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曹 淼 研究室:曹 淼 先生 × 針生 晃汰 さん(左)/浅野 起基 さん(右)

工学部 建築学科 曹 淼 研究室  (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:曹 淼 研究室:曹 淼 先生 × 針生 晃汰 さん(左)/浅野 起基 さん(右)

建築╳ICTから生み出す新しい融合技術を研究

浅野 私たちの研究は、「AIを用いたGoogle Street Viewにおける物体検出の検証」ということで、AIを使い地図上にない情報を読み取ることで建築に活かされないか? いうところから始まりました。
針生 具体的には、特定地域の自動販売機をターゲットにし、その検出を行いました。
 彼らの研究は、直接建築に関係しないように見えますが、建築には環境など様々な側面があり、新しい視点やテクノロジーを取り入れることには大きな意味があります。

針生 今回は、自動販売機をターゲットにしましたが、他の研究室と交流したときに、このターゲットを看板に変えたら広告効果などもわかるという意見もありました。
浅野 建築にAIなどを活用することで新しい可能性が広がると思いました。
 研究には2つのパターンがあると思います。1つは明確な目標がありその目標に向かって進む研究と、もう1つ、明確な目標がなくても新しいことにチャレンジする研究で、彼らが行ったのはまさにこの研究です。私の専門は構造分野なのですが、建物の地震対策には建物を丈夫にする耐震、または基礎をやわらかくする免震の2つの方法があります。目標を達成する道は1つではありません。常に新しい道を模索することが大切です。私の研究室では、建築にAIなどのICT技術を取り込み、建築の変革をけん引する技術を実現したいと考えています。

人口知能で構造設計の
新たな可能性を切り拓く

人口知能で構造設計の
新たな可能性を切り拓く

曹研究室

建築に人工知能(AI)を取り込む技術を研究・開発しています。古今東西の知識体系をコンピュータに学習させ、構造設計などの分野に役立てることで作業を効率化し職人不足の問題を解消するだけでなく、これまで人間には実現できなかったことを実現する可能性も秘めています。人工知能の強みと弱点を見極め、課題を克服しながら、新しい技術を今後どう使いこなしていけばいいのかを探ります。

曹研究室

曹 淼 講師

学位:博士(工学)
研究分野:建築×ICTから生み出す新しい融合技術を研究
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曹 淼 講師

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