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山田 真幸 研究室
LAB TALK:山田 真幸 教授 × 一戸 涼吾 さん
自分の成すべき研究課題をしっかりと見据え難題に対峙するためによく調べて考えを重ね納得できる解決の道筋を。
一戸さん2年生の時、「構造力学基礎」の授業で初めて山田先生をお見かけしました。構造の強度に関する話題でよく自動車を例に用いていたので、あっ、先生も自分と一緒で機械系の分野が好きなんだと知り、親近感を持ちました。
山田先生大学進学の第一志望が機械系の分野だったからね。でも、2年生の時は直接話をしたことはなかったよね?
一戸さんそうですね、4年生の研究室説明で対面した時、初めて会話をしたと思います。
山田先生4年生とは一生の縁になるかもしれないから、先入観を持たずどんな学生かをじっくり知ろうと思っています。一戸さんは、他の誰よりも研究室に通って鋼橋の模型づくりに専念してくれましたね。
一戸さんはい!この研究室では、4年生を会社組織に見立て、山田先生が指定する橋の模型づくりを前期に行うのが恒例の課題になっているんですよね。
山田先生一戸さんには取締役社長(=リーダー)に就任してもらい、他のメンバーを牽引してもらいました。そういえば、社名の株式会社土井エ間(どいこま)って、何が由来なの?
一戸さんメンバーの名前の一文字を取って、音の響きがいい組み合わせにしました。
山田先生そうだったんだ… 。例年、役割分担や時間配分なんかで喧嘩したりすることもあったんだけど、今年はどうだったかな?
一戸さん和気あいあいと作業を完結することができてよかったです!
山田先生それは何より。一戸さんは、「橋の歪みの計測」を卒業研究の課題にしているよね。
一戸さんはい、橋の維持管理において歪みのデータ計測が必要になるんですが、表面の塗膜を剥いだり足場を組んだりなど、実際は大がかりな仕事になります。それを、いかにコストと手間をかけず、正確で有効なデータ採取ができる手法を考えます。
山田先生比較的、容易に制作することができる歪みセンサーを鋼橋に設置して、データ採取するんですよね。
一戸さん昨年、試作モデルを使ってみて、データ採取に成功しています。
山田先生これから計測の準備に取り掛かる感じですね。研究の成果を得られるまで、分からないことがたくさん出てくると思いますが、まずは自分なりにしっかりと調べ、じっくり答えを探すことを楽しんでください。
一戸さんはい、頑張ります!
鋼構造物の耐荷力の保全等に関する研究
山田 真幸 研究室
橋は税金で建設し、維持・管理する公共構造物です。新しい鋼橋を設計や材料などから考えることはもちろん重要ですが、現在使われている鋼橋の状況を計測などから把握することも重要です。鋼橋を永く、安全に使用するために、どれくらいの荷重で壊れるかなどを実験や数値解析で調べたり、維持管理方法を考えたりもします。
山田 真幸 教授
学 位:博士(工学)
研究分野:鋼構造物の耐荷力の保全等に関する研究
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