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東北工業大学 学長対談

Vol.4 「研究室では」

Vol.4 「研究室では」
  • 工学部 電気電子工学科 4年

    木村 冬威さん

  • 工学部 建築学科 4年

    内沢 千尋さん

  • ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 4年

    二瓶 一真さん

  • ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科 4年

    大村 文彩さん

普段あまり話をする機会がない学長と学生たちが、座談会形式でさまざまなテーマについて語り合う「学長と話そう」。今回、開かれたのは1月中旬。卒業を控えた4年生4人が集まってくれました。

それぞれの研究室

建築学科
内沢 千尋さん

内沢さん 建築学科にはデザイン系と構造計算系の研究室があるのですが、私は構造計算系を選択しました。この分野が少し苦手だったこともあり、研究を通して克服できたらなって。また、研究室の決め手となったのは先生の人柄です。研究室に所属する前から親しくしていただいて、些細なことでも相談に乗っていただけました。
二瓶さん 私の場合、入学前からカーデザインについて勉強したいと決めていました。いざ研究室を選択する際に、タイミングを見計らったかのように、カーデザイナーの経験がある先生が着任し、絶好の機会だと思い、迷わずその先生の研究室を選択しました。
木村さん すごいタイミングですね。私が所属している研究室はデバイス系の分野ですが、実はオープンキャンパスに参加したときから「ここに入ろうかな」と考えていました。実際に研究室の先生や先輩と話をして、研究内容や研究室の雰囲気に惹かれました。
大村さん オープンキャンパスがきっかけではありませんが、私も入学前から入りたい研究室を決めていました。
学長 そうだったんですか。どういった経緯で工大、そして研究室を選択したのか気になりますね。
大村さん 大学入学前、個別で工大に問い合わせをしてみたら、快く見学を受け入れてくれて。そこで案内していただいたのが現在所属している研究室の先生だったんです。いろいろな話をしているうちに、「この先生の研究室に入りたい」と思い、工大への進学を決めました。
学長 どうやら皆さん、研究室選びの決め手は教員の影響が大きいようですね。具体的に、どのような研究活動をしているのか教えてください。
内沢さん 端的に言えば構造設計ですが、私がテーマとして研究しているのはダンパー系。例えば、10号館で地震が起きたらどのような揺れ方をするのか、などですね。
木村さん 興味深いですね。私は、磁性体であるニッケルを使った研究をしています。微細加工により、ニッケルの磁性体としての効果をなくしていきます。
大村さん 分野の異なる経営コミュニケーション学科の私にとっては難しいです(笑)。皆さん本当に専門的な研究をしているんですね。私は異文化コミュニケーションを主としたさまざまなコミュニケーションに関する分野を研究しています。
二瓶さん 私はもちろんカーデザインです。具体的には、高齢者向けでありながらも運転していて楽しいと思える車をデザインしています。高齢者の事故が増えている昨今、安心して尚且つ楽しく運転ができる車があれば、自分のように運転が好きな人も長くドライブを楽しめるだろうなと。

仲間との関係性は

クリエイティブデザイン学科
二瓶 一真さん

学長 卒業間近な今、自分のテーマに沿って研究を進めていると思いますし、それが自分のものになりつつあるとすれば大学としてもうれしいことです。ところで、研究室の仲間との時間はどうですか。そこでの時間というのは記憶に残りますし、意義深い時間になると思うのですが、ぜひ聞かせてください。
大村さん 私の研究室には、4年生は全員で5人います。個人研究を進めていますが、みんなで集まってそれぞれの研究を進める、ということに意味があるのかなと思っています。
二瓶さん 分かります。私の場合もグループではなく個人で研究をしていますが、知らず知らずお互いを高め合っているというか。例えばスケッチを机上に広げていると、メンバーがアドバイスをしてくれたり。もちろん逆もあります。周囲の意見を取り入れることは就職してからも大切なことですし、個人の研究ではあるけれど研究室に所属している意味は大きいと感じます。
木村さん いま研究室にいる4年生は、1年生の頃から仲のいいメンバーばかりで、学生実験などのレポートを作成するのに、メンバーの家に泊まったりしていたほどです。研究をする日はもちろんですが、研究をしない日でもたわいもない話をしたり、ゲームをしたり。研究を早く終えても、長引いても、毎日19時くらいまでは必ずいますね。
内沢さん 私も木村さんに近いですね。全員ではありませんがメンバーはもともと顔見知りで、ときどき遊んだりしていました。ゼミ旅行なども自分たちで企画するくらい仲がいいですね。研究に関しても気軽に意見交換ができますし、楽しく活動しています。

