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NEWS & TOPICS

本学に留学中の泰日工業大学短期留学生が仙台市立八木山小学校で児童たちと交流をいたしました

お知らせ

 タイ・泰日工業大学短期留学生のジェーンさん(情報通信工学科 村岡研究室)とソムオーさん(経営コミュニケーション学科 宮曽根研究室)が、6月9日(木)仙台市立八木山小学校でタイについてプレゼンテーションを行いました。
 また、児童たちとタイのじゃんけん大会を行うなどして交流を深めました。  児童たちは、タイの国旗の意味※などの難しい質問を積極的にしたり、タイ語で「コップンカー(カップ)=ありがとう」とみんなでお礼を言ってくれたりと、大変有意義な交流となりました。

※赤は国家・国民の生命、白は白象に由来し仏教による加護と純粋な信仰心、紺は王室を象徴

<今後の行事のお知らせ>
今年度の泰日工業大学の派遣に興味のある方はぜひいらしてください。
・日時:6月14日(火) 15:00~
・場所:八木山キャンパス1号館3階133教室

<タイフェスティバルのお知らせ>
 2016年6月11日(土)~6月12日(日)に第4回 タイフェスティバル in 仙台 2016(勾当台公園)が行われます。
http://www.thaifestival-sendai.com/

<関連リンク>
 東北工業大学ホームページ
http://www.tohtech.ac.jp/news/2016/06/post_835.html

泰日工業大学(TNI)・サマープログラム参加者募集

お知らせ

マングローブ植林プログラム、タイの日系企業訪問、Home Stay 歴史と文化の学習

 本学と国際交流協定大学であるタイの泰日工業大学(以下TNI)において、ホームステイを伴うサマープログラムが開催されます。タイの歴史や文化および自然を学びながら、TNI学生と交流を深めてみませんか。
 なお、このプログラムには日本の他大学からも多数の学生が参加します。TNIの学生そして日本の他大学の学生とコミュニケーションをはかる絶好の機会でもありますので、奮って応募してください。

[実施期間] 

2016年8月25日(木) 開始(タイ現地集合) 9月5日(月) 終了(現地解散)

[対象]

TNIと国際交流協定を締結している日本の30の大学の学部生、大学院生

[定員]

東北工業大学から2名程度を予定。学内選考あり。
本プログラム全体の定員は、15名から40名程度。

[応募資格]

心身ともに健康であること

[語学能力]

タイ語能力不問(授業は日本語または英語で実施)

[参加費予定]

参加費(宿泊費)は大学が負担します。
交通費は1/2を自己負担とします。
ホテルでの朝食以外のすべての食費・生活費・保険は自己負担です。

[申し込み方法]

別紙の参加申込書に必要事項を記入し教務学生課・長町事務室に提出すること。
ただし、顔写真は、参加決定した場合に準備してもらいます。

[申し込み締切(学内締切)]

2016年6月30日(木)15:00

[学内選考の方法]

参加申込書にもとづく書類選考を行い、本学からの参加者を決定します。
なお、選考結果については、7月上旬に通知します。

*詳細については、教務学生課(022-305-3110)でご確認ください。
*ポスターはこちら(PDF)
*スケジュールはこちら(PDF)
*ガイド・F&Qはこちら(PDF)

 

本学に留学中の泰日工業大学留学生が仙台城南高等学校で生徒たちと交流を深めました

お知らせ

 タイ・泰日工業大学短期留学生のジェーンさん(情報通信工学科 村岡研究室)とソムオーさん(経営コミュニケーション学科 宮曽根研究室)ならびに泰日工業大学教員のナパパットさん(情報通信工学科 角田研究室)が、5月26日(木)仙台城南高等学校で、タイについてプレゼンテーションを行い生徒たちと交流を深めました。
 生徒たちが積極的にタイについて質問を行い、大変有意義な交流となりました。

