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二瀬 由理 研究室:二瀬 由理 先生 × 菅原 仁平

ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科 二瀬 由理 研究室  (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:二瀬 由理 研究室:二瀬 由理 先生 × 3年生 菅原 仁平さん

個人のモチベーションを高めチームを強くする要因を探る心理学的調査を実施し、硬式野球部を応援

菅原 先生には、私が所属している硬式野球部がとてもお世話になっていますよね。
二瀬 お世話というほどでは…昨年まで應援団の顧問をしていたので、應援団とともに試合の応援をしていたくらいですよ。
菅原 いつもチームのことを気にかけて下さっているので、部員はみんなとても心強く思っています。
二瀬 応援に行くと学生たちが喜んでくれるし、卒業した後も大学に来てくれたり球場のスタンドで会ったりするので、私にとってもそれが楽しみになっていますよ。菅原君は、どうしてこの研究室を選んだの?
菅原 私は、対人コミュニケーションに興味があったので、野球をやっているなかでも、心理学で学んだことが活かせるのではないかと思ったんです。
二瀬 毎年、この研究室には必ず野球部員が1、2人在籍しているしね。菅原君は、この研究室でやってみたい研究テーマは決まった?
菅原 はい、「個人のモチベーションがチームのパフォーマンスに与える影響」にしようかなと思っています。新チーム体制になり、私がキャプテンを務めることになったので、この研究が役立ちそうです。
二瀬 そうなんだ ! 知らなかったよ…!
菅原 チームを強くするためには、練習だけでなく個々のモチベーションが重要になると考えているので、ぜひ研究を完成させたいです。
二瀬 確かに重要だわ ! 菅原君自身は、モチベーションを高める要因に、どういうものがあると思う?
菅原 毎日練習するなかで、上達したいという向上心でしょうか。
二瀬 個々のチームメイトを調査対象にするのは、ちょっと大変かもしれないね。以前、試合前の意気込みを測定用紙の回答から調べようとした学生がいましたが、大事なリーグ戦の試合前後にアンケートを採ったら不評を買ったと反省していました。
菅原 測定する時期や方法についても、よく考えなくてはいけないんですね。
二瀬 そう、菅原君の言う向上心とは人によって考え方が違ってくるので、チーム全体の中でモチベーションを高める方法を考えてみたらいいんじゃないかな。調査も今から着手して、向上心を高められるような練習をしたら1年でどのくらい変わるかを調べてみると、来年の春には良い結果が出るんじゃない?
菅原 そうですね、調査方法に関して、もっと計画を練ってから取り組もうと思います !

人の心理や行動をデータで説明する

人の心理や行動をデータで説明する

二瀬研究室

心理実験や質問紙調査などを用いて、人間の行動を指標とし、“こころ”のはたらき(“見る”、“聞く”そして“考え”、“記憶する”といった情報処理過程を含む)を分析しています。

二瀬研究室

二瀬 由理 准教授

学  位:博士(文学)
研究分野:認知心理学

二瀬 由理 准教授

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