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佐野 哲也 研究室:佐野 哲也 先生 × 4年生 花岡 勇弥・4年生 佐藤 光弘 さん

工学部 環境エネルギー学科 佐野 哲也 研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:佐野 哲也 研究室:佐野 哲也 先生 × 4年生 花岡 勇弥・4年生 佐藤 光弘 さん

未利用木材を使った舗装材の可能性を追究

佐野 この研究室のテーマは二つあって、森林の植物の成長や土壌の様子を野外に行って調べること。もう一つは緑地から出てくる資源ということで、木材の利用について研究しているのですが、二人は後者をテーマにしたんですよね。
花岡 間伐材のように未利用木材を、舗装材の材料として使おうという研究でした。
佐藤 木材や石砂、アスファルトの配合比率を微妙に変えながら、強度がどう変化するのかを調べたのですが、予測したような変化が起こらず、特に最初は苦労しました。
花岡 佐野先生には、「よく考えて、しっかり丁寧にやりなさい」と、何度も注意されたことが印象に残っています。
佐野 地道であり、厳密な正確さが求められる実験でしたから。

佐藤 私はこのゼミで学んだことで、もっと勉強がしたくなり、大学院に進学を決めました。木材で地域の活性化ができないかという点に興味を持つようになったんです。
佐野 花岡さんは最初、リサイクルに興味を持っていたんですよね。
花岡 そうなんです。今回取り上げた研究テーマは、もともと捨てられていたものを再利用しているので、リサイクルに共通するものがありました。内定をいただいた会社では土木資材も作っているのですが、材料に未利用木材を使うこともあるので、つながりがあると思います。
佐藤 佐野先生の研究室で学んで、将来やりたいことに出会えたので、本当に良かったです。
佐野 しっかり勉強して、林業の担い手になり、故郷の活性化につなげてください。

生態学から見た
持続可能システムの実現

生態学から見た
持続可能システムの実現

佐野研究室

生態学の観点から環境とエネルギーの連携技術を創造することが目標です。野外で収集した調査データや地理情報システムによる解析などにより生態系の構造や機能を評価し、環境負荷の少ない自然エネルギー開発や森林バイオマス資源の利活用を提言します。

佐野研究室

佐野 哲也 准教授

学位:博士(環境学)
研究分野:植物の分布と環境、森林立地環境の評価、森林生態系の物質循環

教員・研究室紹介サイト
(環境エネルギー学科)
http://www.env.tohtech.ac.jp/Laboratory/lab_hp/sano/member.html

佐野 哲也 准教授

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