<関連リンク>
東北工業大学ホームページ
http://www.tohtech.ac.jp/news/2016/06/post_828.html

仙台城南高校ホームページ
http://sendai-johnan.ed.jp/newstopics/oshirase/2016060310363.html

平成28年度泰日工業大学(TNI)大学祭参加学生募集について

お知らせ

【趣旨】

本学では、タイ・泰日工業大学(TNI)と協力し、2年に一度、国際セミナーを開催していますが、今年度は、下記の内容のとおり、7日間、バンコクTNIでセミナーを開催いたしますので、参加希望の学生を広く募集します。今回のプログラムは、泰日工業大学の大学祭に参加してさまざまな発表を行うとともに、周辺の文化施設の見学や泰日工業大学学生との交流を通して、参加者の視野を広げ異文化に対する理解を深めることを目的としています。

【セミナー概要】 

主として、以下の内容等について、泰日工業大学の学生と交流を深めます。
1.自分の研究内容をポスター等で発表など
2.TNI大学祭(8月5日)で行われる各種コンテストやダンスパフォーマンスなどへの出場、
  および日本文化の紹介などを行う。(詳細については事前研修にて決定する。)

<TNIの大学祭の内容(TNIのホームページで確認できます)>
・日本の漫画からとったコスチュームプレイで出場し、審査員に審査してもらうコンテスト
・Webデザインコンテスト
・アニメを作るコンテスト
・ITビジネスコンテスト
・和太鼓や日本のおどり(よさこい)、ダンスパフォーマンスを披露
・和食や和菓子を通して日本文化紹介など

例:[2014年本学の大学祭にて]TNI学生が紹介したこと
   ①タイ語・日本語の組み込みでの翻訳ソフトを作成し紹介
   ②インテリア・エクステリアのデザインをパソコンで紹介
   ③タイダンスを披露
   ④ポスターやステージ上でタイの文化を紹介

動画での様子はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=7WVA88kvFTA

【留学期間】

2016年8月3日(水)から8月9日(火)まで

【開催場所】

泰日工業大学(タイ・バンコク)

【申請資格】

・事前研修会も含め、全プログラムの日程に参加できる本学の学生。
・外国の学生と積極的にコミュニケーションを図りたいと考えている本学の学生。

【募集人数】

数名

【審査方法】

提出された申込書による書類選考により本学からの参加者を選考します。

【プログラム費】

各自負担:公式行事以外の食費や移動費、その他個人支出費用
本学負担:旅費(渡航費)、滞在費、公式行事の参加に必要な経費

【応募方法】

参加申込書を教務学生課に提出

【応募締め切り】

2016年6月13日(月)まで

 

アメリカ・Juniata Collegeに在学中 本学で学んだ学生からの現地リポートについて

お知らせ

本学の都市マネジメント学科で学び、現在アメリカ・Juniata Collegeに在学中の学生から現地報告がありますのでぜひご覧ください。


堰合 亮(せきあい りょう)

大学:JuniataCollege (Pennsylvania, USA)
期間:2014年8月 – 2016年12月現在滞在
   (2011年4月 – 2014年7月 東北工業大学 都市マネジメント学科3年次まで在学)
専攻:Engineering Marketing

 みなさん、こんにちは。私は堰合亮(せきあいりょう)と申します。現在、学位取得のためにアメリカへ留学をしています。このエッセイには私なりに、留学を通じて感じたことを書きました。将来、東北工業大学から留学を希望している皆様もしくは海外に少しでも興味のある方へ、少しでも参考になれば幸いです。この文章を通じて皆様に1番伝えたいことは、長期短期問わず、海外に出てみてほしいということです。

アメリカの大学生活:私はアメリカにあるJuniata Collegeに在学しています。全寮制の大学であり、ほとんどの学生がキャンパス内に住んでいます。生活の全てがキャンパス内で完結するためほとんどキャンパスの外に出ることはありません。そのような環境のなか、日々勉学に勤しんでいます。アメリカの大学生はよく勉強します。私が日本にいた頃は、短期集中型で、テストの直前に猛勉強をするタイプでした。そのためテストの前日はとても大変だったことを覚えています。アメリカでの生活がどういうものかというと、そのテスト前日に必死になって勉強した夜が、セメスターが終わるまでずっと続くような感じです。また留学生として対等にアメリカ人とディスカッションをし、レポートを書こうとすると準備が重要になります。日々の宿題を消化しつつ、授業の準備をしなければならないので、すごく忙しいような気がします。ただし、平日にたくさん勉強をした分、週末にはたくさん羽をのばします。私が留学する前はアメリカの大学では自分の学びたいことを能動的に学べるものだと考えていました。しかし、クラスの選択においてはある程度は選択の自由がありますが、授業が始まってみると、ほとんど与えられた課題を消化することがアメリカの大学の学びであることが分かりました。そこの点に関しては私の誤算でした。しかし、それでもなお大学の先生との距離が近いこともあるおかげで大学生活はとても充実しています。

