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学長室

学長メッセージ集

No.3高校時代を仙台城南高校で過ごすことの意義 ー 仙台城南高校の新入生に ー

2016.04.08

仙台城南高校は「大学と接続した新しい学びの創造」を基本理念として2013年4月に「宮城県随一の私立高校」をめざして、校名とともに教育内容を一新して再スタートをきりました。「大学と接続した新しい学び」とは何でしょうか?

仙台城南高校と東北工業大学は、同一法人に設立された兄弟校、姉妹校です。
大学と高校の距離が近いだけでなく、連携が強く、仙台城南高校に入学した皆さんを、高校と大学が協力して7年かけて教育する体制ができているということです。
勉学の習慣や専門の知識と技能を身につけ、責任ある社会人として卒業させる。そういう、高校と大学が連続した学びを実現しようとしているということです。

いくつかの例を挙げましょう。

  1. ①東北工業大学で大学の授業を受講する『高大連携特別講座』
  2. ②2年次の後期から半年間、仙台城南高校の生徒が、東北工業大学の研究室に来て、研究の入り口の学びをするアカデミック・インターンシップの実施
  3. ③仙台城南高校の生徒が、東北工業大学を訪問して大学の教員に色々なインタビューをするという大学訪問
  4. ④大学の施設を使用した実習や仙台城南高校の生徒のための「テクノフォ-ラム」や「オープンキャンパス」の開催

このように城南高校の生徒が、大学教員の指導に直接そして日常的に触れることで、自分の将来たとえば大学での学びをイメージでき、強い目的意識が芽生えるきっかけにもなり、普段の勉強にも良い刺激となると思います。

  1. ⑤また、仙台城南高校の工業科である「科学技術科」では、「メカトロニクス」「情報通信」「情報デザイン」「電力技術」の4コースにおいて、東北工業大学の4学科「知能エレクトロニクス学科」「情報通信工学科」「クリエイティブデザイン学科」「環境エネルギー学科」の7年間を想定したカリキュラムが編成されています
  2. ⑥仙台城南高校の卒業後に東北工業大学への進学に関する内部推薦制度があります
  3. ⑦仙台地下鉄東西線が昨年12月6日に開業しました。西の終点八木山動物公園駅には、本学法人のシャトルバスが乗り入れ、大学のキャンパスと仙台城南高校生の通学の利便性を高めています。またこのバスの一部は仙台城南高校生のデザインによるもので人気があるようです

このような施策は、高校と大学の教員が日常的に協議して計画、実行されています。それが強い連携ということです。

2016年4月8日 平成28年度仙台城南高校入学式にて