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坂手 勇次研究室:坂手 勇次 先生 × 須田 彩香

ライフデザイン学部産業デザイン学科 坂手 勇次 研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:坂手勇次 研究室:坂手 勇次 先生 ✖ 4年生 須田 彩香さん

人に、社会に、市場に、未来に正しいモノづくり

須田 入学当初に学籍番号順で振り分けられたゼミの担当が坂手先生で、その時の印象はお優しい印象でした。その後は、3年生の授業はオンラインだったので…。
坂手 …正直に言っていいよ。
須田 実は… 3年生の時に希望した授業が全部はずれてしまって、割り当てられた一つにプロダクトデザインの分野があったんです…。
坂手 ええっ!そうだったんだ…。
須田 坂手研究室はプロダクトデザインだと思っていましたが、先生の話を聞いたらそうではないと気づき、興味がわいてきて、研究室を選ぶ際、6つの研修の説明を聞き終わった後、個別で聞きにいったんですよね。私はイラストを描くのが好きでグラフィック系に興味がありました。だから先生の研究はモノづくりというイメージが強かったので、私じゃできそうにないと思ったんです。
坂手 よく、敷居が高いとか、自分の専門分野とは違うと思われがちなんですよね…。
須田 先輩たちの卒業制作を見たら、私には3DCGで設計はできないと思ってしまって。そこで、「私にはモノづくりが難しそうなんですが大丈夫でしょうか?」と聞いたら、「デザインのすべての分野を横断的にカバレッジする研究室だよ」と説明されここにしようと決心しました。
坂手 私の研究室は、集まった学生の得意分野でテーマを決める主義なので、これをやれって強制するより、自分が得意な分野を活かせるのが学生にとって一番うれしいですし、やりがいを持てますよね。それを上手にコーディネートするのが我々の仕事ですから。
須田  カッコイイ!
坂手 人をのせるのがうまいなぁ…。作業的なデザインスキルなどは、まだまだこれから勉強していけばいいと思いますよ。須田さんは、これからいろいろなことに興味を持って、自発的に学んでくれるのではないかと大いに期待しています。
須田 3年生後期の授業で、自分なりに販売ターゲットを設定して製品企画書を作ってみる課題に取り組んだのですが、坂手先生に自分とは違う視点や考察が足りなかった部分を指摘してもらい、ハッとする気づきがたくさんありました。視野が広がることで進むべき方向性がはっきりとしていく実感が得られ、それにやりがいを感じることができました。
坂手 研修では、社会人としてのスキルを備え、知識や経験に富んだ企業の担当者から意見をもらえるので、とても参考になるはずですよ。今はまだ、多くの事を吸収しなければいけない学生なんだから、貪欲にチャレンジしてほしいですね。自分のできる、できないを決めつけないことが大切です。

人に、社会に、市場に、
未来に正しいモノづくり

人に、社会に、市場に、
未来に正しいモノづくり

坂手研究室

車と会話して運転できたらいいな、ゴミ箱に捨てる電池があったらいいな、赤ちゃんの言葉がわかるといいな、いろいろな”あったらいいな”が”あたりまえ”になったとき、それが優れたデザインの成果だと考えます。

坂手研究室

坂手勇次 教授

学  位:工学士
研究分野:プロダクトデザイン全般、デザイン戦略、デザインマーケティング
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坂手勇次 教授

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