専攻:私は現在、 マーケティンングを中心に学問を深めています。私の専攻はEngineering Marketingです。恐らく聞いたことのない専攻だと思います。なぜなら、この専攻は私自身の大学生活を振り返り、それをもとに自分で考えたからです。私なりに将来、求められると思われるスキルを1番効率よく学習するための専攻(プログラム)です。私の現在在学しているJuniata Collegeでは一定の条件を満たせば、自分で専攻を作ることができます。現在、学問はとても細分化しており、アメリカで学生をしていると、見慣れない学問分野をよく見たり耳にしたりします。それくらい各分野の細分化が進み、各分野の最先端ではその分野の最高峰の知識が求められます。私は幅広い学問の知識は持ちつつも、その中で自分の得意とする分野を作ることが大事だと考え自分の専攻を創ることしました。私の例で言えば、EngineeringとMarketingを組み合わせて新しい専攻を作りました。Engineeringと一口にいっても、Engineerはそれぞれがエキスパートであり、スペシャリストでなくてはなりません。専門分野の知識と経験を併せ持つものです。その全ての分野を学ぶことは到底不可能なので、Engineerとして求められる大学で学べると思われる最低限のことを学びつつも、その他にMarketingを学び、素晴らしいテクノロジーや技術を開発し、それを国内外問わず、普及させていくことができるスペシャリストを目指すためにこの専攻にしました。私のいる大学はリベラルアーツカレッジです。そのためたくさんの分野の授業を大学側が提供しています。アドバイザーといわれる先生たちと相談しながら、数ある分野の授業から選択し、自分の専攻を組み立てていきます。

グローバルな人間とは:グローバルな人間とはどのような人のことを言うのでしょうか。数カ国語を操り、様々な国で仕事ができる人でしょうか。私の答えは日本人として、日本のことをきちんと理解し、説明ができる人だと思います。英語や中国語ができるということが必須であるようには感じません。それよりも、日本人として日本のことを誇りに想い、日本の歴史や文化をきちんと理解しそれをもとに自分のアイデンティティーを確立し、海外の人とでもきちんと意見を主張することができることの方が大切だと考えます。

英語:海外に出る際に持っておいた方が良いスキルがあります。それは英語です。私は英語がとても苦手です。高校生の時は英語が1番の苦手科目でした。しかし、現在はその英語を使って、大学の授業に参加し、ついていけるまでになりました。高校生までの私にとっては英語は数学や化学と同じように、ただの一つの科目でしかありませんでした。英語が義務教育に組み込まれ、全員が学ばなければなりません。それが嫌でした。なぜ、英語を学ばなければいけないのか分からなかったからです。今でも苦手ではありますが、苦手意識を少し軽減させてくれる考えを持つことができました。英語を学ぶということは英語を学ぶためのものではなく、英語をツールとして使い、様々なことを行うことだと思います。例えば、英語を学ぶことの利点として海外に出た際に海外の人とコミュニケーションが容易になるということがあります。容易になるということは間違いありませんが、完全に出来るというわけではありません。また、その他の利点として、英語でしかアクセスできない情報にたどり着けるということがあります。ニュースや新聞、あるいはインターネットの世界で使われている日本語の数はごくわずかなものです。もし、英語をうまく使うことができるのであれば、日本語以外の情報にもアクセスすることができます。それは素晴らしいことです。そのような意味でも英語を学ぶ意義は大いにあると考えます。

