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※教員の所属・役職及び学生の学部・学科・学年は取材当時のものです。

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毎日を楽しみ、感動しましょう。

VOL.050 川島 和浩 (経営コミュニケーション学科)

経営コミュニケーション(MC)学科教授の川島 和浩です。群馬県桐生市出身で、専門領域は会計学(原価計算論・管理会計論・公会計論)です。本学Webサイト「教員リレーエッセイ」における執筆の順番となりましたので、日常生活において考えていること、趣味や特技、これまでの経験談、川島研究室について、お話させていただきます。どうかお付き合いください。なお、私の詳細な経歴等に興味のある方は、researchmap(リサーチマップ)で「川島 和浩」を検索してください。

日常生活において考えていること
皆さんは、コロナ禍ではありますが、毎日を楽しんでいますか。日常生活のできごとに感動していますか。私たちに与えられた一日の24時間を、平凡な時間として過ごすか、有意義な時間として過ごすか、それは私たちの気持ち次第だと思っています。私は何らかの遂行すべき目的意思をもつと楽観的な気持ちになります。反対に、行動すべき目的が見つからないとダラダラと時間を過ごしてしまいます。時にはボーッとして時間を過ごすことも必要だと思いますが、時間がもったいないとも思います。このような場合には、部屋から外に出て、散歩やドライブ旅行などを通じて何か発見ができないかとワクワクしながら探し回ったり、持参するカメラで季節の草花や風景を写真撮影して、その場面や作品に感動をしたりするようにしています。地域の温泉巡りも好きなので、時間を見つけては入浴を楽しんでいます。また、可能な限り、地域の人々との会話や交流を楽しんで記憶に留めるようにしています。

なお、コロナ禍が収束したならば、海外旅行で見聞を広めたいと考えています。冒頭の写真は、家族4人でオーストラリア・シドニーに旅行した際に、ブルーマウンテンズ国立公園で2018年3月30日に撮影した写真です。

さっぽろ雪まつり_大通会場の大雪像(2020年2月9日撮影)

国営みちのく杜の湖畔公園_ポピーまつり(2020年6月13日撮影)

趣味や特技、経験談など
趣味は紅茶を飲むことです。自宅ではコーヒーを飲むこともありますが、大学の教員室(研究室)では20年以上も紅茶を飲んでいます。特に、果実や花の香りのするフレーバーティーがお気に入りで、「ルピシア」というお店で購入しています。北海道苫小牧では札幌駅に出かけたときにまとめ買いをしていましたが、仙台ではエスパル仙台店あるいは仙台長町店がすぐ近くにあるのでとても便利です。現在は、アールグレイ、サクランボ、柚子ショコラ(秋冬限定)を楽しんでいます。

特技や経験談には、次のようなものがあります。まずは料理です。ふわふわオムレツには自信があります。小学生の頃から中学生まで地元のボーイスカウト日本連盟に入団していたことからキャンプメニューなど、簡単にできる料理には興味がありました。高校時代は硬式テニス部に所属しており、高校3年生の最後の春の総体では団体戦で準優勝することができました。ただ、もう20年近く硬式テニスをしていないので身体が動くかどうか心配です。大学時代は東京都葛飾区で新聞奨学生(Y販売店での住込み)をしていました。当時は対人関係の記憶力には絶対の自信を持っていましたが、最近では年々記憶が薄れていくのを感じています。また、自動車の運転免許証を取得してからは、友人や家族とともに、時間を見つけては自動車で日本全国を走破しました。初めての長距離ドライブは夏の北海道で、友人と2人で4泊(車中2泊)かけて全道の主要な場所を見て回りました。大学および大学院時代は、大学連合のサークルとして早稲田大学を活動拠点にしていたロシア語劇団「コンツェルト」に所属していました。今年度で創立51周年を迎えています。発声練習など特訓の成果が現在の授業にも役立っています。

その他としては、スキューバーダイビングの資格(PADI:Cカード)をインドネシアのバリ島で取得し、沖縄・石垣島で20本ほど潜りましたが、もう25年ほど潜っていません。岩手県宮古では小型船舶操縦免許証2級の資格を取得して宮古湾で魚釣りをしましたが、もう23年もモーターボートの操縦をしていません。北海道苫小牧では昨年の夏、久しぶりに乗馬体験ができました。自然豊かな森の小道を60分ほど散策するコースで、馬の温かいぬくもりを感じながら気分が爽快になりました。馬が小道に茂る草を突然に食べ出すのには驚きました。

仙台でもいろいろな地域を見て回り、人々の生活と地域経済を支える企業経営の実態を調査していきたいと考えています。

北海道苫小牧での乗馬体験(2021年8月12日撮影)

川島研究室での学び
川島研究室は、会計学を学ぶ研究室で、長町キャンパス3号館1階にあります。会計学の理論と実務を学び、会計情報の活用方法を考えます。特に、株式会社などの営利組織を対象とした企業会計のしくみを学びます。企業会計は会計情報の提供先の違いにより、財務会計と管理会計に区分されます。会計報告書である有価証券報告書や統合報告書などを取り上げ、会計情報が企業(経営者)を通じてどのように作成されているのか、会計監査によってどのように信頼性が担保されているのか、ステークホルダー(顧客、従業員、サプライヤー、地域社会、株主・債権者・投資家)の利益に配慮した企業行動の成果がどのように情報開示されているのかなどを議論します。このような理解を深めるためには、日商簿記検定試験3級・2級の資格を取得することが近道になります。

会計情報には企業を取り巻くドラマが描き出されており、興味が絶えません。学生の皆さんには、決算書の読み方が正しく理解できるように、その経営分析ができるように指導しています。楽しみながら一緒に勉強しましょう。

川島 和浩 教授

専門は会計学。中小企業における管理会計手法の導入状況を研究しています。最近では、SDGsへの取組みが企業経営にどのような変化をもたらし、管理会計手法にどのような影響を与えているか関心を深めています。

川島研究室

株式会社が公表する有価証券報告書や統合報告書などにもとづいて、企業を取り巻くステークホルダーの利益に配慮した企業行動の成果がどのように情報開示されているかを議論し、その分析方法を指導しています。

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