に分かれ、現実的条件における設計教育を重視しています。卒業設計は国内外に出展、国際コンペでも入賞しています。古建築もあるので修復設計のニーズも高く、町並み保全分野の人気も高いそうです。またデザイン学部は、工業デザイン、物理環境デザイン、生活エレメントデザイン、インテリアデザイン等があり、工業デザインのある教授は、ヴォルガ川を走る船の実際の設計者で、極地車両の設計にも参画しているそうです。2015年には大学交流フェスティバルにおいて74大学中1位に輝き、ヴィクトリア賞も3回受賞したそうです。
一方、伝統工芸に関心を寄せているのは美術学・美術史系統の「文化学科」です。伝統工芸は歴史的なものだけでなく、現代美術にも影響を与えると考えており、ニジェゴロド州は、国内の多様な工芸品生産の3割の分野に関わっていることから、その道へ就職する卒業生もいるそうです。
以上のように、熱気ある解説には、筆者も圧倒されました。見学した充実の展示作品は、なんと、年度ではなく毎月更新で、まだスペースが不足しているといいます。全国あるいは外国から志願者を集め、ロシア語研修システムを完備しており、大いに刺激を受けました。

 

6)ニジニ・ノヴゴロド農業アカデミー| すでに東北大学が交流実績を持っていますが、県の一団として表敬訪問を兼ねてヒアリングに訪れたものです。大変温かみのある学内・スタッフ陣で、農業および関連産業研究の各面において、参考になるところも多そうです。地域との関わりも深く、食堂では手づくりのピロシキを焼いていて、そのヒューマンな雰囲気はまるで本学のライフデザイン学部のよう。また先端的な研究も少なからずあるようで、農地モニタリングなど、本学との交流可能性をも感じさせられました。

7)ロシアの建築と町並み| 最終日にモスクワ市内視察の機会を得、クレムリンを中心に、充実の視察を行いました。プーチン大統領は、クレムリンの大統領府にヘリコプターで通勤するそうで、ヘリポートもありましたし、観光地ながら持ち物チェックを受け、進入禁止ゾーンには警固兵がいました。主にゆっくり見学したのは内部の教会群です。ロシアでも、敬虔なキリスト教徒はほんの一握りになっているといいますが、例えば日本において西方系のクリスマスが流行っていることには、若干の違和感があるといいます。ロシアのクリスマスは1月。むしろ新年を迎えることが重要といいます。正教教会は東に祭壇をおき、東に向かい、椅子に座らず、立位で礼拝します。こうしてみると、何だか親和性もあって、日本人における西方カトリック系文化に偏ったヨーロッパ理解の不足、東方正教系文化とアジア文化を連続的に学ぶ必要を痛感しました。もちろん、そんなモスクワ自体もヨーロッパロシアの一部ですから、初日に泊まったホテル・メトロポールをはじめ、華麗な欧風インテリアに包まれた朝食を頂いたときには、贅沢な気持になりました。
ちなみに、個人的に最も感激したのは、最終日早朝散歩で見学した、念願のK・メリニコフ自邸(写7)。面積比でもっとも効率よいレンガ積みの円形平面は、ロシアの教会にみられる塔にも通じますが、そこに規則的な六角形の穴をあけ、周囲環境や内部環境を考えて窓にしたり埋めて壁にしたりする。それらの一切が、結果的に、通底する風土性とアバンギャルドな発想、確かなディテールをもった、固有性と都市親和性をもった住宅建築に結実していました。心から感激した次第です。

 

8)まとめ| NNGASUは、建築・都市・デザインの統合性においても本学に大きな示唆を与えるものでした。確かに、言葉の問題やレベル差もあり、大学間交流への道のりは近くないのですが、少数精鋭で良いから、丁寧に日露の懸け橋となる学生を育ててみる目標は、描いても良いかもしれません。