私が留学に至るまで:私が東北工大学に入学したのは2011年の5月でした。その頃から、海外で勉強をしたいという想いがありましたが、実際にそれを確信したのは大学1年時の終わりに東北工業大学からの交換留学生として、タイにある泰日工業大学に10日間留学させて頂いたことが大きな転機となったと思います。タイへの短期留学が僕の初めての海外経験となりました。そこで得た海外の経験は今に繫がっています。それまで遠い所と感じていた海外がとても身近に感じられるようになりました。海外に関するニュースにも興味を持つようになりました。その後、もう1度タイへ、その後にカンボジア、カナダ、中国、ミャンマー、インド、アメリカと様々な国に行きました。どの国も独自の文化や言語があり、とても興味深かったです。そこで私が1番感じたことは、なるべく早く日本以外の国をみた方が良いということです。意外とは思いますが、日本のことをよく知るためにも、海外に出るということはとても有効だと思います。私のような長期留学ではなくても、2、3日でも良いのでとりあえず、行ってみるということが大事だと思います。日本の大学生はそれが可能だと考えます。長期休暇を利用したり、短期留学に申し込んでみたりすると良いと思います。私は最近、世界中からくる留学生との生活を通じて、世界はとても広く、まだまだ見るべきことはたくさんあるように感じます。

 人生は長いようで短いと思います。やりたいと思えることがあったら、迷わずそれをすることをおすすめします。海外に少しでも興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。東北工業大学の先生や職員の方たちは全力でサポートして下さると思います。もし、私に何か力になれることがあれば連絡を下さい。お待ちしております。ありがとうございました。

タイの文化を味わってみませんか

お知らせ

経営コミュニケーション学科 准教授 (国際交流委員会) 佐藤飛鳥


 本学と泰日工業大学(以下TNI)は 2年に1度シンポジウムを開催し、教員の研究交流及び学生の異文化交流を行っています。つまり、4年に1度タイでの交流、その2年後に日本での交流(先方が4年に1度来日することになります)を繰り返しており、TNIは本学の協定校の中でも最も活発な交流をしている大学の一つです。今回はTNIにて開催された国際会議に応募し、丸山教授、角田准教授、クック講師、TNIから本学に留学中の研究生ナパパットさんと私が研究発表を行いました。バンディット学長、ラッティコン情報学部学部長、水谷先生をはじめ、TNIの先生方には今回も手厚い歓迎を受けました。
 今回の訪問で先方と協議の上、今年2016年8月5日のTNIの大学祭に学生5名程度と教員が参加することも決まりましたので、学生の皆さんにタイに興味を持ってもらうために、今回のタイの滞在時に体験したことを紹介したいと思います。
 スワンナプーム国際空港に降り立った瞬間、モワッとした熱気に包まれました。仙台空港を早朝に出発し、いつもより肌寒かったところから、急に39℃を越す湿気を含んだ蒸し暑さに放り込まれたわけです。すぐにホテルに向かいましたが、タイは時間帯によって渋滞に巻き込まれますから注意が必要です。また、道路の整備状況が良くないところもあり、スピードを出すたび上下にかなり揺れます。車酔いをしやすい人は前の方に座ることをおすすめします。
 ICBIR*当日は、クーラーが効きすぎている部屋と調子の悪い部屋とで行ったり来たりしながら幅広い分野の研究発表を聞き、質問をして理解を深めました。共通言語は英語ですが、話者によって単語の最後を発音しなかったり、文章のイントネーションの抑揚の波がかなり違ったりして国際学会らしさにあふれていました。そこで食べたランチはそれなりに辛く、またパーティーの料理はなぜかすべての料理が甘い味付けで、暑い気候に合わせて汗をかき、失ったカロリーを補給するための栄養を取った気がしました。香辛料の硬い豆のようなものが入っていることがありますから気をつけましょう。現地の人は食べていませんでしたが、ぱっと見グリーンピースですので噛んでしまいます。
パーティーでは団長の石川副学長(国際交流委員会委員長)が挨拶し、TNIスタッフへの感謝と2校の協定の歴史を紹介して、さらなる関係の深化を約束しました。

