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薛 松濤 研究室:薛 松濤 先生 × 4年生 古関 雅人 さん・4年生 高橋 柊葵 さん

工学部 建築学科 薛 松濤 研究室

LAB TALK:薛 松濤 研究室:薛 松濤 先生 × 4年生 古関 雅人 さん・4年生 高橋 柊葵 さん

耐震に関する専門知識とお金の価値を学んでいます

 建物の耐震性能を向上させる研究の中で、免震や制震に関する課題を扱ってきましたが、2人はもう1人の学生と3人で、震災後に行われた名取市体育館の補修工事の効果、それも柱と屋根の接合部分にゴムシートを用いた補修に関する分析研究を行いました。卒業研修の内容はよくまとまっていたと思います。

古関 ありがとうございます。定期的に先生のチェックを受けていましたし、僕らにとっては「無理難題」を言い渡されて苦労したこともありましたが、何とかチームで乗り越えました。
高橋 先生はことあるごとに「ひと言で説明して」とおっしゃるので、それに応えるのが大変でした。
 例えば、建物をつくるときの構造で大切なのは一つ、「倒れなければ良い」のです。構造物のコンクリートは、引っ張られる力に非常に弱いので、「引っ張らなければ良い」のです。考え方をシンプルにすると、大切なものが見えてくるんですね。

古関 僕は先生の研究室に入って、建物の見方が変わったのは当然といえば当然なのですが、お金の見方が変わりました。
高橋 同感!経済工学というお金に関する勉強を最初にしたことで、世の中のお金の流れがよくわかりましたし、「お金の価値」について考える場面が多くなりました。実はこの学びは、就職活動の中で企業を決める際にも役立ったんです。
 それはよかったです。専門知識はもちろん大切ですが、経済の知識も持っていれば、それは強みになりますね。
古関 そのせいかどうかわかりませんが、うちの研究室は、みんながいち早く就職が決まりました。
高橋 その分、みんなで学びの集大成である卒業研修に集中でき、仲間との結束も固くなりました。充実感をもって大学生活を締めくくれたのではないかと思っています。

建築物の効果的な
健康診断手法の開発

建築物の効果的な
健康診断手法の開発

薛研究室

地震直後に建築物の健康状態を調べられる動的オンラインヘルスモニタリングシステム(常時健康診断システム)を研究・開発します。地震後の強度変化、修繕、補強の必要性、その後の寿命などについて検討します。

薛研究室

薛 松濤 教授

学位:工学博士
研究分野:耐震工学、構造工学、基礎工学
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薛 松濤 教授

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