最後に、本視察にご協力頂いた皆様に、心から感謝の意を表します。

平成28年度JICE(日本国際協力センター)主催
日理解促進交流プログラムKAKEHASHI Project アメリカ派遣
本学採択事業 参加学生募集について

お知らせ

1.【目的】

対日理解促進プログラムは、日本政府(外務省)が推進する事業で、対外発信力を有し、将来を担う人材を派遣し、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する対日理解の促進を図るとともに、親日派・知日派を発掘し、日本の外交姿勢や魅力等について、積極的に発信することで対外発信を強化し、我が国の外交基盤を拡充することを目的としている。
今回、本学国際交流委員会がこの事業に応募し採択されたので、本学学生の募集を行うものである。

2.【派遣日程・人数】

2016年11月30日(水)~12月7日(水) 大学院・学部生23名募集

3.【プログラム内容】

(1) オリエンテーション
(2) 日本及び米国政府関係機関等表敬訪問 
(3) 市内視察

(4) 日本紹介プレゼンテーション(日本の歴史や文化の紹介、震災復興経験の紹介など)及び実演
  (学校交流) 
  学校交流時、プレゼンテーション、及び実演形式で発表を行う。
  例) 外交、歴史、文化、自然、地域の魅力、先端技術、伝統芸能、ポップカルチャー等
(5) 国際機関訪問、NGO 団体等の訪問・地域活動への参加
(6) ワークショップ、報告会(気づき及び『アクションプラン』の作成・発表)
  ※アクションプランとは、米国で学び、経験したことを元に作成する帰国後の
  活動計画です。

4.【事前準備・プログラム中の活動・プログラム事後活動】

(1)事前準備(渡航前)
1) 米国の歴史、文化、政治、経済、宗教、民族等についての事前学習
2) 日本の外交姿勢、歴史、文化、政治、経済、先端技術や在住地域についての事前学習
3) 日本紹介(日本の歴史や文化の紹介、震災復興経験の紹介など)のプレゼンテーション及び
  実演に向けての準備

(2)プログラム中の活動(滞在中)
1) 米国での気づきを、毎日「気づき」ノートにまとめる
2) プログラム中の様子や日本の魅力を、英語にてブログまたはSNSで発信する

(3)事後活動(帰国後)
1) アクションプランの実施及び実施報告書の提出
  ① 大学内、付属高校、近隣の大学に呼びかけて報告会を実施
  ② 日本の魅力を、派遣国(米国)をはじめ英語で世界へ継続発信
2) プログラム直後アンケートの提出(感想文含む)
3) 半年後アンケートの提出(感想文含む)

5.【応募条件】

(1) 日本国籍もしくは、永住権を有すること
(2) 過去にJENESYS2.0など日本政府による派遣事業の参加経験がないこと
(3) 心身共に健康であること
(4) プログラムの趣旨を理解し、
  日本の外交姿勢や日本の強み・魅力等を積極的に発信できること
(5) アメリカに興味・関心があり、アメリカについて学ぶ意欲があり、積極的に交流し、
  コミュニケーションをとることができること
(6) 事前課題に取り組み、帰国後、学内または地域内でプログラムの成果を生かした
  活動を行うこと
(7) 規律ある団体行動ができること、JICE規定のルール(自由行動不可、門限有)に
  従うことができること
(8) ある程度の英語力(読む、書く、聞く、話す)を有することが望ましい

6.【審査方法】 

書類選考並びに面接等
書類選考通過後下記の日程で面接を予定しています。
 [八木山キャンパス]
 面接10月11日(火)16:00~、12(水)9:00~16:00
 予備日13日(木)9:00~14:00 
 [長町キャンパス]
 面接10月11日(火)10:30~12:00、12(水)8:50~10:20、16:20~17:50
 予備日10月13日(木)8:50~10:20

7.【プログラム費】

JICE負担:成田/羽田~アメリカまでの往復国際航空運賃、米国滞在中宿泊費、米国滞在中食費、米国内移動交通費、施設・拝観料、海外旅行傷害保険料
各自負担:自宅から成田・羽田空港までの往復交通費、前泊・後泊が必要となる場合の宿泊費、ESTAに係る費用、超過荷物輸送料など

