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HOME > 気づく → 変わる[研究室対談] > 谷本 裕香子研究室:谷本 裕香子 × 草野 まい
ライフデザイン学部 生活デザイン学科 谷本 裕香子 研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)
LAB TALK:谷本裕香子 研究室:谷本 裕香子 ✖ 4年生 草野 まい さん
自分自身が熱望した研究テーマで丁寧な現地調査を行い納得できる論文の完成を目指して
草野 私が2年生の時、谷本先生の「福祉コミュニティ」という講義を受けたんですが、その内容が私の福祉に対する考え方を大きく変える転機になりました。
谷本 どういう風に?
草野 福祉の分野は、介護サービスなどのソフト面でしか考えたことがなく、あまり意欲的に知ろうとは思っていませんでした。でも、先生はバリアフリー施設や介護設備などハードを活かした福祉の実践について語って下さり、それがとても面白いと思ったんです。
谷本 主たる内容は、コミュニティ形成のために、どのように組織を作っていくか、地域福祉に関してどのような制度があるのかということでしたが、様々な施設のハード面の話もたくさんしたので、そういう印象になったのかな。
草野 この授業を受けたことが、この研究室を選ぼうと思ったきっかけになりました。先生はお顔が小さくて可愛らしいのに、中身はハードなんだなって気づいたのもこの時です。
谷本 ええ!? 何それ…草野さんは、演習で緻密なプレゼンテーションができると、いつも感心しています。内容も深く考察しているし。お話し上手よね。
草野 これから研究の中間発表があるので、そこでも上手にできればいいんですが…。卒業研究は、小中学校のバリアフリー化をテーマに実態調査をする内容を目指しています。私は、学校を研究テーマにしたいと強く要望してしまい、福祉分野が専門の先生を困らせてしまいました…。
谷本 私が指導できる範囲の研究テーマじゃないと、草野さんにとって得られる学びが少なくなってしまうと心配したので、いろいろな方向性をじっくり検討しましたね。小中学校から離れたこともあったり。
草野 そうでしたね…。
谷本 結局、原点に立ち返って、福祉的な視点による教育環境としての学校で、誰もが利用できるバリアフリー化を考える方向性に落ち着いてほっとしています。
草野 バリアフリーについてはまだ講義でしか学べていないので、もっと先生から詳しく教えてもらうことが多いと感じています。
谷本 草野さんの研究は、学校の環境整備などに関する課題抽出をアンケートで行いたいと考えています。アンケートは、時間もかかりますが、その後の現地調査で生の声を聞くことが今後のモチベーションアップにつながると思いますよ。
草野 成功の秘訣って何ですか?
谷本 とにかく気弱にならないこと!
草野 自信はありませんが…頑張ります!
共生社会の実現に向けた地域と
建築空間のデザイン
谷本研究室
高齢者、障害者、子ども等、さまざまな立場の人々が積極的に参画できる社会が求められています。その実現のために、本研究室では、福祉・ユニバーサルデザインの視点からのまちづくりと地域社会と繋がる建築空間のデザインプロセスや手法について探求しています。
谷本裕香子 講師
学 位:博士(人間科学)
研究分野:建築計画、建築設計
◆研究室・教員紹介ページ
