総合教育センター
片山 文雄
建国期アメリカの政治思想・社会思想の研究
科学者・発明家として有名なベンジャミン・フランクリンを中心に、建国期アメリカの政治思想を研究しています。建国期アメリカ研究は、現在のアメリカ合州国を理解するための基礎研究です。しかしそれだけでなく、宗教・経済・外交・文化などが大きく転換した時代を深くとらえることで、近代社会そして現代社会とは何か、民主主義とは何か、などを考えるうえで多くの示唆を与えてくれます。

学位
博士(法学) 東北大学2003年
略歴
2003年4月 - 2006年3月 | 東北工業大学 共通教育センター 講師 |
---|---|
2006年4月 - 2020年3月 | 東北工業大学 共通教育センター 准教授 |
2020年4月 - 2021年3月 | 東北工業大学 総合教育センター 准教授 |
2021年4月 - 現在 | 東北工業大学 総合教育センター 教授 |
研究分野
建国期アメリカの政治思想・社会思想、現代政治理論、現代法理論
担当科目
- 市民と法
- 市民と政治
- 日本国憲法
- 情報社会とモラル
著書
「常識」によって新たな世界は切り拓けるか : コモン・センスの哲学と思想史
2020.02 晃洋書房
「第七章 コモン・センス、社会改良、政治権力 ― ベンジャミン・フランクリンの場合」を執筆。アメリカ独立革命の根底に、フランクリンらが引き起こした、コモン・センスに基づく政治思想の革命があったこと、そしてそれがアメリカン・デモクラシーの一源泉ともなっていることを追跡しました。
論文
ベンジャミン・フランクリンの軍事アソシエーション
2009.01 法学(東北大学法学部)
アメリカ独立前のペンシルヴェイニア植民地で、フランクリンは職業人たちの自発的結社として軍事組織(民兵)を結成しました。この特異な活動の内容と意義、それを支えた思想を検討しました。