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工学部 環境エネルギー学科 佐藤研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)
LAB TALK:佐藤篤准教授×4年生 渡邊翔太さん(宮城県白石工業高等学校出身)
興味のある分野を学び、やりがいや楽しみを実感
渡邊 環境のデータ観測やプログラムについて学びたくて佐藤研究室を選んだんですが、興味がある分野を勉強できるのは、やりがいもあるし、楽しいですね。特に、プログラムを一から考える作業が楽しいです。自分で考えて作ったものが動いた時、喜びを感じますね。
レーザー光を環境計測に応用するための研究をしています。プログラムの知識もより深められます
佐藤 そうだね。いかに興味をもって取り組めるかが、学びには大事だよね。興味があれば、わからないことも自分で調べるでしょ。
渡邊 そうですね。大学に入ってから、図書館で調べ物をする回数が増えました。大学の講義以外に、独学でプログラムの勉強もしましたし。特に卒業研究では高度な知識が必要になってきたこともあって、自ら進んで勉強する機会が多くなりましたね。
佐藤 渡邊くんは、プログラムに関してよく理解しているなって感心するよ。渡邊くんが今取り組んでいる研究は、今までも何人かの学生が挑んできたんだけど、なかなかうまくいかなかったんだよね。でも、渡邊くんならできると思ったんだ。
渡邊 ありがとうございます。でも、研究室に入って、実際にプログラムを組むとなると、初めてさわるソフトもあったりして、苦労しました。
佐藤 そうだね。プログラムの知識はあっても、実際に一からプログラムを組める学生はそう多くはいないよ。全体のイメージをつかめないと作れないからね。プログラムを組む時に大事なのは、どれだけ基礎を身に付けているかということ。そして、その基礎知識を使えるようになるには、自分で考えて、手を動かす作業をしないといけないよね。渡邊くんは、その点がしっかり達成できているから安心なんだよね。
プログラムの精度をあげるため、日々努力を重ねます。「卒業研究を通して、使う人を意識して作ることを学びました」と渡邊さん
卒業研究と就職活動から導き出した具体的な将来像
自分の得意分野・専門分野をもつことが、将来の環境分野での活躍につながります。
佐藤 渡邊くんは、大学4年生でグッと成長した気がするな。卒業研究だけではなくて、就職活動も自分を変えたきっかけになったよね。人に伝える力が身に付いたよね。
渡邊 そうですね。面接の回数を重ねるうちに、どうすれば相手にうまく伝わるかを考えるようになりました。自分でも話し方がうまくなったんじゃないかなと思います。
佐藤 しかも、卒業研究で作ったプログラムを見てもらって、ソフトウェアの会社から内定をもらえたわけだし。よかったよね。
渡邊 はい。それはうれしかったです。入社したらプログラマーやシステムエンジニアとしてたくさん学び、将来的にはソフトウェアの開発に携われるようになりたいと思っています。
佐藤 渡邊くんは就職活動をきっかけに、将来や職業について人一倍考えたと思うんだよね。そんなふうに長期的な将来像を描きながら、社会にでてからも頑張っていってほしいな。
研究室は5名。役割を分担し、協力しながら研究に励んでいます
地球環境の観測に役立つ
レーザー光源を研究しています
佐藤研究室
温室効果ガスとして知られる二酸化炭素をはじめ、その吸収源となる植物や生物の分布を調べるために必要なレーザー光源の研究をしています。環境計測用レーザーレーダーシステムの開発など、地球環境の観測に役立つ研究を目指しています。
佐藤篤 准教授
1993年東北工業大学工学部通信工学科卒業。1995年東北工業大学大学院工学研究科修士課程通信工学専攻修了。1999年東北工業大学大学院工学研究科修士課程通信工博士後期課程修了。日本電気株式会社、理化学研究所フォトダイナミクス研究センターを経て、現職。研究分野は、温室効果ガスおよび植生分布を観測するために必要なレーザー光源の研究。
