東北工業大学

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学長室

学長メッセージ集

No.04カーボンニュートラルへの本学の取り組み

2021.09.09

 本学は「東北SDGs研究実践拠点」を核に、持続可能な未来の東北を創造すべく学内外協働して取り組んでいるところですが、2021年度は、Society5.0研究拠点および気候危機・対策技術研究拠点を増設するとともに、東北工業大学におけるSDGsへの寄与を深化させるべく<TOHTECH with SDGs>宣言を発しました。
 特に気候危機・対策技術研究拠点は、地球温暖化に代表される気候変動がいまや気候危機(Climate Crisis)と呼称されるほどその深刻さを増していることを背景に、人為の地球環境影響を含め、本学における関連研究者をチームとして束ね、学内外共同研究の拠点とすることを目的に設置されました。既存の東北景観研究所(所長:不破正仁・建築学科)、プレアデザイン研究所(所長:武山倫・生活デザイン学科)を再配置するとともに、グリーンイノベーション研究所(所長:加藤善大・環境応用化学科)と環境建築研究所(所長:大石洋之・建築学科)を新たに設置いたしました。
 そして7月29日、本学も参画する188の国公私立大学等および文部科学省、経済産業省、環境省による「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」の設立総会が開催され、ビジョン・ステートメントと5つのワーキンググループの設置が承認されました。このコアリション設立に併せ、ゼロカーボン・キャンパスWGに本学の環境建築研究所が、イノベーションWGに本学のグリーンイノベーション研究所が、それぞれ本学を代表して参画しています。
 東北工業大学はこのコアリションへの参画を通じて、本学の研究成果や取り組みを社会に発信するのみならず、他大学等の優れた取り組みを本学運営に取り入れ、そして何よりも「大学から大学、地域、国、世界へと、次々と展開(ビジョン・ステートメントより)」し、カーボンニュートラルの達成に貢献する所存です。学生教職員を問わず、学内外を問わず、カーボンニュートラルに関心ある各位と共に、持続可能な未来の東北を創っていきたいと考えております。

2021年9月9日
学長 渡邉 浩文
(問い合わせ:研究支援センター