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東北工業大学 学長 今野 弘

メッセージ集

皆さまにメッセージをお届けします

No.48

誇れる今回の総合定期戦

2019.09.05

8月27、28日の二日間にわたる今年の北海道科学大学との総合定期戦は、学内外からの支援によるいくつかの印象的なことがあり、誇れる大会と感じたので敢えて本稿を認めた。

「開会式およびオープニングゲーム」 
例年一日目は遠征大学の各種調整および各部の練習にあてられ、夕方からの開会式は、大会役員および選手などが出席して短い時間で終了していた。
今回一日目の開会式は、初めて長町のゼビオアリーナ仙台を会場として開催された。開会式前に、その会場で一般学生の参加によるミニ版のeスポーツやダーツ競技が開かれた。開会式は例年通りのセレモニーがあり、開会式後には、應援団、チアリーダー部さらにダンスサークル部などのパフォーマンスがあり会場の雰囲気が盛り上がった。会場は約1,000人で埋め尽くされたが、これは例年の倍以上の出席者となった。そして、オープニングゲームとして、バスケットボール競技が選手の入場や実況をスクリーンに映し出し、アナウンスなどもある中で開催された。
この企画の背景には、総合定期戦を、プレーヤー以外の出席者に、選手の日頃の努力の成果を披露させようという意図が感じられた。プレーヤー以外とは、一般の学生や教職員、父母や卒業生を初めとする一般の方々である。そのためのeスポーツなどミニ競技の企画が組まれ、参加者のための本学両キャンパスから会場へのシャトルバスが手配されていた。
大学スポーツは、その中心に学生の教育、人間的な成長を促すという視点がなくてはならない。そのための環境設定が大学に求められることになるが、この種の企画もそれに貢献していると感じた一つである。

「総合優勝は逃したが快挙と呼べる誇れる大会
- 各部、選手の奮闘、同窓会、後援会の支援 そして
準備および運営に関わった学生および教職員の協力」

二日目の競技は、会場を泉総合運動場に移して開催された。この会場にも大学の両キャンパスから応援バスが運行された。
今回の大会は、北海道科学大学の10連覇がかかっていて、本学としてはそれを阻止せんとする環境づくりを工夫したことがわかる。サポートする大学、学生の実行委員や教職員の運営委員、そして応援する一般の学生、教職員もそのサポート環境づくりにたいへん協力したように思う。
5月17日には八木山キャンパスの体育館で、定期戦参加部に対する壮行会が開催された(http://www.tohtech.ac.jp/topics/information/9958.html)。その折には各部の目指すスローガンを刷り込んだ「部旗」が、各部に手渡された。これは、本学同窓会のご恵贈によるもので、各部は部旗の基に、応援する先輩たち、卒業生を重ね見たことであろう。
また、7月18日には、本学後援会から、柔道部に対して、「東北工大」の名前の入った道着のご寄贈を受け、チーム一丸となって総合優勝の力になりたいと柔道部の学生が意気込みを示していた(http://www.tohtech.ac.jp/topics/photoblog/10497.html)。
大会に向けたこのような環境は、暑い夏の大会に向けて参加する各部の練習にも一段と力が入ったことと思う。
開会式後の開幕試合と、閉会式前の最終試合は、定期戦参加者が全員で応援できる態勢がとられた。選手にとっても大変印象深く、記憶に残る、感慨深い試合となったことだろう。他の種目においても、応援した一人ひとりが、学生の能力の高さ、課外活動の醍醐味、その感動を味わったに違いない。
総合成績は、12種目で6勝6敗。引き分けなのでルールによって遠征大学の勝利となり、北海道科学大学に10連覇を譲ることとなったが、第24回大会以来10年ぶりの本学の6勝であり、敗れた種目も僅差によるもので、この大会は戦績上も快挙といえる誇らしい大会となった。各部を指導されている学内外の指導者のご尽力とプレーヤーの奮闘を称え、応援し、サポートした全てのみなさんに感謝したい。
前に本欄で、「総合定期戦における学生の活動は、教室内の顔とは異なる学生の、真剣で、誠実な姿を目の当たりにできて、成長を感じる」と記したが、プレーヤーのみならず、課外活動を奨励し、その環境づくりに全学を挙げて取り組めたことで、より多くの学生の成長が期待できることを実感した。北海道科学大学との定期戦が種目の競技にとどまらない新しい段階に入っていることを大切にしたい。

