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菅原 景一研究室:菅原 景一 先生 × 袰岩 歩夢

工学部 都市マネジメント学科 菅原 景一 研究室

LAB TALK:菅原景一 研究室:菅原 景一 先生 ✖ 4年生 袰岩 歩夢さん

日々実験を繰り返しながら自分自身の実感と考察を積み重ねて向かうべき目標へ近づく努力を

袰岩 実は…この研究室は第3希望だったので、あまり水理系の講義を受けていなかったんですが、最近、この分野も面白いなと感じられるようになりました。
菅原 いいよ、無理しなくて…。
袰岩 本当です!研修も、大まかなテーマを決めた段階では、あまり理解できていなかったんですが、関連論文を探して読み進めていたら、段々と興味が湧いてきました。
菅原 袰岩くんがテーマに選んだのは、「河川遡上津波のソリトン分裂の発達に関する研究」だよね。これから、実験で現象が目に見えるようになるので、もっと理解は深まるはず。
袰岩 実験はいつから着手しますか?
菅原 9月頃から1カ月の期間を予定しているんだけど、水理実験室での準備は1週間前後かけて機材の準備を行うので頑張ろうね。
袰岩 毎日、この実験室に通うんですね…。
菅原 そう、朝10時集合で、夕方5時まで。事前の段取りが良くて計画通りスムーズに進めば、早めに実験は完了するけど。
袰岩 他の研究室メンバーと手際よく進めたいと思います。
菅原 今年は、中州の復元を調べたいという学生がいるから、河川のフィールドワークもしたいと思っているよ。この研究室は、実験で手足を動かし、現場に行って川を見るというのが基本だから。
袰岩 今のところ私は、卒業した先輩たちのデータをまとめているんですが、それが最近やっと慣れてきたところで…。
菅原 データ量が膨大でしょ。そういう煩雑な作業もこの研究の一面でもあるんだよね。
袰岩 ちょっと気が遠くなったりして…。だから、無心を心がけています。
菅原 くれぐれも徹夜なんかしないようにね。自分の自由な時間は大切にして欲しいと思っているので。袰岩くんは卒業後、地元の岩手県宮古市で就職が決まっているそうだけど、何か目標とかあるの? いずれ、世界をまたにかけて活躍したいとか。
袰岩 地元建設会社の社員として、まちづくりや災害対応などで貢献できたらと思っています。東日本大震災の津波も経験した土地なので、大学で学んだ水工学の知識が少しでも活かせればと思っています。ところで菅原先生は、海外での経験があるんですか?
菅原 青年海外協力隊としてタンザニアに渡って、2年間活動したことがあるよ。
袰岩 ええ!? スゴイ!知らなかった…。
菅原 講義に一生懸命だったから話すタイミングを失っていたけれど、これから少しずつ発信していこうかな。

水を知り川に学ぶことで
河川環境や防災について考える

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菅原研究室

水の流れを可視化(見えるように)する装置や3Dプリンターを用いた模型実験、コンピュータによるシミュレーションを活用して、樹木や河川構造物の維持管理に活用できる情報の提供や提案を行っています。また、防災・減災の基本は適切な判断と行動を行える知識にあるとの考えにもとづいて、遊びを通して災害について学ぶことができる“防災すごろく”の開発も行っています。

菅原研究室

菅原景一 講師

学  位:博士(工学)
研究分野:水工学・河川環境の創出と保全・防災教育
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菅原景一 講師

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