8.【応募方法】

参加申込書を教務学生課・長町事務室に提出

9.【応募締め切り】

2016年10月3日(月)12:00まで

10.【結果通知】

10月中旬以降

東北工業大学国際交流委員会(教務学生課 担当:村口) ℡:022-305-3110

 

タイ・泰日工業大学よりRuttikorn情報学部長が来学いたしました

お知らせ

 本学 今野 弘 学長が9月15日(木)、タイ・泰日工業大学(※以下TNI)Ruttikorn情報学部長らの表敬訪問を受けました。
 訪問団はその後、情報通信工学科に移動し、村岡 一信 学科長より学科の説明を受けました。
 また、現在TNI講師であり、本学 大学院博士(後期)課程 研究生(国費留学生)Napaphat Vichaidisさんが自身の研究の進捗状況について発表をしました。

TNI来学者
1. Dr.Ruttikorn Varakulsiripunth (Dean)
2. Dr.Prajak Chertchom (Assistant Dean)
3. Mr.Patsama Charoenpong (Head of Department)
4. Mr.Tanasin Yatsungnoen (Lecturer)

東北工業大学ホームページ
http://www.tohtech.ac.jp/news/2016/09/_ruttikorn.html

TNI DAY 2016 (泰日工業大学学祭)への参加について

お知らせ

知能エレクトロニクス学科 准教授 水野文雄(国際交流委員会)


 2016年8月5日に泰日工業大学(TNI)で開催されたTNI DAY 2016(泰日工業大学大学祭)に、本学から9名の学生が参加しました。ここでは、TNI DAY 2016の様子、本学から参加した学生の活動状況などについて述べたいと思います。

TNI DAY 2016について
 TNI DAY 2016は日本の大学で行われている大学祭に非常によく似ており、ダンス、カラオケやコスプレ大会などのステージや学部企画などのイベントが行われ、学内には学生達による模擬店が出店されていました。
 TNI DAYのステージ企画では日本に関連したカラオケコンテスト、ダンスなどのパフォーマンスやコスプレ大会が行われていました。カラオケやダンスなどは非常に練習を重ねているようでした。コスプレ大会については、コスプレのクオリティとパフォーマンス内容を競うという内容だったのですが、凝った衣装を身につけた参加者が多く、大勢の聴衆を集めておりました。
 模擬店では、タイの食べ物もありましたが、日本のお菓子や食べ物も少なからず売られていました。日本の大学祭に似た雰囲気の上に、多くの模擬店での看板やPOPに日本語が使われていたということもあり、遠く離れたタイの大学に居ながら、まるで日本の大学祭に訪れているように感じました。
 TNI DAY 2016参加にあたりお世話いただいたラッティコン先生がおっしゃるには、タイにこのような学祭を行う大学は他に無いということで、TNIの持つ大きな特徴の一つだという印象を受けました。
 TNI DAYでは、大学主導のオープニングセレモニーが実施されており、その中ではTNIへ寄付を行った企業への感謝状と記念品の贈呈式と、前年度成績優秀者だった学生への表彰式が行われていました。セレモニーには学長および各学部長が出席し、企業に対しては一社ごと、学生に対しては一人ずつ記念品の贈呈や表彰(および奨学金の目録贈呈)を行っていました。
 学部企画では、各学部でワークショップが行われていました。私は高校生を招いて行われたウェブデザインコンテストの見学をしました。私が会場を訪れたときには表彰式を行っているところでした。高校生はチームを組んで参加しており、賞をもらったチームには賞金が学長から贈呈されていました。TNI DAYでは、いくつかのコンテストが開催されていましたが、いずれの表彰式でも、学長や学部長がその場に赴き賞を贈呈しており、TNI DAYへの力のいれ具合が伝わってきました。

