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畠山 雄豪 研究室:畠山 雄豪 先生 × 4年生 結城 梨奈 さん・4年生  田村 和真 さん

ライフデザイン学部 安全安心生活デザイン学科 畠山 雄豪 研究室  (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:畠山 雄豪 研究室:畠山 雄豪 先生 × 4年生 結城 梨奈 さん・4年生 田村 和真 さん

人と人とのつながりから新しい発見を得ました

畠山 この研究室のテーマの1つである「地域防災」というものを、マクロとミクロ、それぞれの視点から捉えてくれたのが2人だったわけですが、まずマクロ=大きい視点で捉えてくれた結城さんは、どんな点が大変でしたか。
結城 「仙台らしい景観とは何か」について、私と同世代の人たちを対象に調査したのですが、商店街、オフィス街、住宅地と、とにかくたくさん歩いて体力も使いました(笑)。市内在住の人とそうでない人では印象が分かれたりして、特徴がつかみづらかったのも苦労した点です。

畠山 仙台らしい景色の1位は伊達政宗騎馬像でしたね。
結城 はい。今回の調査は基礎的なものだったので、大学院に進んで範囲を東北に広げ、地域防災にも深く関連する「まちの景観」というものをもっと掘り下げていきたいと思っています。
畠山 田村君はミクロ=細かい視点で「地域防災」を捉えてくれたのですが、岩手県の田老地区というコミュニティの変化を調査して、どんな点が興味深かったですか。

田村 今回の震災以前にも、津波被害を受けてきた歴史のあるコミュニティの変化を、住民の方にお話を聞くことを中心に調べさせていただきました。3回の大津波を経験した90歳の方をはじめ、さまざまな年代の人と話すことができ、その方から次の方を紹介してもらって、深く広くお話が聞けたことに、人と人とのつながりから新しい発見ができることを実感しました。
畠山 2人の視点は、しっかりと外に向いていましたね。
田村 何しろ、先生がアグレッシブで、出張にゼミにと奔走されている姿を見ていたので、それを見習いました。
結城 先生、お体に気をつけてくださいね。
畠山 今年はがんばりすぎました。今後は少し注意します(笑)。

ミクロ、マクロの視点から
地域防災について検証する

ミクロ、マクロの視点から
地域防災について検証する

畠山研究室

地域防災について、ミクロ、マクロの視点で研究します。具体的には施設における避難行動から、地域のコミュニティのあり方、視覚的なまちなみまで学生が自ら実際にまちへ出て、地域の方々と関わりながら取り組みます。ハードだけの対応ではない、ソフトの対応を含めた本当に意味でのコミュニケーションを取ることができる仕組みについて、地域防災の視点から調査、分析を通して導き出します。

畠山研究室

畠山 雄豪 准教授

学位:博士(工学)
研究分野:地域防災からのアプローチによるまち、くらしの形成に関する研究
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畠山 雄豪 准教授

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