イベント
4年生後期の科目に「身体表現研究」(専門選択)があります。従来はヨガの授業を中心に実施してきましたが、2025年度は新たに太極拳の授業も加わることになりました。
10月7日は太極拳の第1回目です。講師の渡邉ゆき江先生より太極拳の歴史や効果について説明があり、中国語で挨拶をしながら、「不老拳」(ふろうけん)という24の動きの中の3つを習いました。
最初に講師の先生が音楽に合わせて二十四式の動きを流れるように披露され、その美しい動きに一同見入っていました。その後いよいよ履修者のみんなの番です。まずは、腹式の呼吸、太極拳の基本であるこぶしの作り方、手の動き、右足に重心をかけ左足を動かして肩幅に開く。少し膝を曲げて、でも膝頭がつま先より出ないように云々、細かい注意点があり、みんなの表情は真剣そのものです。
「太極拳はもともと武術なのです」(授業で習う太極拳は健康を目指したもの)と講師の先生がおっしゃる通り、手の位置や動かし方は敵にやられないための工夫が見られました。そして自分の力は抜いて、相手の力を利用して敵を倒すそうです。ほとんどの履修者が太極拳は初めてでしたが、中には子どもの頃空手を習っていて、筋の良さを誉められた人もいました。
講師の先生のわかりやすく丁寧なご指導を受けながら動きを繰り返すうちに、少しずつ様になってきました。第2回、第3回と太極拳の授業を続け二十四式の動きの主なものができることを目指します。