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低温物理工学研究室:新井 敏一 教授 × 菅野 宏大

低温物理工学研究室  (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:新井 敏一 教授 × 菅野 宏大 さん

得意分野を深めながら興味関心の幅を広げていき将来の可能性をより高めることができる冒険の第一歩を。

菅野さん1年生の後期に新井先生の「工学基礎実験」を受講して、気さくな感じでトークが面白いと思ったのが初めての印象です。
新井先生実験中は、それほどおしゃべりしているつもりはないんだけどな~。
菅野さん他の先生たちとは、まったく違うロックなノリを感じました。
新井先生菅野さんは、私が知る本学の学生たちの中で、異彩を放つ存在だよね。
菅野さん自動車の趣味のことでしょうか? 運転するのも好きなんですが、メンテナンスや改造でクルマをいじるのが好きなんですよね。
新井先生私は自動車が趣味ではないけど、菅野さんの話を聞くのは楽しいかな。
菅野さんありがとうございます。
新井先生菅野さんは、低温物理工学に興味があったんだっけ?
菅野さん実は、あまり関心を持っていた分野じゃなくて…でも、新井先生の人柄に惚れて、この研究室を選びました。これから、超伝導技術に関する研究テーマについて考えたいと思っています。
新井先生この研究室では、私からの指示を待ったり言われたことだけをやったりするのではなく、自分なりに考えて積極的に動いてほしいんだよね。
菅野さんはい、肝に銘じます!
新井先生今、4年生には、高温超伝導物質を細かくすりつぶして、高速ジェットで板の表面に吹き付けた超伝導膜の作製方法に取り組んでもらっているから、菅野さんにもアイデアを出してもらえるとうれしいね。
菅野さん面白そうな研究の題材ですよね。簡単な説明は受けたんですが、もっと勉強しておきます。
新井先生卒業後の進路は決まっているの?
菅野さん自動車の整備関係や電気工学系の就職先を考えています。実家からの通勤圏内が理想なんですが、実は一人暮らしもしてみたいんですよね…。
新井先生若い時だからこそ、いろいろな経験するべきだと思うな~。
菅野さん新井先生は、横浜のご出身で大学は京都ですよね? 福岡にもいたそうですが、住みやすいおすすめの土地ってありますか?
新井先生断然、アフリカ! 昔、タンザニアに100歳を超える歌姫の演奏を聴きに行ったことがあるんだけど、本当に素晴らしかったよ…。定年退職したら、アフリカで漁師になろうと思っているから。一緒に行かない?
菅野さんアフリカですか!? 予想をはるかに超える回答でした…。

絶対零度の量子現象を身近なものに

絶対零度の量子現象を身近なものに

低温物理工学研究室

物質を絶対零度近くまで冷却すると、さまざまな不思議な低温量子現象が姿を現します。電気抵抗が0になる超伝導・液体の粘性が0になる超流動は、その代表例です。しかしながら、物質を絶対零度に冷却するには大がかりな装置が必要です。私たちの研究室では、低温量子現象を使ったデバイスをより高い温度で機能させる研究に取り組んでいます。超伝導リニア・MRI装置・量子コンピュータなどが安価で身近なものになる日を夢見ています。

低温物理工学研究室

新井 敏一 教授

学  位:博士(理学)
研究分野:低温物理学・ナノ量子物性
研究室・教員紹介ページ

新井 敏一 教授

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