本学学生の参加について
 TNI DAYに参加した9名の学生は、パネル展示、ステージ企画でパフォーマンスを行い、さらに屋台も出店しました。パネル展示は、今回初めて日本の大学からの参加があるということで設置場所を用意していただき、研究紹介、仙台の紹介、日本のお菓子の紹介パネルの展示と宮城県と本学の紹介ビデオ上映を行いました。
 ステージ企画では、自己紹介、大学と宮城県の紹介を行い、その後、「よっちょれ」(踊り)、日本の歌を皆で歌うなどのパフォーマンスを披露しました。自己紹介については、頑張ってタイ語による自己紹介を行っていました。
 屋台については、白玉団子と緑茶の販売を行いました。白玉団子は100食以上用意したのですが、完売するという状況でした。
 屋台、パネル、ステージについては、大学での期末試験の合間に行う必要があり、前日も夜遅くまで屋台準備と練習を行い、更に当日も屋台や展示などは並行して行うという忙しい状況でしたが、TNIの学生さん達の惜しみない協力もありやり遂げることができました。TNIの学生と協力して学祭内で活動したことは、良い経験になったと思います。

TNI学生によるサポートについて
 今回のTNI DAY 2016に本学学生が参加するにあたり、TNIの学生によるサポートがありました。大学祭での活動だけで無く、企業見学やアユタヤ訪問など学祭以外でも非常に良くサポートしてくれました。TNIでは、日本語が必修科目になっているようで、サポートしてくれた学生達のほとんどが日本語を話すことができたため、本学学生がコミュニケーションで困ることはありませんでした。また、彼らには細かい所まで気を遣っていただいたおかげで、大きなトラブル等は無く過ごすことができました。彼らとの交流は、本学から参加した学生達には良い思い出になっているようで、現在もSNS等で交流が続いているようです。今回参加した本学学生達は、TNIから学生が本学に来た際には、最大限サポートしたいということです。

おわりに
 今回のTNI DAY 2016参加にあたり定期試験の直後であったり日程的にタイトであったりして、参加学生達にとっては大変な状況ではありました。しかし、TNI DAYへの参加や、TNIの学生との交流は、異文化へ目を向けるだけで無く、海外に交流の場を広げることができる非常に良い機会であったと考えています。今後も、研究や教育だけで無い、このような交流ができればと思います。

図.0 コスプレコンテスト表彰式にて賞贈呈者席から撮影。写真に写っているのは参加者達で、この写真を撮影している私の後ろには多くの聴衆がいました。

図.1 泰日工業大学で見た屋台。写真では看板がタイ語ですが、日本語の看板やPOPがある屋台も多くありました。

図.2 TNI DAY セレモニーにて。学長、学部長が参加して賞や記念品を贈呈していました。

図.3 Webデザインコンテスト表彰式会場にて。
受賞した高校生チームに学長から賞(正確には賞金目録)を贈呈。

図.4 パネル展示会場にて。TNIの学生さんと本学学生が協力して展示しています。

図.5 ステージ企画のパフォーマンス風景。大学や宮城県の紹介ではTNIの学生に通訳していただきました。

図.6 屋台にて。100食以上用意したのですが完売しました。
TNIの学生さん達にも手伝っていただきました。

図.7 準備は前日夜に行いました。

図.8 日本語カラオケコンテストに参加した学生さんもいました。ただし、日本人ということもあり、評価の対象外となりました。

図.9 本学学生とTNI学生の集合写真。

平成28年度「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」ベトナム・ハノイ工科大学から1名の教員と4名の学生が来日「生体医用計測のための超音波タグ光断層画像計測技術に関する共同研究」の終了報告について

お知らせ

受入担当教員:工学部長 教授 小林 正樹
受入期間:2016年7月18日から28日(10日間)

