ライフデザイン学部 生活デザイン学科
谷本 裕香子 研究室
共生社会の実現に向けた地域と
建築空間のデザイン
高齢者、障害者、子ども等、さまざまな立場の人々が積極的に参画できる社会が求められています。その実現のために、本研究室では、福祉・ユニバーサルデザインの視点からのまちづくりと地域社会と繋がる建築空間のデザインプロセスや手法について探求しています。
准教授
谷本 裕香子
TANIMOTO Yukako
学位
博士(人間科学) 早稲田大学2019年
略歴
2006年4月 - 2012年3月 | 一級建築士事務所 studioA |
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2014年4月 - 2018年3月 | 東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 助手 |
2018年4月 - 2019年3月 | 職業能力開発総合大学校 非常勤講師 |
2019年4月 - 2019年9月 | 東洋大学、首都大学東京、昭和薬科大学 非常勤講師 |
2019年10月 - 2024年3月 | 東北工業大学 ライフデザイン学部 生活デザイン学科 講師 |
2024年4月 - 現在 | 東北工業大学 ライフデザイン学部 生活デザイン学科 准教授 |
2020年4月 - 現在 | 早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員 |
研究分野
建築計画、建築設計
担当科目
- ユニバーサルデザイン
- 福祉住環境
- 生活学演習
- 住まいのデザイン実習
研究室所属学生の卒業研修(論文/設計/制作)
- 教育施設におけるカームダウンスペースの平面計画に関する研究
- Tunagu Place -地域住民、宿泊客を繋ぐ複合施設の提案-
- Diversity -建築とファッションの境界-
- 自然のあそび場 -広瀬川の自然環境を活用して-
- 農×福 -古民家が創り出す居場所の提案-
著書
「私たちの住まいと生活 第2版」, 水村容子・井上由起子・渡邉美樹 編, 彰国社2024.2
「第4版コンパクト建築設計資料集成」,一般社団法人 日本建築学会丸善出版, 2024.1
「高齢者に寄り添うディテール」JIHa190号, 一般社団法人 日本医療福祉建築協会, 2016.1
論文
特別養護老人ホームにおける入居者の重度化対応に伴う直接介護と共用空間との関係
本研究では職員を入居者に刺激を与える重要な存在として位置付け、「職員の働きかけ」を中心に施設環境を捉えながら、介護と共用空間との関係性を明らかにする。
認知症高齢者グループホームにおける職員の静的・動的見守りからみた建築空間に関する研究
本研究では、見守りのあり方の現状を明らかにするために、場所を移動しながらの見守りについては「動的見守り」、移動しない見守りを「静的見守り」と定義する。静的見守り・動的見守りから見た建築空間を実現するための条件を提示にすることを目的とする。
地域・在宅での終末期療養環境の必要条件に関する研究-福祉・医療圏域および住宅の必要条件の抽出を目的として-
本研究は、諸外国および国内の事例調査を通じて、地域・在宅での終末期療養環境の必要条件の構成要素を抽出し、その上で、現在の日本の法制度上の課題を明らかにすることを目的としている。
グループホームにおける介護職員及び入居者の生活の合理性に資する建築空間の研究
本研究は、認知症高齢者グループホーム設立後に生じてきた問題の実態を把握すると 同時に、介護職員・入居者の生活の合理化を図る上で必要な建築計画上の条件を整理・提示することを目的とする。
社会活動
日本建築学会 高齢者障害者等居住小委員会
委員 2014~2016
日本建築学会 福祉施設小委員会
委員 2014~2020
東京都社会福祉施設整備費補助対象法人審査委員会
委員 2016~2018 副委員長 2018〜2020
日本福祉のまちづくり学会学術研究委員会
委員 2018~現在
東京都介護老人保健施設整備費補助等対象法人審査委員会
委員 2019~2023
日本建築学会空間研究小委員会 新空間探究WG
委員 2020~現在
日本福祉のまちづくり学会未来型UD戦略特別研究委員会
委員 2020~現在
日本建築学会東北支部
常議員 2021~2023
仙台市都市計画審議会
委員 2022~現在
日本建築学会福祉施設小委員会 編纂WG
委員 2022~2023
仙台市都市計画審議会
委員 2022~現在
日本建築学会空間研究小委員会
委員 2022~現在
公益信託 オオバまちづくり基金
運営委員 2023~現在
日本建築学会東北支部建築デザイン教育部会
運営委員 2023~現在
一般社団法人 公共建築協会公共建築賞審査委員会
委員 2024~現在
日本建築学会福祉施設小委員会
幹事 2024~現在