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小祝慶紀先生×4年生 今野直紀さん(宮城県古川工業高等学校出身)

工学部 環境エネルギー学科 小祝研究室 (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:小祝慶紀先生×4年生 今野直紀さん(宮城県古川工業高等学校出身)

1年次から専門分野の授業が多くて楽しい

今野 情報系の勉強は、知らないことばかりで大変でした。大学に入るまで勉強したことがないプログラミングの授業などが難しくて。でも、新しい分野の勉強がたくさんあるおかげで、自分で能動的に勉強する姿勢がついたと思います。勉強しないと周りについていけないって思って焦ったんです(笑)。

対談の中で冗談を言って今野さんを笑顔にする小祝先生。和やかな雰囲気の研究室です

小祝 情報系の授業は、環境データの分析や統計データを読み込む際に大事なスキルを学ぶ時間。大変だけど、しっかり学んでおくと後から役に立ちますよ。楽しかった授業はありますか?
今野 地球環境問題を学ぶ授業ですね。環境問題を勉強したいと思って入学したので、1年次から専門分野の授業を多く選択できてうれしかったです。環境問題について勉強した上で、経済学から環境を考えるという小祝先生の研究が、今まで学んできた工学的視点とは違うと感じて興味を持ち、この研究室に入りました。経済学を通して、より身近な視点から環境を考えられると思ったんです。
小祝 環境エネルギー学科は「文理融合」を掲げており、私の研究室のような経済や環境に関わる政策など文系の要素がある研究も学べるんです。選択肢の幅があっていいですよね。

めげない強さをもち続けてほしい

研究室全体の活動として気仙沼で復興活動の調査をしています

小祝 今野さんは、やるべきことに対して自分で計画・実行していける力がありますね。就職活動もどんどんチャレンジしていたし。他の学生には、私から働きかけて就職活動をバックアップすることもあるんですが、今野さんはいつの間にか決まっていたなぁ(笑)。
今野 就職活動は早いうちから、業界を情報系に絞って活動していたんです。環境情報で勉強してきたことを生かせると思って。
小祝 今野さんは何事にもめげないところがすごいですね。就職活動ではうまくいかない時期もあったんだろうけど、ぶれない目標をもって、次から次へと行動できる強さを感じました。企業は、経済活動を進める上で、環境を意識しなければならないような時代になってきていると思います。今野さんには企業の中で、環境分野での提案やアピールをして、粘り強く力を発揮していってほしいですね。
今野 頑張ります。仕事に限らず、生活の中でも知識を生かして、環境に配慮した行動をしていきたいですね。

研究室には経済学や社会科学の本が並びます

社会・経済システムから
環境政策を考えています

社会・経済システムから
環境政策を考えています

小祝研究室

持続可能な社会の形成を目指し、経済学や法律学などの社会科学を通して環境政策を考える研究室です。環境問題を解決する政策の実現や、新たな技術開発に向けて研究しています。

小祝研究室

小祝 慶紀 准教授

1988年明治大学法学部卒業。日本道路株式会社、法政大学サステイナビリティ研究教育機構などを経て現職。法政大学大学院社会科学研究科修了。経済学博士。担当科目は、環境・エネルギーセミナー、環境科学総論、環境情報工学概論Ⅰ・Ⅱほか。研究分野は、法と経済学、環境経済学、環境政策学。

小祝 慶紀 准教授

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