イベント
6月11日(水)2講時、R138教室にて、経営デザイン学科の川島和浩教授が担当する1年生対象の必修科目「会計学入門」において、ゲストスピーカーとして東京に本社を置く、税理士法人 古田土(こだと)会計 代表社員の鈴木知朗先生による特別講義「会計で社会に貢献する」を開催しました。
鈴木先生は、講義のなかで、自動化(AIロボット化)が急激に進み、10年後に無くなってしまう職業の増加が見込まれているものの、税理士・公認会計士は現在も増加していることから、高度な専門知識を持つ人財はこれからも社会に求められることを強調されました。また、機械化の波としてデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展しているなかで、DXの課題として、「従業員のリテラシーが足りない」「対応できる人材がいない」ことを指摘されました。さらに、これからの会計事務所の仕事では、どこに手を打てば利益が出るのか? どうすればもっと会社にお金が残るのか? について、ほとんどの経営者は「儲け方」を習ったことがないため、会計を通して、経営者にこの課題の解決を導く支援が必要になるとのことでした。利益を残すための経営を目指して、社長・幹部が理解するための経営資料を、組織内の経理・財務担当者や会計事務所が作成・支援していることから、会計の仕事はいつの時代にも必要であることが強調されました。そのうえで、1年生の受講学生に対して、将来の就職先として、会計専門職への興味・関心を高めてもらいたいとの期待が寄せられました。