*International Conference on Business and Industrial Research

ICBIRオープニング挨拶。
真剣に基調講演に耳を傾けるクック講師。
丸山教授の発表。
発表後の参加証明書授与。
石川副学長(国際交流委員会委員長)のスピーチ。
泰日工業大学エントランスにて記念撮影。

 今回の訪問団と現地の方を紹介します。左から、TNIの学生、愛称アイスさん。彼女は日本語を勉強し始めて2年だそうですが、漢字の勉強もするほど日本語が上達しています。2番目はTNIで教員をしており、博士号取得を目指して現在角田研で研究生をしているナパパットさんです。3番目は共通教育センターのサイモン・クック・ダニエル講師です。Complex Dynamic Systemsを用いた学生の学習モチベーション向上について発表しました。4番目は経営コミュニケーション学科の佐藤飛鳥准教授です。地元企業の支援を目指したProject Based Learningの実践・手法と学生の成長について発表しました。5番目は団長の石川善美副学長です。TNIとの今後の交流を深めるため、協議の中心となりました。6番目は知能エレクトロニクス学科の丸山次人教授です。高齢者が坂道でも安全に歩行できるように開発中のシルバーカートについて、八木山の坂道を使用したビデオも見せながら発表しました。7番目がラッティコン情報学部学部長です。日本の大学院への留学経験があり、非常に流暢な日本語を話されます。前回(2年前)の本学でのシンポジウムにも参加され、今回の交流協議、タイのご案内もお引受けいただき大変お世話になりました。8番目が情報通信工学科の角田裕准教授です。様々な分野で利用が急拡大中のInternet of Thingsのシンプルで安全な社会モデルについて発表しました。9番目、右端が教務学生課の村口美佐さんです。国際交流の担当として、皆さんが安心して海外(短期)留学・研修を出来るようにサポートをしてくれます。また、受け入れ時の窓口担当でもあり、来日前の留学生の所属大学とのやり取り、来日後のアフターケアも行っています。
 このように、本学所属の教員の研究領域も幅広く、国際学会で発表し活躍しています。学生の皆さんにとっても最新の研究を取り入れた講義を聞くことができるということです。


「タイらしさ」の体験 その1 タクシーにて

 ホテルからTNIまではタクシーで行くのですが、日本のタクシーでは絶対にありえない経験をしました。英語の住所であれば自信を持って道がわかりますが、ドライバーはタイ語のみ、標識もタイ語表記で理解できません。ホテルでTNIの住所をタイ語で書いてもらった紙を見せて出発しました。今回の訪問団は6名でしたから2台のタクシーに分かれてTNIに向かい、出勤時間帯は渋滞になることもあり、TNIまでの経路は乗車するたびに異なっていて、先に出発したタクシーのほうが後に着いたりもしました。2日目の朝、昨日とは違う道だな、と漠然と思いながら乗っていると、タクシーは突然左側に幅寄せを始めました。そして 1台のリヤカーに向かってクラクションを数回鳴らしたのです。
 そのリヤカーはさとうきびジュースの屋台でした。お客さんを乗せ、タクシーのメーターを回したまま、我々には何も告げずに自分の買い物をしたのです。ドライバーは全く悪びれる様子もなく、屋台にお金を払って再び車を走らせました。着いた時の金額はそこまで遠回りした感じではありませんでしたから、これがタイのやり方だと考えて細かいことは気にしないことにしましたが、やはり衝撃を受けました。


「タイらしさ」の体験 その2 信仰の深さ
アユタヤのワット・マハータートにある木の根で覆われた仏頭。仏頭より高い位置から写真を撮ってはいけないと注意書きがある。

 大学間の交流ももちろんですが、異文化理解を深めるためには是非市内の寺院(ワット)やアユタヤなどの歴史遺産にも触れて欲しいと思います。ビルマとの壮絶な闘いの結果、仏像の頭部が無残にも破壊され、埋め込まれていた高額な宝石や、貼られていた金箔を溶かすために集められ、体とは引き離されてしまいました。