「定期戦の記録とその活用」
今回の北海道科学大学との総合定期戦は、動画によって記録された。34回の定期戦で初めてのことである。記録を担当した本学職員のご苦労に拠るところが大きいが、その出来栄えは感動を呼び起こすに十分である。
技術や記録媒体が発展している昨今の状況でも、各部の活動に対する動画記録はそう多くはないはずなので、この記録は価値が高く、大学の貴重な財産である。それだけに関係機関をはじめ、学生、後援会とご父母、同窓会と先輩諸氏、後輩学生、そして社会にも広く公開して活用してほしい。

■第34回東北工業大学・北海道科学大学総合定期戦動画
https://www.youtube.com/watch?v=woOlHpuN_Bk

2019年9月5日
東北工業大学 学長 今野 弘

学長メッセージバックナンバー

東北工業大学 学長 今野 弘

メッセージ集

No.51:
令和2年度 新入生へのメッセージ(2020.04.03)
No.50:
令和元年度 卒業生・修了生へのメッセージ(2020.03.18)
No.49:
令和元年の東北SDGs研究と円卓会議について(2019.12.06)
No.48:
誇れる今回の総合定期戦(2019.09.05)
No.47:
入学式 式辞(要旨)(2019.04.09)
No.45:
本学の支援センターに期待していること(2019.02.22)
No.44:
本学のCOC事業の5年間の総括にあたって(2019.02.18)
No.43:
連携協定の締結および本学教員の研究成果 -「仙台日赤病院」、「登米市」との連携協定締結時の感想 (2018.12.14)
No.42:
今回 札幌で感じたこと  - 北海道科学大学総合定期戦(2018.09.03)
No.41:
本学の各県での父母懇談会  -今年も盛会 そして今後に向けて(2018.06.20)
No.40:
本学の特徴のひとつ:多様な学生を育てる教育環境-本学のアピールしたいこと(2018.05.20)
No.39:
平成30年度入学式 式辞(2018.04.04)
No.38:
学位授与式 式辞(2018.03.20)
No.46:
学位授与式 式辞(要旨)(2018.03.20)
No.37:
退職される先生方へのひとことお礼-「2017年度退職教員を送る会」にて(2018.03.09)
No.36:
卒業生がお世話になっている企業の方々に-本学主催の合同企業説明会において(2018.03.05)
No.35:
平成29年度仙台城南高校の卒業生に-卒業式のお祝いのことば(2018.03.01)
No.34:
うれしい全学部、全学科、全学年にわたる表彰者-課外活動優秀者表彰(2018.02.15)
No.33:
芝浦工業大学との連携に関する協定書締結署名式にて(2017.12.07)
No.32:
同窓会総会時 卒業生に向けて(2017.10.21)
No.31:
大学祭時の父母の方々へ(2017.10.14)
No.30:
宮城県白石工業高校との高大研究授業の開講式-研究授業の目的(2017.10.03)
No.29:
北海道科学大学との総合定期戦開会式に臨んで(2017.08.29)
No.28:
本学野球部の創部50周年に寄せて(2017.08.11)
No.27:
虫明康人先生のIEEEマイルストーン*の受賞を記念して(2017.08.09)
No.26:
玄奘大学からの短期留学生の修了式にて(2017.07.11)
No.25:
今年度の父母懇談会を終了して(2017.06.26)
No.24:
平成29年度入学式 式辞(2017.04.03)
No.23:
学位授与式 式辞(2017.03.22)
No.22:
就職先を見つけること、そしてそこで精一杯努力することの大切さ - 合同企業説明会における進路指導集会(2017.3.2)での学生へのメッセージー(2017.03.02)
No.21:
ラオスの高校生、大学生の皆さんへ -JICE JENESYS2016で本学を訪問(2017.2.9)された皆さんへ-(2017.02.09)
No.20:
リーダーズキャンプと本学のサークル活動 -リーダーズキャンプ学生教職員昼食懇談会(2017.2.6)の開催に際して-(2017.02.06)
No.19:
将来の仕事、職業選び - 就業体験(現業実習やインターンシップなど)のススメ(2017.01.31)
No.17:
仙台市教育委員会との連携協力の意義 -覚書締結式(2017年1月19日仙台市役所)において-(2017.01.19)
No.17:
大学院へのススメ - 進路の一つとして、一度考えてみてください ー(2016.11.09)
No.16:
第41回工大祭の開催に向けて - 工大祭を企画し、準備し、参加するすべての皆さんへ ー(2016.10.11)
No.15:
式 辞 - 平成28年度9月 学位授与式(30/Sep/2016)で卒業生に ー(2016.09.30)
No.14:
秋田県との協定締結の喜びと抱負- 秋田県Aターン促進協定締結式(28/Sep/2016:秋田県庁)において ー(2016.09.28)
No.13:
誇りと自信を持ち、そして責任も自覚して行動 - 表彰式(23/Sep/2016)において成績優秀者に対して ー(2016.09.23)
No.12:
国際交流のススメ - 本学における、特に学生の国際交流の環境 ー(2016.09.21)
No.11:
北海道科学大学との交流 - 8月23,24日の総合定期戦を終えて ー(2016.08.25)
No.10:
温故知新 ここで次の歩み、本学のルーツを繙いてください - 「史料センター」オープニングセレモニーに参列された方に ー(2016.07.20)
No.9:
社会貢献できる学生、大学院生を育てる自信とそのことに誇りを持つ大学 ー 大学説明会に出席された高校教員に ー(2016.06.17)
No.8:
利便性の高まった一番町ロビー - リニューアルオープンセレモニーの出席者に(2016.05.16)
No.7:
クラブ活動を通した人間教育に対するご協力のお願い ー クラブ指導者の方へ ー(2016.04.29)
No.6:
皆さんは本学の誇り、活動経費は計画的に支出 ー 学友会代表者の学生に ー(2016.04.28)
No.5:
各委員は大学全体の視点での審議、提案の協力を ー 教授会メンバーに ー(2016.04.15)
No.4:
各部局を統括するとともに、大学全体の視点で考えてください ー 代議員会メンバーに対して ー(2016.04.14)
No.3:
高校時代を仙台城南高校で過ごすことの意義 ー 仙台城南高校の新入生に ー(2016.04.08)
No.2:
本学の教員になる際に考えてほしいこと ー 新任教員の方に ー(2016.04.04)
No.1:
平成28年度入学式式辞 ー 新入生の皆さまへ ー(2016.04.04)