 短期間でしたが本学学生との交流は非常に実りあるものでした。とくにチューターを務めた協力学生たちの国際交流や異文化コミュニケーションに対する意識は飛躍的に向上しました。多くの日本人学生に共通する、英会話に対する劣等感からくる交流活動へのためらいは、実際の交流により初日に解消し当初躊躇していた学生たちも最終日の送別会のあとには、「本当に楽しかった。よい経験ができた」と感想を述べていました。英語クラスで学ぶ優秀な招聘学生たちとの交流は、大きな刺激になったようです。これまでに受けてきた語学授業に倍する成果と達成感がこの1週間でもたらされたといっても過言ではありません。
 今回招聘していただいたのはハノイ工科大学学生4名と教員1名ですが、Dr. Trinh教員は当研究室で学位を4年前に取得しました。帰国後ハノイ工科大学に講師として採用され、研究室を立ち上げましたが、ベトナムでの研究環境の貧弱さから、本来実験を中心とした研究を行いたいところを、コンピュータシミュレーション中心の理論研究に制約されています。今回さくらサイエンスプランに応募した目的は、Dr. Trinh本人が新しい光干渉実験技術を習得し、本学との共同研究を推進したいということと、自らの学生たちに在学当時博士課程の研究において開発した計測システムを使って実験指導をしたいということでした。今回特別にその旨ご配慮をいただき、Dr. Trinhの2度目のさくらサイエンスプランへの参加をお認めいただきましたことに感謝申し上げます。本人も第2のふるさと仙台で大変充実した時間を過ごすことができたと満足しておりました。欲を言えば、もう少し滞在期間をいただければ、さらに実質的な共同研究に発展できるような成果が得られたかと思います。今回の科学技術研修コースでの招聘は入国日と出国日を含めての10日ということでしたが、ハノイからの往復航空運賃を最安値のものに抑えたため、実質な研修期間は6日間となってしまいました。しかし、週末はホームステイによる異文化交流の機会も与えていただき、招聘学生たちにとっては満足のいく研修であったかと思われます。4年生の招聘学生は日本への留学を考える機会になったようです。本学への留学が実現することを願っております。今後は、今回の実績をベースに共同研究を模索したいと考えています。さくらサイエンスプランでの招聘は原則1度限りという制約があることは存じていますが、研修コースでの実績を元に共同研究に発展した場合に利用できる補助制度があると大変助かります。いずれにしても、今回の研修は日本側、ベトナム側双方にとって教育上、学術上、そしてまた国際協力上、きわめて大きな成果があったことをご報告します。大変お世話になりました。重ねまして関係の皆さんに感謝申しあげます。

【参加者のコメント】

Dr. Trinh Quang Duc
I have twice received the Sakura Program support so far for me and my students. This is good program for chances to collaborate to Japanese laboratories as well as the experiences for foreign student in study and Japanese culture. Although the second visit Japan as Sakura Program scholar, the trip still very valid and helpful for me and my students. Thank to Sakura Program.

Mr. Truong Duc Thuan
I was impressive a lot about Japanese’s culture and equipment. Thank you for such a good opportunity!

Ms. Tran Thu Trang
This program allowed me to understand about Japan’s education and culture. And you give me lots of memories. Thank you a million!

Mr. Ho Huu Luc
Firstly, I want to send my big thank to the president,professor and lab members for giving the chance to come Japan. I have many funny time, amazing moments and great experience.

Mr. Trinh Nam Thai
Everything is perfect, the weather, the people, the food in general and the students in the university and the lab in particular. This program, by far have been the most impressive program I have experienced in my life. Thank you for offering me such a brilliant experiences.

