学外交流と基礎実験で知識の素地を作りこれから挑もうとする未知の研究領域への万全の準備を

佐藤　坂上さんは、どうしてこのゼミを選んだの？
坂上　以前サークルに在籍していた先輩からアドバイスをもらいました。研究室紹介で、レーザーに関する先生のお話が面白かったのも理由です。
佐藤　坂上さんは今いる学生の中で一番明るくて、課題や研究テーマにモチベーション高く取り組んでいる学生だと感じています。
坂上　ありがとうございます。後期は、スーパーコンティニュウム光の研究を、本格的に進めるんですよね？
佐藤　はい。この研究の成功は、坂上さんたちの頑張りにかかっています！
坂上　責任重大ですね…企業との連携も目指してしているんですよね。
佐藤　そうですね、国から研究予算が獲得できるよう、装置の完成を目指したいと思っています。
坂上　前期は、基礎研究で学んでいたんですが、最初の頃はかなり難しくて…。オンラインで他大学と行っている合同ゼミに参加して、資料収集や下調べなどで発表の準備をしているうちに、たくさん知識が身に付いたのが役に立っていると感じています。
佐藤　発表練習を何度も繰り返して、少しずつ仕上げていきましたね。
坂上　スライドも先生からアドバイスをもらって見映え良く作成することができました。
佐藤　学生の発表ではよく、調べた言葉を貼り付けただけのものや、図表の無い資料がありますが、合同ゼミでは他分野の学生や先生ばかりですから、見映えや説得力のある内容であることは大切です。坂上さんは話し上手なので、発表は聞きやすかったですよ。
坂上　ロックバンド部の部長を務めていたので、先生も、人前でのパフォーマンスには自信がありました。そういえば本学のご出身なんですよね？
佐藤　はい、博士第1号です。
坂上　ええっ? 初めて知りました！
佐藤　今まで聞かれたことが無かったので…。工学部に在籍していたし、研究室もずっとここです。私にとって、この学科の全学生が教え子であり、後輩なんですよね。
坂上　その事実を知ったら、研究室のみんなビックリするはずですよ…！
佐藤　坂上さんは、「学都仙台・宮城サイエンス・デイ」の出展で活躍してくれたし、就職先もスムーズに決まって、言うこと無しの優秀な後輩です。だから、後期から始動するスーパーコンティニュウム光の研究でも、地道な作業の連続になりますが粘り強くコツコツ打ち込んでくれると期待しています。
坂上　もちろん、頑張って取り組みます！