 タイの方は90%以上が仏教徒とのことで、至る所に寺院があります。仏像に金箔を貼ったり、線香を立てたり、オイルを注いだりと、さまざまな方法で信仰の表現をします。日本でも京都の神社仏閣を観光する人々は多くいますが、タイでは地元の方と思われるタイの方が信仰深くお参りをしに来ているため、どの寺院もかなりの人出です。タイに行く際は暑いですから露出の多い格好で行くと思いますが、寺院では敬意を払うために露出を控えましょう。布の貸出もあります。また、神聖な場所ですから靴を脱がなくてはならない場所が多いです。脱ぎ履きしやすいスニーカーを用意しましょう。また、アユタヤの世界遺産は当時のレンガのままで歩きにくい場所も多いですから、足首をひねらないように気をつけましょう。
 今回は残念なことにワット・ポーの寝釈迦仏の足の裏部分が修復中で見られませんでした。また、船でチャオプラヤ川を渡ってすぐのワット・アルンにも行きましたが、改修工事中で、前回(4年前)訪れた時には塔のかなり上まで登れましたが、今回は途中までしか登ることが出来ませんでした。

ワット・ポーの寝釈迦仏、全長49m。写真に収まりきらないほど大きい。
火が燃え続けるようにオイルを注ぐ人々。生まれた曜日により像が決まっている。手前から月曜日。
ワット・アルンの塔は1体1体違う像が支えている。異国情緒あふれる顔。

「タイらしさ」の体験 その3 船上レストランにて

 前回(4年前)のシンポジウムでTNIにきた時も、毎年実施しているTNIのサマープログラムに参加する学生も、チャオプラヤ川沿いにある船上レストランに連れて来ていただき、時折通る貨物船を眺めながら食事をしました。おそらく次回8月に行く皆さんも連れて行ってもらえるでしょう。先頭の小さな牽引船が驚くほど大きな貨物船を2艘連結で引っ張っている姿には驚きます。今回は前回と違い、痛覚を刺激するほどの辛い料理を口にすることはありませんでした。観光地には多くの屋台が出ていますが、お腹を壊すこともありますから十分注意しましょう。食べ慣れていない日本人の免疫ではクラッシュアイス、生野菜、生フルーツ等は避けたほうが無難です。

チャオプラヤ川沿いにある船上レストランでランチ。
大皿から取り分けて、「いただきます。」

「タイらしさ」の体験 その4 水上マーケットにて

 水上マーケットはカラフルで、おみやげの価格も最高に安いです。アユタヤにもおみやげ屋さんがありますが、観光地価格でかなり高く、同じうちわが水上マーケットでは10バーツ、アユタヤでは50バーツと5倍の価格差でした。ある屋台の店主はド派手な衣装のニューハーフでした。写真を撮り忘れたのが悔やまれます。

安いTシャツは100バーツ(350円)ほど。
Tシャツやお菓子、小さな置物、鞄などゾウモチーフのものがたくさん売られている。
ゾウに草をあげました。左:ナパパットさん、中:角田准教授、
右:TNIラッティコン情報学部学部長
ゾウに乗ることも出来ます。

泰日工業大学との今後の交流について
今後の交流についての協議前に記念品(盧准教授デザインの日本手拭い)の贈呈 (左:TNIバンディット学長、中:TNIラッティコン情報学部学部長)

 今年(2016)8月5日のTNIの大学祭に本学学生(5名程度)・教員も参加させていただくことになりました。日本漫画のコスプレ、ウェブデザインコンテスト、アニメーション作成のコンテスト、和太鼓やよさこいの披露など、タイの学生たちも日本の学生と同様に興味を持っている日本文化の紹介と交流を行う予定です。実はコスプレが趣味の君、ダンスが得意で「魅せたい」と思うあなた、タイに友人が欲しくて日本の良さを紹介したい皆さん、是非応募してください。市内寺院やアユタヤの観光も出来るかもしれません。この他、TNIでは毎年「サマープログラム」を実施し、多くの学生が参加し世界への扉を開いています。こちらへの応募もお待ちしています。2017年、TNIは10周年を迎えます。本学との交流プログラムについても今後協議を重ねながら両校の関係を深め、タイと日本との結びつきを強くしていきます。興味を持った皆さん、世界に飛び出す第一歩をタイから始めてみませんか。 教員が同行し、サポートしますから安心して応募してください。

