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宇宙惑星電波研究室:北 元 准教授 × 伊藤 貫太

宇宙惑星電波研究室 (2026年10月発行 広報誌「工大広報 No.323」より)
※教員の役職及び学生の学年は取材当時のものです

LAB TALK:北 元 准教授 × 伊藤 貫太 さん

宇宙望遠鏡「ひさき」から届く膨大な観測データと対峙し
研究を大成させるための意欲を。

伊藤さん 1年生の時、北先生が担当されている物理学の講義を受けました。歳差運動について熱心に説明されていたのが印象に残っています。
北先生 実際に自転車のタイヤを使って実演しましたね。学生のみなさんの食いつきも良かったように覚えています。
伊藤さん でも当時は、宇宙科学にそれほど興味はありませんでした。
北先生 この分野に興味を持ったきっかけは何ですか。
伊藤さん 3年生になって研究室を選ぶ際、大学のWebサイトなどで北先生が取り組んでいる分野を知り、面白そうだと感じました。
北先生 本課程では、成績上位者は希望の研究室へ優先的に配属される制度がありますが、伊藤さんは最初に来てくれましたね。ストレートに「この研究室に入りたいです!」と訴えかけられた時は、本当にうれしかったです。
伊藤さん それまで天体の観察や宇宙科学の勉強もあまりしてこなかったので、この研究室に配属されて一から学んでいった感じです。
北先生 今年博士課程に進んで、JAXAが打ち上げた惑星分光観測衛星「ひさき」が受信した木星の衛星イオに関するデータの解析に取り組んでもらっていますね。
伊藤さん はい、膨大な観測データに解析プログラムのフィルタをかけて、どんな現象がいつ起こっているかを考察していますが、まだまだという感じです…。
北先生 学部生の時、衛星で唯一大気と磁場を持つガニメデの研究にも取り組んでいましたね。イオは、また環境が違っているので、より知識と理解を深める必要があると思いますよ。
伊藤さん 簡単に結果が得られるとは思っていませんが、先は長そうです…。
北先生 学部4年生で取り組んだ研究テーマが、私から見てもハードだったと思うので、伊藤さんならきっと研究を完成させると期待しています。
伊藤さん はい、頑張ります!
北先生 伊藤さんには、この研究室の後輩たちの指導にも熱心に当たってくれていますよね。
伊藤さん 私自身、まだまだ勉強しなければいけないことがたくさんあって、力不足を感じています…。
北先生 基礎的な知識はしっかり身に付いていますし、この研究室に入ってから一生懸命勉強している姿を見ているので、このままいけば大丈夫だと思っています。
伊藤さん ありがとうございます!

電磁波測定から惑星環境を調べる

電磁波測定から惑星環境を調べる

宇宙惑星電波研究室

電波は情報通信技術の中で重要な役割を果たしていますが、自然界にも、オーロラや雷、太陽表面の爆発など、電波を放出する現象が数多く存在します。また、太陽系の外にある銀河や惑星からも、電波が放射されています。これらの電波は電波望遠鏡と呼ばれる,大型のアンテナで観測することができ、惑星大気や磁場,周囲のプラズマの状態を解析するための重要な手段となっています。将来的には、宇宙でおきる災害の予防などにも広く役立つことが期待されています。本研究室では電磁波計測を通して、惑星で起こる諸現象や太陽が惑星環境に及ぼす影響の解明を目指しています。

宇宙惑星電波研究室

北 元 准教授

学  位:博士(理学)
研究分野:電磁波計測・宇宙惑星科学
◆研究室・紹介ページ

北 元 准教授

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