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学長室

学長メッセージ集

No.14秋田県との協定締結の喜びと抱負- 秋田県Aターン促進協定締結式(28/Sep/2016:秋田県庁)において ー

2016.09.28

本学の建学の精神は「我が国、特に東北地方の産業界で指導的役割を担う高度の技術者の養成」としております。 本学は1964年、前回の東京オリンピックの年に創設されましたので、それから52年になります。これまで約34,000名の卒業生、修了生を輩出しております。
本学への入学生は95%以上が東北地方出身であり、卒業生の半数は東北地方に就職して建学の精神を文字通り実践している大学であります。

建学の精神と本学の理念を一言で表わす本学のスローガンを掲げておりますが、それは、「創造から統合へ-仙台からの発進」 ということです。
ここで、「創造」は、理論、技術や製品の開発、人材の育成を意味しており、「統合」は、それを社会、人類に役立てることを意味しております。 それを仙台の地で準備し、そこから巣立っていくということであります。

「統合」の活動のためには その舞台を構築しなければなりません。その能力を生かす場を見つけ、そこを舞台にして社会や人々に貢献できる場を探り当てるということ、つまり職を得るとことが大切なので、本学では専門教育とともに、一年次から 人間教育、キャリア教育を心がけており、全国トップクラスの就職力という評価を得て、そのことに誇りと自信を持って教育、研究を進めております。

今回 秋田県から要望されました「秋田県出身の人材を、秋田県で活躍し、秋田の産業と地域の活性化のために育成する」という構想は、本学の建学の精神そのものであり、 今般このような協定締結に至ったものであり、私どもとしてもたいへん喜ばしく思っているところであります。
今後 大学としてできることを、本学の同窓会、後援会そして地域の企業と連携し、秋田県と協働して積極的に進めていきたいと考えています。