高い精度を追求する
実験装置の開発・改良で
粘土の圧密現象による
地盤沈下を予測
Vol.14
工学部 都市マネジメント学科権 永哲准教授
建築物の基礎を支える地盤は、その安全性に大きく関わります。自然災害などによって引き起こされる地盤沈下や液状化などを未然に防ぐため、地盤を測定して評価するのが地盤工学の研究です。権先生の研究室では、地盤の構成要素の一つである粘土の「圧密」という現象をテーマに、沈下の予測や早期に止める方法を模索する研究を行っています。そこには、社会に貢献する学問を究める誇りと強い使命感が根底にあるようです。