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田村研究室:田村 英樹先生×4年生 髙谷 峻弘さん(青森県立青森工業高等学校出身)

工学部 情報通信工学科 田村研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:田村研究室:田村 英樹先生×4年生 髙谷 峻弘さん(青森県立青森工業高等学校出身)

近未来の生活を変える製品を生み出すために

田村 情報を動きに変えることのできるモータや動きを情報に変換するセンサはロボットなど近未来の生活に活用が期待される技術。私の研究室では超音波モータやセンサの開発をテーマに、コンピュータを使った設計シミュレーションと、実際に設計してみた試作品の測定を行っています。

高谷 3年の時の研究室紹介の際に、田村研究室で開発中の素子を見て、自分も作ってみたい!と直感的に思ったんです。プラモデル作りが好きでいつか自由に動かせたら…と夢見ていた子どもの頃。研究室に入って、実際にモータの開発に取り組みはじめてみると、成果がすぐ出ないことに悔しさを感じましたが、日々の一つひとつの測定や改良のプロセスが大事だと感じました。
田村 そうですね。開発は条件ごとに繰り返し測定の作業になるので地道なものです。前期は週1回、後期は週2回の活動ですが、毎回、自分の研究成果の報告をプレゼンしてもらいます。
高谷 毎週発表ができるまで成果が上げられないこともありますが、プレゼンする機会があるとモチベーションも上がります。また、研究室は7名と少数精鋭ですが、互いの研究のアドバイスをしあったり、切磋琢磨できる環境です。
田村 通常は大学院生が参加する学会に4年生ながら、研究内容を発表できたのも投げ出さずに根気強く研究に取り組んできた高谷さんの努力の証だと思います。
高谷 学会での発表はこれまで学校と研究室がすべてだった私の世界を大きく広げることができました。また、5月に行われた展示会のブース出展にも参加させてもらいましたが、メーカーの方や他大学の学生から率直な感想やアドバイスをもらえたことも、モチベーションのアップにつながりました。
田村 研究している物が実用化されることが私たちの最大の目標。高谷さんには学問としての原理・原則だけでなく、製品の小型化や精度良く動かしたいなどのニーズに応えることのできる技術者を目指して欲しいと思います。
高谷 春からは、大学院生として引き続きお世話になりますが、大学院生として研究室を引っ張っていけるようがんばります。

「情報」を「動き」に変える
センサやモータの開発

「情報」を「動き」に変える
センサやモータの開発

田村研究室

情報を動きに変えることのできるモータ、動きを情報に変換するセンサ、どちらもロボットなど近未来の生活に活きる技術です。微小で高速な振動、つまり超音波を用いた微小なモータやセンサを開発しています。

田村研究室

田村 英樹 准教授

学位:博士(工学)
研究分野:圧電アクチュエータ、超音波モータの研究

田村 英樹 准教授

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