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内田 美穂 研究室:内田 美穂 先生 × 4年生 柳沼 慶行 さん

工学部 環境エネルギー学科 内田 美穂 研究室  (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:内田 美穂 研究室:内田 美穂 先生 × 4年生 柳沼 慶行 さん

環境中に含まれる化学物質を分析・評価

内田 当研究室は、環境中の化学物質の測定と、分析に関する研究を行っています。具体的には、大気、水、土壌などの環境中の化学物質の種類や量を測定し、そこに含まれる有害物質のリスクに対して、対応策を立てることを目的にしています。今年度は、大気環境と言うことで、屋外や屋内、地下鉄などの大気をサンプリングし、PM2.5や光化学オキシダントのような有害物質の測定を行いました。
柳沼 もともと環境エネルギー学科のエネルギーコースの学生だったのですが、エコロジーコースの内田先生の研究室を選びました。それは、エネルギーを作り利用する側の目で環境を測定し、その評価の基準を知ることも重要ではないかと思ったからです。
内田 今年度は私自身が入院するというアクシデントがあり、学生たちの指導があまりできませんでした。そのような状況の中、柳沼君は自分で計画を作り綿密な測定を行っていましたね。
柳沼 私たちの身の回りには、排気ガスなど有害なものが沢山存在します。しかしそれらはどこでも同じというわけではなく、濃度の薄いところや濃いところなど状況は様々です。ですから、環境を測定し分析し、さらに人々に行動ルートとあわせて考えていくことができれば、健康への負荷を軽減できるのではないかと考えるようになりました。
内田 いま、社会の危機となっている新型コロナウィルス。このような病原体に感染しないためには、どのような場所にいればよいのか? また、環境を作ればよいのか? 環境と人の行動などを測定・分析することで、このような問題への対応策とヒントが見つかるのではないでしょうか。

環境中に含まれる化学物質を
分析・評価

環境中に含まれる化学物質を
分析・評価

内田研究室

大気、水、土壌など環境中にはたくさんの種類の化学物質が含まれています。その化学物質の種類や量を計測し、環境の中に含まれる有害物質のリスクに対して対応策を立てることを目的にしています。

内田研究室

内田 美穂 教授

学位:博士(工学)
研究分野:化学物質の環境分析、環境リスクを評価する手法についての研究
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内田 美穂 教授

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