本学八木山キャンパスを協定校フランス・Paris val de Seine 建築大学学生らが視察

お知らせ

 本学の協定校である、フランスパリVal de Seine建築大学のボリス・ヴェリアシェフ教授引率のもと、大学院生30名が本学を来訪しました。今回の訪問の目的は、本学校舎が有する免制振装置や耐震構造に関わる視察と学習です。
 本学工学部建築学科 薛教授の案内のもと、八木山キャンパスを見学し、その後ワークショップに参加しました。

(大学見学時の(大学見学時の写真)

 ワークショップでは、東日本大震災3.11に関するテーマで行われ、2014年12月に行われた同名のワークショップの2回目として位置づけています。
 仙台市危機管理室防災都市推進課課長補佐菅原 大助氏による「津波対策について」、東北大学 源栄 正人 教授による「311地震及び津波について」、五十子 幸樹 教授による「建築耐震工学の最先端について」、本学からは新井 信幸 准教授による「復興のその先に向けたコミュニティ・デザインについて」、福屋 粧子 准教授による「復興計画事例について」と題した講演がそれぞれ行われました。
 講演後、質疑討論が活発に行われ、予定時間を大幅に超えて1時間延長し終了しました。

 ワークショップ終了後は、本学食堂でウェルカムパーティを開催し、本学国際委員会メンバーならびに建築学科学生、大学院生を含め多数の本学関係者が参加しました。
 また、将来留学を目指す学生も参加しフランスの学生と積極的に交流をしていました。

※フランスパリVal de Seine建築大学 = ENSAPVS (National Graduated School of Architecture Paris Val de Seine)

泰日工業大学からの学生の受け入れについて

お知らせ

泰日工業大学(TNI)との学術交流協定により、今年も4月19日から6月18日までのおよそ2ヶ月間の日程で情報学部マルチメディア技術学科2年次Ms. Yada Kongniratsaiyakul (ヤダ・コンニラッサイヤクン(愛称ジェン)を情報通信工学科村岡研究室に経営学部日本語経営学科2年Ms. Thunchanok Chusangsook タンチャノック チュウサンスック(愛称 ソムオー)を経営コミュニケーション学科宮曽根研究室に2名を迎えました。

泰日工業大学(TNI)・スプリングプログラム参加者募集

お知らせ

英語による国際経営の講義、タイ国内企業の工場見学、タイ人学生との交流

 本学と国際交流協定大学であるタイの泰日工業大学(以下TNI)において、スプリングプログラムが開催されます。英語による国際経営の講義を受講し、TNI学生との交流会やタイ国内企業の工場見学などが行われます。また、全国の大学から多数参加する情報交換の場でもあります。全国の大学およびTNI教職員や学生とコミュニケーションをはかる絶好の機会でもありますので、ぜひご参加ください。

[実施期間] 

2016年3月14日(月)タイ現地集合 3月24日(木) 終了(現地解散)

[対象]

TNIと学生交流協定を締結している日本の30大学の学部生、大学院生

[定員]

東北工業大学から2名程度を予定。学内選考あり。

[応募資格]

心身ともに健康な方

[語学能力]

授業は英語で実施(目安 トーイック450点程度)

[参加費予定]

経費概算 約63,000円
参加費:8,000THB (約2.6万円) 1/2 (約1.3万円)大学負担 1/2 (約1.3万円)自己負担
交通費(約10万円): 1/2(約5万円)大学負担 1/2(約5万円)自己負担
宿泊費:TNI負担
食費・生活費・保険: 自己負担

[申し込み方法]

別紙の参加申込書に記入し学生課に提出する。

[申し込み締切(学内締切)]

2016年2月2日(金)12:00

[学内選考の方法]

申し込みの締切後、提出された申込書による書類選考と必要により面接を実施して本学からの参加者を選考します。

*詳細については、教務学生課(022-305-3110)でご確認ください。
*ポスターはこちら(PDF)