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※教員の所属・役職及び学生の学部・学科・学年は取材当時のものです。

バーチャルリアリティー(VR)で勉強をより楽しく

VOL.057 グエンヴァンドゥック(情報通信工学科)

バーチャルリアリティー(VR)はコンピュータ上に仮想空間を作り、ヘッドセットやコントローラーを介してユーザーがあたかもその仮想空間にいるかのような状態を作る技術です。VRを活用することで学習者に新しい体験をもたらすことができます。 図1は東北工業大学の学生が開発したVR太陽系図鑑のスクリーンショットです。 このシステムでは、太陽の周りの惑星の動きを高精度で再現したものです。 このシステムにより、学習者は太陽系の太陽や他の惑星を見て、まるで宇宙にいるかのように感じることができます。 このような体験は、従来の教科書ベースの学習方法では不可能です。VR デバイスのコストが低下しているため、提案されたシステムを学校で使用して、生徒のパフォーマンスと理解度を高めることができます。


図 2 は、VRを活用したキャンパス ツアーシステムのスクリーンショットを示しています。八木山キャンパスの各所で撮影したリアルな360度画像とバーチャルリアリティを組み合わせることで、VRヘッドセットを使って自宅からでも東北工業大学を仮想訪問できるシステムです。 VR が提供する没入型体験のおかげで、ユーザーは Web サイトの写真だけを見るよりも、本学についてよりよく理解することができます。 このシステムを拡張して、世界中の有名な場所へのVRベースの遠足を開発することができます。パリやロンドンへの遠足を計画するのは簡単ではないので、これは非常に役に立ちます。

図3:VRオンライン学習システム


図 3 では、VRを活用した没入型遠隔学習システムのアーキテクチャを示しています。リモート学習は、特にコロナ禍の影響で、学校での教育においてますます重要なツールになっています。ただし、主に仮想会議プラットフォームに基づく現在の形態のリモート学習では、共同学習、学生と教員のやり取りなど、さまざまな側面で学生の関与が減少することがわかっています。テレプレゼンスは、ユーザーが実際の場所以外の場所にいるかのように感じることができるため、リモート学習における学生の経験を向上させる優れた可能性を提供します。具体的に、生徒は教える内容により集中できます。教師はより自然な方法で生徒と対話できます。リアルタイムの遠隔学習のための新しいテレプレゼンス ベースのシステムを開発します。提案されたシステムには、次の主要な機能があります。VRヘッドセットでの低遅延、高解像度の 360 度ビデオ (最大 4K) と双方向音声通信により、学生はより優れたテレプレゼンス体験を得ることができます。生徒は簡単に周りを見渡し、教師やクラスメートと実際に会話することができます。生徒の実際の位置をローカルビューで確認できるので、メモ取りや課題などの重要なクラス内活動を簡単に行うことができます。
VRの教育への応用は、まだ初期段階にあります。 新しいネットワークと処理技術の開発により、教育における VR のより多くのアプリケーションが期待できます。

グエンヴァンドゥック 講師

会津大学で学位を取得し、KDDI総合研究所を経て、2021年度より、情報通信工学科の講師としてお世話になっております。主に映像伝達、バーチャルリアリティー(VR)と人工知能(AI)について研究をしています。

グエンヴァンドゥック研究室

VR技術を利用して教育用のコンテンツ・システムを開発したりしています。こちらは研修IでVRアプリを開発している様子です。コンピュータでプログラムを制作してVRヘッドセットで動作を確認します。VR開発は様々なやり方がありますが、基本的WebVRシステムを制作しています。

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