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佐藤 飛鳥 研究室:佐藤 飛鳥 先生 × 4年生 浅野 希莉奈 さん

ライフデザイン学部 経営コミュニケーション学科 佐藤 飛鳥 研究室  (教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです)

LAB TALK:佐藤 飛鳥 研究室:佐藤 飛鳥 先生 × 4年生 浅野 希莉奈 さん

先行研究や事前準備の大切さを実感しました

浅野 仙台市にある榴岡天満宮で巫女さんのアルバイトをしていたこともあり、震災後にこの天神さまで始まった「みんなの市」に、もっと人が集まる方法はないものか…と思ったのが研究の始まりでした。先生にこのことを話したら「それはみんながハッピーになるね」といっていただけて。
佐藤 榴岡天満宮という歴史ある天神さまが、地域コミュニティの中心となり、地域活性化に力を発揮することは、そこで育っていく子どもたちにとっても意味があることだと思いました。

浅野 その後、「みんなの市」の実行委員メンバーに期限付きでならせてもらい、集客のアイデアを提案したり、「みんなの市」のポスターをデザインしたりしたのですが、受け入れてもらうまでに時間がかかってしまったのが苦労した点です。
佐藤 地域のことを十分にわかっている方に、新しい取り組みを理解し、実行していただくのは簡単なことではありません。

浅野 最初は口頭で説明していたのですが、書面にしてお渡ししたんです。すると皆さん、その紙にメモをとり、持って帰ってくれるようになりました。これらの経験から、自分の力だけではどうすることもできないことがあるということ、話に耳を傾けていただくには工夫が必要なことを学びました。
佐藤 自分がよいと思ったことでも、価値を共有してもらえるとは限りません。それを実感できたのは、よい経験でしたね。
浅野 はい。先生が指導してくださった、研究テーマに関する書籍や文献を30冊以上読む「先行研究」もためになりました。
佐藤 うまくいくプロセスが、すでに明らかになっているものは、その通りにやった方が効率がいいですからね。
浅野 下調べを含む事前準備の大切さを実感した研究室でした。
佐藤 この経験は、社会に出てからもきっと役立つと思います。

マーケティングの手法を使った
ソリューションを研究する

マーケティングの手法を使った
ソリューションを研究する

佐藤研究室

企業が新商品を開発する際に、学生もアイデアを出しながらマーケティングプロセスを共同で行ったり、顧客が求めるイベントを考えデータを取りながら実践したりと、地域支援という視点でのマーケティングを研究しています。

佐藤研究室

佐藤 飛鳥 准教授

学位:博士(経済学)
研究分野:アメリカ労働市場論、非正規雇用問題、新産業と雇用の創出、マーケティング

佐藤 飛鳥 准教授

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