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ライフデザイン学部 安全安心生活デザイン学科 高木 理恵 研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)
LAB TALK:高木 理恵 研究室:高木 理恵 先生 × 4年生 加藤 亜聖さん
安全で快適・健やかな室内環境をデザインします
高木 研究室のテーマは、健康をキーワードにした「快適な室内環境のデザイン」です。ただ、その実現に多くのエネルギーを消費してしまうのではなく、自然の環境要素(熱、空気、風、音、光)を調整して、生活環境にふさわしい室内環境のデザインを目指します。
加藤 高校は普通科で、最初は建築に興味があったのですが、オープンキャンパスで様々な体験をした結果、生活デザイン学科を選択しました。高木研究室に入ったきっかけは、1年次で受けた高木先生の授業でした。その授業で、太陽熱を利用したエコシステムがあることを知り面白いなと思いました。
高木 現在、自然エネルギーを利用した室内環境の調整方法を研究しており、冬の換気時に室内に導入される冷たい外気を太陽熱で暖め、換気による室温の低下と暖房エネルギーの増加を緩和することを考えています。
加藤 私の卒業研究は、「宮城県の住宅における太陽熱を利用した新型換気システムの開発研究 ー既存住宅へ適用したシステムの夏期と冬期における性能評価ー」という長い表題なのですが、短くいうと「太陽熱を利用した換気システム」の住宅への設置と、室内と外の温度データの収集と分析、そして性能評価です。
高木 今回、加藤君がデータを収集したのは脱衣所だったのですが、一般的にお風呂との温度差が大きくヒートショックの危険性が高い場所で、ここの環境デザインにチャレンジしました。
加藤 システム設置前後の室内の環境変化について、夏・冬、日中・夜間、など様々な変化の中で、30分ごとのモニタリングを2年間行ったのですが、その膨大なデータの整理が本当に大変でした。忍耐力がついたと思います。今回の研究で、プロジェクトを遂行する上での計画の大切さを実感しました。私は、設備関係の企業に進むことになったのですが、研究室で得たことが必ず役立つと感じています。
安全で快適・健やかな室内環境を
デザインします
高木研究室
建物は、屋外の環境要素(熱、空気、風、音、光など)を採り入れたり、遮断したり、和らげたりすることで生活空間にふさわしい室内環境を作り出しています。本研究室では、各種計測機器を用いて目には見えない環境要素を測定。数値データから室内の状態を評価し、安全で快適な生活空間に向けた建物の造り方、設備や機器の運用方法、住まい方、さらには省エネ、再生可能エネルギーの導入による低炭素化を視野に入れながら、室内環境を調整、デザインしていきます。
高木 理恵 准教授
学位:博士(工学)
研究分野:室内熱環境・空気環境の計画と評価
◆研究室・教員紹介ページ
