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工学部 電気電子工学科 葛西 重信 研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)
LAB TALK:葛西 重信 研究室:葛西 重信 先生 × 4年生 佐々木 瞭太 さん・4年生 高橋 雄太郎 さん
バイオセンサーを用いた最先端のセンシング研究
葛西 環境や医療への貢献を目的に、バイオセンサーを使った研究を行っています。電気化学をベースにナノやピコといった微小な電流値で捉える実験を行い、水質に毒性がないかを調べたり病気の診断に応用したり、ということを目指しています。
佐々木 研究室に入って、自分でマイクロ電極を作れるようになったことが自慢です。先端が10万分の1㎝ほどしかないもので、最初は1本を作るのに2、3時間かかっていましたが、今では30分くらいで作れるようになりました。
葛西 繊細な技術を習得しましたね。実験は一筋縄ではいかなかったかと思いますが、どうでしたか?
佐々木 僕は、植物の光合成を温度別に捉える研究をしました。生き物の場合は状態によっても変わってくるので、解析に苦労しましたが、行き詰まったときには葛西先生が助言をくださるので安心感がありました。
高橋 僕は、老化や病気の原因物質であるエイジスというタンパク質を電気化学で捉えられないか研究をしています。卒業後は大学院に進学し、研究室に残って葛西先生のご指導を受けながら、実際にエイジスを捉えていきたいと思っています。
葛西 高橋さんの研究はまだ誰もやっていない世界に先駆けた新しい分野。これを延長していって、複数のセンシング技術をおさえたバイオチップを設計してほしいと願っています。引き続き一緒にがんばりましょう。
佐々木 僕は就職しますが、研究を通して考察する、検討する、原因を探るという訓練ができたので、研究室での経験を生かして社会でもがんばっていきたいです。
細胞を使って環境情報を
モニタリングする
葛西研究室
薬剤、食品、汚染物質などに含まれるさまざまな化学物質が人間の細胞に与える影響について研究しています。電気化学や化学発光などを使って計測するシステムの開発や、バイオセンサーを使った実験を行っています。
葛西 重信 教授
学位:博士(工学)
研究分野:生物電気化学、マイクロバイオチップ
