より丈夫で
環境にやさしい
建築材料の
未来を描いて
Vol.23
建築学部 建築学科菊田 貴恒教授
現代の都市空間や住環境を支え、身近な建築資材として幅広く活用されているコンクリートを代表するセメント系材料。菊田先生は、コンクリートの引っ張りにもろいという弱点を補うために、化学合成繊維や金属繊維などを混合して粘り強さを付与する強靭化の研究に取り組んでいます。また、人体の筋繊維運動メカニズムを応用した性能可変型のセメント系材料の開発といった、まだ世の中にない技術を生み出す挑戦にも情熱を注いでいます。