ライフデザイン学部 経営デザイン学科
コミュニケーション研究室
日本人のコミュニケーションと改善についての研究
日本人は母語の影響を受け、コミュニケーションが論理的でなく困難を抱える面が見られる。また、母語と英語との音声体系の違いから英語の習得上の問題にも直面している。日本人のコミュニケーションの特性を複数の側面から検討し、その改善に向けた提案もすべく研究を行っている。
また、現代の日本人にとって、コミュニケーションと幸福度はどのような関連性があるかも検討を試みている。

学位
博士(教育学) 東北大学2015年
略歴
2007年4月 | 東北工業大学教授 |
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2020年4月 - 2025年3月 | 東北工業大学 ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科 学科長 |
2025年4月 - 現在 | 東北工業大学 ライフデザイン学部 経営デザイン学科 学科長 |
研究分野
- レトリックコミュニケーション
- 日本人英語学習者の音韻処理
- 日本人の幸福感について
担当科目
- コミュニケーション入門
- 対人コミュニケーション
- チャレンジアブロードプログラム
- 身体表現研究
- ドキュメントコミュニケーション
研究室所属学生の卒業研修(論文/設計/制作)
- 口コミと若者の消費行動について
- インスタグラムにおける自己開示・自己呈示と幸福感
- 若者のおひとりさま行動
- 大学生の自己肯定感とコミュニケーション能力~Willingness to Communicateの観点から
研究テーマ
効果的なレトリックコミュニケーションの研究
わかりやすく、かつ説得性の高い文書を作成するにはどうしたらいいか、パラグラフライティングとピラミッド構造の組み合わせや、図解中心の文書を組み合わせ、MECE他を使い文書の作成について研究している。
日本人の言語処理についての研究
日本人早期学習者が抱える最大の問題として、文字導入の後英語を読むことができないということが挙げられる。英語が読めないと読解力をつけることができないだけでなく、書く能力にも繋がらない。最終的に4技能の習得ができないと、英語によるコミュニケーション能力の養成を図ることは困難である。研究では、日本人の早期英語学習者の英語の音韻認識と音韻符号化の関係について検討する。
日本人の幸福感についての研究
学内のwell-being研究所というプロジェクト研究所で、学科の先生方とご一緒に、経済学・コミュニケーション学・心理学という異なる視点から、「幸福」をキー概念に、現代日本における社会・個人の特質を研究している。各分野において蓄積された先行研究を相互に消化し、単独分野の研究では到達できない論点を抽出して研究することにより、多面的で説得的な社会・個人の理解を目指す。ポスト成長、ポスト震災の現代日本を、主観的・客観的/質的・量的な情報/分析手法により考察し、展望する。宮曽根は主にコミュニケーション学の観点から幸福について検討する。
社会活動
ヨガを通した活動
地域において10~70代を対象に心身の健康向上を主たる目的に、ヨガのレッスンを実施している。また、障害者自立支援施設において、ヨガセラピーを行っている。