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泰日工業大学と共催シンポジウムを開催

お知らせ

知能エレクトロニクス学科 准教授
2014年度泰日工業大学と本学とのシンポジウム実行委員
水野 文雄(みずの ふみお)

10月17日に、交流協定を結んでいる泰日工業大学(TNI)と共催シンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、2年に1回、本学とTNIの両キャンパスを交互に会場としながら実施していますが、今年度は本学133教室が会場となりました。
シンポジウムでは、TNIからは 8件(教員5件、大学院生3件)、本学からは5件の講演が行われました。計13件という件数の講演があったため、長丁場でタイトなスケジュールとなりましたが、内外から36名が出席し、聴講しました。また、TNIからは学部4年生も来校しており、翌10月18日開催の工大祭内で、TNIブースを設置し、研究発表とステージ企画ではタイダンスを披露しました。
本シンポジウムを通じて、本学と、TNIとの教員交流が行われ、教育・研究連携の一層の推進が期待されます。

■泰日工業大学とのシンポジウム開催について
http://www.tohtech.ac.jp/news/2014/10/post_366.html


TNI学部生ポスター発表
(右から2番目が本人)
【タイの学生と交流して】

東北工業大学 ライフデザイン学部
経営コミュニケーション学科1年
舟山 優也(ふなやま ゆうや)

私は今回泰日工業大学(TNI)の学生のチューターを務めたのですが、一週間とは思えないほど充実した日々過ごすことができました。普段とは違う異文化交流のなかで、会話やコミュニケーションの大切さを実感しました。初日は仲良くなれるか正直不安でいっぱいでした。しかしTNIの学生さんはみんなフレンドリーで、迎え入れているこちらが歓迎されている気になりました。日数を重ねるにつれてどんどん別れるのが辛くなってきました。それは彼らと一緒に行動することがとても楽しく、終わってほしくないと思ったからです。彼らは「優也はいつタイに来るんだい?」、「僕の家に泊めるから連絡して」などとても親切な言葉をくれました。私は心のそこから彼らと再会したいと思いました。今回の活動は私の学生生活のなかでとても大きなものになると思います。そして今度またこのような機会があったらぜひ参加したいです。すばらしい機会を設けてくださり本当にありがとうございました。


タイダンスを踊る留学生と
【チューターの役割】

東北工業大学 ライフデザイン学部
経営コミュニケーション学科3年
小泉 湧多(こいずみ ゆうた)

今回、初めてチューターという立場で泰日工業大学の学生と交流を行い、外国の方をもてなすということの意味について考えさせられました。東北工業大学におけるチューターの役割とは、仙台を紹介することや外国の方が求めるものを理解するということであると思います。タイの学生と仙台駅付近を散策した際、「仙台のおすすめ料理は何か」と何度か聞かれることがありました。その時、牛タン以外のおすすめが思い付きませんでした。私は十年以上も仙台で生活しているのにもかかわらず仙台の魅力を十分に理解していないことにようやく気が付きました。また、外国の方が求めているものは生活の中に埋もれていることにも気付かされました。初めて日本に来たタイの学生が興味を持っていたものは私が見慣れている紅葉した木々でした。それは、南国であるタイにおいて紅葉を見る機会が少ないためです。つまり、私の日常には外国人にとっての非日常が存在していたということです。以上のことから、外国の方に日本や仙台のことを伝えるには自分自身がその良さを理解する必要があると感じました。

泰日工業大学の学生と交流はチューター活動という枠を超え、友達として接することができました。中でも山形県の山寺や、青葉城の案内、懇談会での会話、学園祭や買い物に付き添った時には忘れることのできない充実した時間を過ごしました。勉強不足の私は言葉の壁を少々感じましたが、日本語、タイ語、英語が飛び交う普段の生活では味わうことのできない非常に新鮮なものでした。

私は以前から国際交流に興味があり、本学のプログラムや、外部プログラムに積極的に応募してタイや台湾、中国の方と交流を行ってきました。しかし、それらの活動は自分が楽しむことを中心としたものであり、外国の方からおもてなしを受けることばかりでした。それゆえ、現在では一方的な国際交流をして来たことを反省するとともに過去にお世話になった外国の方々への感謝の気持ちが一層強くなりました。今後は、チューター活動の過程で気付いたことを国際交流、異文化理解を円滑に進めるためのヒントとして活かして行きたいと思います。