日本・アジア青少年サイエンス交流事業さくらサイエンスプランベトナム・ハノイ工科大学 電子通信学部から教員1名と大学院生1名、学部生3名を迎えました

お知らせ

 国立研究開発法人科学技術振興機構による日本・アジア青少年サイエンス交流事業さくらサイエンスプランに採択され、ベトナム・ハノイ工科大学電子通信学部から教員1名と大学院生1名、学部生3名を迎えました。
 5名は、7月20日(水)に来学し今野 弘 学長を表敬訪問しました。
 工学部 知能エレクトロニクス学科 小林 正樹研究室で受け入れ、7月27日(水)までの1週間、「生体医用計測のための超音波タグ光断層画像計測技術に関する研究」について学びます。

<東北工業大学>
http://www.tohtech.ac.jp/news/2016/07/_113.html

玄奘大学の「日本文化週」に参加して

お知らせ

経営コミュニケーション学科 二瀬 由理 准教授

経営コミュニケーション学科2年の立谷茉都華 (たちや まどか)、門馬晃平 (もんま こうへい)、宮曽根教授とともに5月29日から6月1日の日程で、玄奘大学(台湾)の「日本文化週」に参加しました。歓迎会から始まり、表敬訪問、日本研究の発表、教員の講演などの行事が盛りだくさんで充実した4日間でした。学生2名はキャンパス内の学生寮に宿泊し、玄奘大学の学生とすぐに打ち解けることができたようです。親切な玄奘大学の先生方や学生の皆さんのおかげもあり、2人とも台湾、そして異文化コミュニケーションの楽しさを実感することができたようで、目を輝かせ台湾ライフを満喫していました。

*日本文化週:日本に関する行事や講演などが実施される玄奘大学の大学祭
経営コミュニケーション学科
https://www.facebook.com/tohtech.mc

泰日工業大学短期留学生の修了式を行いました

お知らせ

 タイの泰日工業大学から訪れていた短期留学生、Yada Kongniratsaiyaku ヤーダー コンニラッサイヤクン(愛称 ジェーン)さんとTHUNCHANOK CHUSANGSOOKタンチャノック チュウサンスック(愛称 ソムオーさん)さんの2か月にわたる留学の成果報告会並びに修了式が2016年6月14日に行われました。泰日工業大学の制服を着て出席した2人に、今野弘学長より修了証が授与されました。
 留学生からは、情報通信工学科や経営コミュニケーション学科での研修活動、本学の学生との交流、仙台城南高校や八木山小学校での交流活動、日本語教室での日本語能力試験3級のための授業を行って頂いたことや日本語の上達の様子が報告されました。本学での充実した学生生活や、さまざまな人との交流の思い出に対する感謝の言葉が述べられ、感極まって涙する場面もありました。
 八木山市民センターの日本語教室の先生からは積極的に日本語を勉強していたこと、ジェーンさんの指導教授である情報通信工学科長の村岡教授からは通常1年生の授業で行われるプログラムが十数行から数十行程度なのに対し、ジェーンさんの「象の玉乗りのCGプログラム」は430まで達し、研究室の学生やチューターの協力を得ながらどんどん進んでいったことなど意欲的に取り組んだ研修活動の報告がありました。ソムオーさんの指導教授である経営コミュニケーション学科の宮曽根教授からは異文化間コミュニケーションとコーチングを積極的に学び、深いレベルでの気づきや考察が見られたとの報告がありました。

 その後、チューターとして活躍した情報通信工学科村岡研究室4年の柴田温子さん並びに経営コミュニケーション学科宮曽根研究室4年結城航平さんから、研究やスキルの高さを目の当たりにして非常に刺激を受けたこと、いつも図書館で勉強していて非常に勉強熱心だったこと、短い期間の中でも密度の濃い交流ができて嬉しかったので、今後もぜひこの友情を継続させたいことなどの報告がありました。
 今年の8月の泰日工業大学大学祭には本学から学生が数名派遣され、泰日工業大学のサマープログラム短期留学も学生募集中です。今後の本学と泰日工業大学との更なる交流が期待されます。

<東北工業大学>
http://www.tohtech.ac.jp/news/2016/06/tni_5.html

<情報通信工学>
http://www.ice.tohtech.ac.jp/2016/06/post_159.html

<経営コミュニケーション学科>
https://www.facebook.com/tohtech.mc