研究との両立

内沢さん いまは一級建築士の勉強もしていて、研究との両立が大変ですが、充実しています。
二瓶さん 少し違いますが、私もアルバイトをしていて研究との両立が大変だなと感じてます。自宅のパソコンでなければできない作業も多いので、朝と夜にデザインを進めて、週に3回くらい先生に成果を報告して、アルバイトに向かって。そんな毎日です。
大村さん 私も内定先の研修に参加しているので、卒業論文との両立の大変さに苦労していますが、できるだけ頭の切り替えをするように努力しています。
木村さん すごいですね。卒業論文と並行して、研修への参加もとなると、大変ですよね。
学長 研修も大切ではありますが、大学の4年間は人生において貴重な時間になると思いますので、できれば大学で今しかできないことをしてほしいですね。

進路について

経営コミュニケーション学科 大村 文彩さん

学長 ところで皆さんは全員、就職先が内定しているようですが、大学院という選択肢はなかったのか、参考までに教えてください。
大村さん 考えたことはあります。先輩から「大村さんは大学院に行くべきだよ」と言われて、そういう選択肢もあるのかなと。ただ自分の研究に対応する分野がなかったため、就職へ舵を切りました。
二瓶さん 1年次には私も大学院を考えていましたが、アルバイトを経験するうちに、仕事をしながら勉強を継続するスタイルが、自分に合ってるのかなと感じています。
木村さん そうなんですね。私も入学時から大学院は選択肢にありました。2年次までは他大学の大学院に進むことを目標にしていましたが、学年が上がり、いろいろな人と話をしていくにつれて「就職の方がいいのでは」と思うようになりました。
内沢さん 3人ともすごいなと、話を聞いていました。私は大学生活のゴールが就職というイメージだったので、進学についてはまったく考えていませんでした。
学長 大学院はポテンシャルを高める意味では非常に有効だと考えますので、皆さんの意見をぜひ聞いてみたくて質問しました。例えば工大にも社会人の大学院生がいますので、もし機会があればそういった選択肢も考えてみてほしいですね。

4年間を振り返って

学長 もうすぐ卒業ですね。皆さんにとって工大での4年間はどのような時間でしたか?
内沢さん 私は工大に来て良かったと感じています。自分の能力を入学時よりも高めることができたのは、人とのつながりが大きかったと感じています。たくさんの人と会話をして自分の考えが変わったり、視野が広がったり。人として成長できたと実感していますし、充実した4年間でした。
二瓶さん 私にとっては、自分の能力をすごく伸ばしてくれた4年間だったと思います。カーデザイナーになりたくて工大に入学しましたが、本当になれるとは思っていませんでした。でも、実際にその第一歩を踏み出せることになり、工大からカーデザイナーとして就職するのは久々だと聞いていますので、看板を背負ったつもりで頑張りたいと思います。

電気電子工学科
木村 冬威さん

大村さん 私は4年間で、自分のことを入学時よりも知ることができたように思います。入学時は、将来何をしたいか分かりませんでしたが、研究室での活動はもちろん、サークルを立ち上げるなどの挑戦や、さまざまな経験を通じて自分にどのようなものが合うのかを見つけることができました。4月からは多世代交流型の施設で働くので、世代に合わせた適切なコミュニケーションを取りながら頑張っていきたいです。
木村さん 私は仕事を覚えると同時に、資格取得にも取り組んでいきたいですね。
内沢さん 私も仕事と並行しながら一級建築士の資格を取得したいと思っています。
学長 皆さん、明確な目標があって素晴らしいと思います。そして本学に入って良かったと言ってもらえたことに、ほっとしています。これからの活躍を後輩は見ていますし、また、皆さんの頑張りが後輩に大きく影響することもあると思います。自分の力を信じて活動を続ければ必ず道は拓けてきますので、どうか社会に巣立っても頑張ってください。