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岸本 誠司 研究室:岸本 誠司 × 小泉 天太

ライフデザイン学部 生活デザイン学科 岸本 誠司 研究室  (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:岸本 誠司 研究室:岸本 誠司 先生 × 4年生 小泉 天太さん

フィールドワークの楽しさと意義を実感をもって知り、自らの研究に取り組む心構えと準備を

岸本 小泉君はイケメンだから、フィールドワーク先で可愛がられるタイプかも。
小泉 ええっ!? でも確かに、企業の採用担当者から「話しかけやすい印象がある」と言われたことがあります。
岸本 民俗学の研究では有利な素養だと思いますよ。小泉君はどうしてこのゼミを選んだの?
小泉 先生の講義でお話を聞いたことがきっかけです。そして、生活デザイン学科の先生とその研究を紹介する動画をリモートで視聴した時、岸本先生の動画の冒頭で映し出された民“族”ではない、民“俗”という文字が目に飛び込み、関心が高まったのが、この学問を学ぶ動機になりました。
岸本 その動画は、仙台平野と庄内平野を様々な視点で比較してみようという内容だったよね。ドローン映像を使ったりして。どちらも東北における広大な平野だけど、成り立ちや人の暮らし方の違いを紹介しました。NHKの人気番組「ブラタモリ」にも言及したけど、酒田の放送回は私が制作に関わっていたんですよ。
小泉 そうなんですね! 先生の動画は本当に分かりやすく楽しくて、自分も民俗学の研究に携わってみたいと意欲が湧きました。
岸本 フィールドへの誘いという制作意図が十分に伝ったようですね。動画で紹介している地域はすべて居住した経験があるので、魅力を伝えやすかったんです。
小泉 郷土料理も紹介されていましたが、本当においしそうでお腹が減りました。
岸本 3年次の卒業研修では、地域のご当地グルメの成り立ちについてリサーチと発表を行ってもらい、後半は実際に調理して食べてもらいましたね。
小泉 私が担当した研修では、宮城のブランド米「だて正夢」と山形芋煮を食べましたが、おいしかったです。
岸本 実は、料理も得意なんです。
小泉 先日、研究室でお昼ごはんをご一緒した時、先生が作って下さった蕎麦もおいしくて…胃袋をつかまれてしまいました。
岸本 胃袋でもフィールドワークができるからね。この春休みにフィールドワークを予定していましたが、小泉君はどの地域についてプレゼンしてくれたんだっけ?
小泉 私は福島県の桧原湖です。凍った湖面を一度歩いてみたくて。
岸本 あそこは、磐梯山ジオパークのエリアに当たりますね。初めて訪れる場所で、ゼミ生共同の小さなフィールドワークを重ねながら、自分なりの手法を体得して下さい。そのような経験を糧に、夏頃には自分の研究のための主体的なフィールドワークに取り組んでもらいたいと思っているので期待しています。

東北の民俗文化と持続可能な地域づくり

東北の民俗文化と持続可能な地域づくり

岸本研究室

人口減少とグローバル化が同時進行する現在、私たちはどのように持続可能な社会をつくっていくことができるでしょうか。東北各地の民俗文化を手がかりに、これからの社会に必要なあたらしい価値とつながりについて考えます。

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岸本 誠司 教授

学  位:修士(文化学)
研究分野:環境民俗学、生業論、ジオパークと地域づくり
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岸本 誠司 教授

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