ライフデザイン学部 生活デザイン学科
栗原 広佑 研究室
森林資源の地産地消に基づく住まいのデザイン
日本の国土の約2/3は森林です。現代における日本の森林資源は過去に類を見ない程の蓄積量となっており、更にその蓄積量は年々増加傾向にあります。一方で、日本人の住まいのあり方やライフスタイルが多様化する中で、日本の森林資源と住まいの関係は希薄になりつつあります。本研究室では、かつて日本の至る所で普遍的に行われてきた「森林資源の地産地消」をキーワードとして、過去や現代における森林資源と住まいの関係性を探り、未来に向けた住まいのデザインのあり方を探求しています。
講師
栗原 広佑
KURIHARA Kosuke
学位
博士(デザイン学) 筑波大学2020年
略歴
2013年6月 – 2014年3月 | 東北大学 災害科学国際研究所 教育研究支援者 |
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2020年4月 – 2022年3月 | 関東学院大学 建築・環境学部 建築・環境学科 助手 |
2022年4月 - 現在 | 東北工業大学 ライフデザイン学部 生活デザイン学科 講師 |
研究分野
建築設計、建築環境設備工学
担当科目
- 住まいの計画
- 住まいの設備計画
- 住まいのデザイン実習Ⅰ
論文
- 簡易な二次燃焼装置を付加した時計型薪ストーブの性能に関する基礎的検討, 建築設備工学研究所報, 45, 2022.
- 薪ストーブ使用時に形成される居間の室内温熱環境の実測調査 山形県金山町の「地域型住宅」を含む木造戸建住宅を事例として, 日本生気象学会雑誌, 56(4), 2020.
- 山形県最上郡金山町における地域型住宅と薪ストーブ使用住宅の実態調査 森林資源の建材・燃料としての利用に着目して, 人間と生活環境, 26(2), 2019. など
研究テーマ
地域材の利用に基づく木造建築に関する研究
木材の地産地消の実現を目指し、地域材の利用に基づいた木造建築の構法やデザインのあり方に関する研究を行なっています。
木質バイオマス燃焼機器の性能評価と開発
森林資源の燃料としての側面に着目し、薪ストーブやペレットストーブ等に代表される木質バイオマス燃焼機器使用時に形成される室内温熱環境や、簡易な装置を用いた機器の燃焼効率向上に関する研究を行なっています。
伝統的民家・集落の環境性能に関する研究
森林資源の地産地消のお手本である伝統的な民家や、それらの集合体である集落を対象とし、そこでの温熱環境の実態や周辺環境と調和した住まい方に関する研究を行なっています。
社会活動<所属学会>
- 日本建築学会
- 日本生気象学会
- 人間-生活環境系学会
- 空気調和・衛生工学会