東北工業大学

気づく → 変わる[研究室対談] 気づく → 変わる[研究室対談]

HOME > 気づく → 変わる[研究室対談] > 山田 一裕 研究室:山田 一裕 教授 × 笹原 圭太

山田 一裕 研究室:山田 一裕 教授 × 笹原 圭太

工学部 環境応用化学科 山田 一裕 研究室
※教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです

LAB TALK:山田 一裕 教授 × 笹原 圭太 さん

山田先生笹原さんは素朴で実直、朗らかな性格だなと思っていたのですが、じっくり話してみたら、実は強いこだわりを持っているなと感じました。
笹原さん研究テーマについてお話しした時でしょうか。山田先生は、講義では厳しそうな印象だったんですが、研究室の歓迎会やミーティングでユーモアある一面を垣間見て、ちょっと印象が変わりました。大阪ご出身と聞いたので、やっぱり…。
山田先生いやいや、職場ではいつも真面目な姿勢を崩しませんよ。笹原さんが、この研究室を選んだ理由は何だったの?
笹原さん工業高校で学んでいる時から、工場などの排水処理や水環境の保全に関して関心がありました。上下水道施設の見学にも行って、よりこの分野に進みたいという思いが増しました。
山田先生ずいぶん熱心だったんだね!私が担当している公害防止管理者の資格取得を目指す自主ゼミにも参加していたよね。
笹原さんはい、2年生の時に。自主ゼミで山田先生のお話を聞いて、この研究室で学んでみたいと思いました。
山田先生そうだったんだ。今年1年、どんなテーマで研究に取り組んでいくか考えているの?
笹原さん具体的な内容はまだ定まっていないのですが、河川水中に含まれるヒ素の除去に関する研究にグループで取り組みたいと考えています。
山田先生そうですか。日本で今も根強く残る有害な化学物質による汚染問題の1つなので、それがどのような現状にあるのか調べ、正しい理解を深めながら改善の方法を提案してくれることを願っています。
笹原さんグループのみんなと頑張ります!そういえば、今度、北上川河口域のヨシ刈りに行くんですよね?
山田先生9月からこの研究室に配属された3年生には全員、最低1度はヨシ刈りを体験してもらっています。ヨシに関わる研究に取り組んでいる学生は、月1回のペースで現地に足を運んでいますよ。
笹原さん初めての経験なので楽しみです。
山田先生宮城が地元の学生でも、広大なヨシ原の存在や管理されている理由を知っている人は少ないですからね。ヨシ原の研究と再生は、この研究室の立ち上げ当初からずっと長く取り組んでいることなので、私たちがフィールドワークに求めている考え方や目指してきたものを、実際にヨシに触れる体験を通じて、少しでも感じ取ってくれたらうれしいです。

生態系の機能を活用する水環境保全技術や自然再生

生態系の機能を活用する水環境保全技術や自然再生

山田 一裕 研究室

山田研究室では、循環型社会づくりを意識しながら、汚水浄化方法や水環境の管理・再生方法を研究しています。環境中での化学物質の挙動やそれによる水生生物への影響を探ったり、浄化方法の開発、さらに浄化された水やバイオマスの有効利用も考えたりします。また、水環境の再生を促すための活動企画・運営の他、水環境教育の教材・プログラム開発・実践にも取り組んでいます。

山田 一裕 研究室

山田 一裕 教授

学  位:博士(工学)
研究分野:環境生態工学に基づく汚水処理・循環資源利用技術の開発・水環境管理方法の検討
研究室・教員紹介ページ

山田 一裕 教授

一覧に戻る