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NEWS & TOPICS

パリの2高等建築学校との交流
「2018Workshop on 311 EarthquakeとWelcome Party」

お知らせ

2018/05/02
国際交流委員会幹事会幹事 佐藤飛鳥

 2018年4月16日から17日にかけて、フランス・パリより教員2名(Boris Weliachew教授とMarco Tabet准教授)、両学の大学院生合わせて17名が仙台市や本学を訪れました。 【本学の協定校ENSAPVS: National Graduated School of Architecture Paris Val de Seine, パリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ国立高等建築学校と、ENSAPB: National Graduated School of Architecture Paris Belleville, パリ・ベルヴィル国立高等建築学校が来仙。】

 東日本大震災で大きな被害を免れることのできた本学の防災システムを現場で見たいという願いから、薛教授を中心として津波と制震をテーマとする本学の見学・ワークショップを2014年にはじめ、今回で5回目となりました。今回のワークショップでは、仙台市都市整備局係長より津波対策、本学建築学科新井准教授より復興のその先のコミュニティデザイン、同竹内准教授より災害支援におけるコミュニティアーキテクトの役割、東北大学源栄教授より東日本大震災における地震動と建物被害、同五十子教授より建築耐震工学の最先端について報告がありました。パリの大学院生や本学の建築系の学部生/院生も日本語・英語・フランス語の飛び交う中、日頃の講義とは異なる雰囲気に負けじと情報を得るため耳を傾けていました。

 ワークショップ終了後には建築学科5号館の最上階にてウェルカムパーティーを実施し、蒸し牡蠣やオードブルを振る舞い、教員や学生の垣根なく教育システムの違いやそれぞれの国への興味・関心に基づいた質問や会話を通してお互いに理解と友情を深めました。

建築学科が毎年(3月頃)実施しているヨーロッパ研修でもパリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ国立高等建築学校を訪れて見学するなど、年に2回は交流を続けています。今後は建築学科や国際交流委員会幹事会を主体として、本学との共同教育プログラムの開発や、将来的には大学院生の交換留学を視野に入れた協定整備を行う予定で、ますます交流の密度を高めていこうとしています。国際交流・留学に興味のある学生は是非さまざまなイベントに参加して下さい。本学ウェブサイトへの情報掲載、ポータルサイトからの連絡がメインですが、留学生支援サークルTICKや英会話サークル等を通じても情報を提供しています。

ワークショップの報告を聞くパリの大学院生たち
ワークショップの通訳をするBoris教授
5号館最上階でのウェルカムパーティー
日本で建築を学ぶことを具体的に考えていた大学院生たち
Tabet准教授