東北工業大学

気づく → 変わる[研究室対談] 気づく → 変わる[研究室対談]

HOME > 気づく → 変わる[研究室対談] > 猿渡学准教授×4年生安斉亜実さん(仙台市立仙台商業高等学校出身)

猿渡学准教授×4年生安斉亜実さん(仙台市立仙台商業高等学校出身)

ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科 猿渡研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:猿渡学准教授×4年生安斉亜実さん(仙台市立仙台商業高等学校出身)

大学生活の中で身に付けた行動力

猿渡 安斉さんは1年生の頃から、私が主催しているワークショップに参加していたよね。出会った頃から比べると、何にでも積極的に取り組むようになったね。
安斉 はい。以前よりは行動力がついたと思います。高校生までは先生に頼ればなんとかなるという部分があったんですが、大学では自分で動かないと何も始まらないなと気づいたんです。周りにフットワークのいい学生が多かったので、刺激を受けて変わることができました。
猿渡 もともと好奇心が強いからね。面白そうだということに関して、嗅覚が鋭いというか。猿渡研究室の学生は、その感覚が優れていると思うな。これは社会にでてからもすごく役に立つことなんだよ。忘れないでいてほしいね。

「経営コミュニケーション学科は、自分次第でいろいろな経験ができる学科。幅広く興味をもって行動してほしい」と猿渡先生

コミュニケーションを学ぶということ

K-PROJECTとは震災後、気仙沼市の仮設商店街の記録を映像や写真で残す活動。安斉さんは月に1度以上、必ず気仙沼市に行き、現地での交流と記録を続けています

猿渡 猿渡研究室に入った理由は何だったの?
安斉 中学生の頃からCMプランナーに憧れていて、猿渡先生の研究室なら一番近いことができると思って志望しました。卒業研究はK-PROJECTという先輩から引き継いだ活動をすることができて、充実しています。
猿渡 学科で思い出深い授業は何だった?
安斉 スピーチコミュニケーションの授業です。70人ぐらいの学生の前で5分間スピーチをする授業だったんですが、最初は緊張して原稿を読むことしかできなくて……。回数を重ねるうちにみんなの顔を見ながら話せるようになり、楽しくなってきました。
猿渡 多人数の前でプレゼンをする機会は、なかなかないからね。貴重な経験だったと思うよ。

安斉 はい。学科では、こういったプレゼンテーションの機会が何度かあったので、就職活動の面接でも、ためらわずに話すことができたと思います。
猿渡 安斉さんは、取材でインタビューをするときに相手の目をしっかり見て話すところがいいなと思っていたんだ。そういうコミュニケーション力は、例えばスピーチコミュニケーションに限らず、ほかの授業でいろいろなことを学ぶうちに、総合力として身についたスキルなんだろうね。
安斉 ありがとうございます。でも実は、学校で学んだことが自分の生活に生きているのか、今はまだ分かっていない部分もあるんです。
猿渡  この学科は、経営とコミュニケーションという分野があり、それぞれ関係ないように感じるかもしれないけれど、幅広く学ぶことの良さは必ずあるんだ。例えば、仕事のスケジュール管理、行程管理とかは、経営学の組織論の影響をすごく受けている分野なんだよ。これから仕事をしていくうちに分かってくると思うよ。
安斉 そうなんですね。経営学も、異文化コミュニケーションも、社会にでてからたくさん活用していきたいと思います。

猿渡研究室にはさまざまな撮影機材や編集機器がそろっており、映画やプロモーションビデオなどの映像作品の制作を行っています

映像づくりを通じて
表現について学びます

映像づくりを通じて
表現について学びます

猿渡研究室

映像表現の可能性やメディアの在り方について考察・研究します。映画やドラマ、プロモーションビデオなどの分析を通して映像表現の手法や技術について学ぶほか、映像作品を自分たちの手で制作し、発表することも可能です。音楽表現を研究する設備なども整っています。

猿渡研究室

猿渡 学 准教授

1989年、東北大学文学部文学科卒業。1991年、東北大学大学院文学研究科国語学国文学日本思想史学専攻修士課程修了。文学修士。専門は映像制作、映像理論、表象文化論。映像に関する研究やワークショップを通して、イメージの世界を表現する。

猿渡研究室ホームページ
http://www.life.tohtech.ac.jp/mc/labo/saruwatari_manabu/index.html

猿渡 学 准教授

一覧に戻る