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宮曽根 美香 研究室:宮曽根 美香 先生 × 林 侑杜

ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科 宮曽根 美香 研究室
※教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです

LAB TALK:宮曽根 美香 先生 × 4年生 林 侑杜 さん

未知の分野から自らの興味に従って研究テーマを選び考察の積み重ねで納得の帰結へ

宮曽根先生 林さんは、2年時にこの大学へ編入してきたんだよね。試験結果や面接を担当した先生の話から、とても真面目でしっかりした学生だという印象を持っていました。
林さん 以前はビジネス系の専門学校で簿記や宅建などの資格取得を頑張っていたんですが、宮曽根先生の「コミュニケーション入門」を受講してから、ぜひ先生のご指導を受けたいと希望していました。
宮曽根先生 そうですか。私は卒論の指導を徐々に厳しくしていく方なので、4年生後半になると、みんな必死です。
林さん そ、そうなんですか!?
宮曽根先生 昨年度は議論と加筆・修正を何度も重ねた研究が複数ありました。最後は達成感があったのではないでしょうか。林さんは、もう研究テーマを固めていますよね。
林さん はい、私は「チームスポーツにおけるコミュニケーション―監督・コーチと選手に焦点を置いて―」というテーマで取り組みます。
宮曽根先生 題材は、その研究でオリジナリティが出せること、意義があるもの、自分が好きな対象であることを条件に考えるよう、指導しています。私とブレインストーミングする過程でテーマを変更する学生がいる中、林さんは当初から変わっていませんよね。芯の強い人なんだ…と思いました。
林さん  そうかもしれないですね。中学生の頃からハンドボールをずっと続けてきて、コーチを何度か任された経験が、このテーマを選んだ理由になっています。帰結として、チームスポーツと同様、一つの団体としての会社組織にも言及し、組織内コミュニケーションのあり方についてのヒントも得られると考えます。
宮曽根先生 そうですね、仕事に対してポジティブな心理状態を持つワークエンゲージメントの内容につながっていくんじゃないかな。好きなスポーツをするように仕事にやりがいを感じると、個人の生産性もアップし、会社の利益向上につながりますから。
林さん これまで、スポーツをテーマに研究を進めた先輩はいましたか?
宮曽根先生 ええ、野球やサッカーなど、いろいろありました。ちなみに私は、クロスカントリーランニングとクロスカントリースキーの選手だったんですよ。
林さん そうなんですか!先生はヨガのインストラクターでもありますよね。学生にも指導しているんですか?
宮曽根先生 「身体表現」の授業で教えています。
林さん 私は、接骨院の先生に心配されるくらい柔軟性がゼロなんですが…。
宮曽根先生 最初から無理をせず、呼吸を意識しながら体に応じて動きを調整していくといいですよ。
林さん はい、試してみたいと思います。

日本人のコミュニケーションと
改善についての研究

日本人のコミュニケーションと
改善についての研究

宮曽根 美香 研究室

日本人は母語の影響を受け、コミュニケーションが論理的でなく困難を抱える面が見られる。また、母語と英語との音声体系の違いから英語の習得上の問題にも直面している。日本人のコミュニケーションの特性を複数の側面から検討し、その改善に向けた提案もすべく研究を行っている。
また、現代の日本人にとって、コミュニケーションと幸福度はどのような関連性があるかも検討を試みている。

宮曽根 美香 研究室

宮曽根 美香 教授

学  位:修士(教育学)
研究分野:レトリックコミュニケーション、日本人英語学習者の音韻処理、日本人の幸福感について
研究室・教員紹介ページ

宮曽根 美香 教授

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