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学長室

学長メッセージ集

No.49令和元年の東北SDGs研究と円卓会議について

2019.12.06

予定していた令和元年の東北SDGs研究の円卓会議が終了しました。この起点となった本学の5カ年計画「TOHTECH2023」の教育研究および円卓会議の目的を確認します。(詳細はそれぞれのURLをご参照ください)
大学では、今年度から5カ年の新行動計画をスタートさせました。建学の精神に基づき、東北地方に位置する最も魅力ある工科系私立大学として「多様な人材の育成と、持続可能な社会と環境を研究実践する、地域に根ざし、地域のニーズに応え、地域から信頼される自主自立の精神で発展する大学」を将来ビジョンとする「TOHTECH2023」です。

「TOHTECH2023」では、「教育」については、教育の質保証と学生満足度を向上させる施策、キャリア教育と就職支援を進めます。2020年4月からは、工学部環境応用化学科、及び建築学部 建築学科を新たに設置し、工学部、そして建築学部、さらに一部学科名称を変更するライフデザイン学部の3学部8学科体制で新たに歩みを進めます。本件は既に本学ホームページなどで周知しており、学生募集もすでに実施中です。
「研究」では、「東北工業大学とつくる東北SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」の研究実践拠点づくりを進めています。この「東北SDGs事業」を進めるにあたり、大学ではコア研究への集約、プロジェクト研究所の設置および学内研究テーマの公募を行って、3つのコア研究拠点、11のプロジェクト研究所25の学内公募研究を採択し、展開中です。研究組織は、学内の分野横断型教員ならびに他大学、企業や自治体の研究員などで構成されており、本学独自の研究環境として構築したものです。

これらの研究は、①学外への成果の公表、②開催地の企業人や卒業生および一般の方との情報交換、③成果に対する批評や希望に応える形で次年度以降の研究展開、という手法で研究を発展させ、社会に貢献するという本学独自のスタイルを採っています。この①②のイベントを「円卓会議」と名付けて東北をはじめ各地で開催することとしました。
令和元年は3度の円卓会議を実施しました。
【令和元年度円卓会議】
(1)6月1日(土) 青森県(青森市)円卓会議
(2)8月24日(土) 岩手県(北上市)円卓会議
(3)11月23日(土) 関東圏(東京)円卓会議
円卓会議では大学から研究講演を2編、次いで地域の4~6名の卒業生から教育研究への要望や東北工大に期待したいことなどの意見を頂戴する機会となりました。

次年度以降も、開催会場を東北の他県に移し、継続するつもりです。
本学で実践している研究成果の発信と社会貢献にご期待ください。本学の同窓会や後援会、そして開催地の一般の方々のご参加とご意見をお待ちしています。

令和元年11月25日
東北工業大学 学長 今野 弘