宮城 光信 前学長

学長通信
バックナンバー

No.37:
平成27年度学位授与式式辞(2016.03.18)
No.36:
学長通信を終えるにあたって(2016.02.19)
No.35:
本当に分かるということ(2016.01.20)
No.34:
小さな発見(2015.12.18)
No.33:
研究を推進させる力(2015.11.19)
No.32:
Remember the past, live the present and trust the future(過去を思い起こし、現在を生き、未来を信頼せよ)(2015.10.16)
No.31:
未来を信じて(2015.09.18)
No.30:
あなたは何に視点を置くのか(2015.08.19)
No.29:
「荒れ野の40年―ヴァイツゼッカー大統領の演説」に学ぶ(2015.07.17)
No.28:
学校教育と社会(2015.06.23)
No.27:
入院して学んだこと(2015.05.20)
No.26:
平成27年度 入学式 式辞(2015.04.03)
No.25:
平成26年度 学位記授与式 式辞(2015.03.20)
No.24:
見ても、見えていないこと。聞こえても、聞いていないこと。(2015.02.05)
No.23:
東北工業大学が目指すもの(2015.01.07)
No.22:
靴ひもと靴べら(2014.12.08)
No.21:
技術者の役割と市民のためのデザイン(2014.11.20)
No.20:
学ぶことの意味と楽しさ(2014.10.21)
No.19:
現場主義の技術者の任務(2014.09.25)
No.18:
小さなことで、大切なこと。(2014.08.22)
No.17:
第34回東北建築賞特別賞を受賞した学生有志代表に聞く(2014.07.22)
No.16:
~第5回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテスト(ICAN’14) 世界大会出場決定の学生に聞く~ (2014.06.20)
No.15:
最近、納得したこと ――『健全な精神は健全な肉体に宿る?』―― (2014.05.22)
No.14:
学長インタビュー(2014.04.18)
No.13:
2014年度入学式式辞(2014.04.03)
No.12:
平成25年度 学位記授与式 式辞(2014.03.20)
No.11:
隠れキリシタン(2014.02.27)
No.10:
学長職 3/4に向かって(2014.01.14)
No.9:
Government of the People, by the People, for the People(2013.12.17)
No.8:
本学創立50周年を間近にして思う事(2013.10.21)
No.7:
学長対談 ~タイ・泰日工業大学(TNI)のサマープログラムに参加して~(2013.09.20)
No.6:
東北工業大学の教職員のみなさんへ(2013.08.20)
No.5:
「東北の産業界で指導的役割担う人材を育成」 (仙台経済界※2013年7月-8月号のインタビューより転載)(2013.07.19)
No.4:
学長対談 ~ライフデザイン学部クリエイティブデザイン学科学生の デザインパテントコンテスト入賞のいきさつについて~(2013.06.20)
No.3:
東北工大の学生のみなさんへ(2013.05.27)
No.2:
レストランにて(2013.5.1)(2013.05.01)
No.1:
2013年度入学式式辞(2013.4.3)(2013.04.03)